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【COOインタビュー】中小・ベンチャー企業が、 デジタル×データ活用で事業成長できる環境が当たり前の世界になるように。COOは、富山からリモートワークで働くデータのスペシャリスト。

アンドデジタル株式会社は、デジタル・データを活用し、中小・ベンチャー企業向けにマーケティングと営業領域のDX支援をしています。

新卒で入社し、8年目でグループ会社のCOOに就任した堀川工望さんにインタビュー。子供の誕生を機に、地元の富山県に拠点を移し、COOとして中小・ベンチャー企業のDX支援を行っている堀川。地方への想いと会社に対する熱意の両側面を通し、これからのDX市場に求められるものや将来性ついて伺いました。


■プロフィール
堀川 工望(Kobo Horikawa)
1991年富山県生まれ。2016年ソウルドアウト株式会社に入社。SEM・SNS・フィード広告の運用部門を経験。2019年にデジタルオペレーションセンター四万十のセンター長に就任。並行してアンドデジタルのデータインテグレーション事業(以下、DI事業)の立ち上げを担う。2021年にアンドデジタル株式会社に出向後、デジタルオペレーション本部長に就任。2023年4月よりアンドデジタル株式会社取締役COOに就任。


求められる能力と得意を掛け合わせ、強みを発揮

ーーー本日はよろしくお願いいたします。なぜ新卒でソウルドアウトグループ(以下、SOG)への入社を選ばれたのでしょう?

最初は新卒で富山に戻ろうと考えました。しかし、自らの好奇心を掻き立てられる企業に出会えず断念しました。将来的に自分で会社を起こしたり、地元の父の会社を継いだりなど様々な可能性を考慮して、ビジネスの知識を身に付けられ、楽しめる企業で働きたい。その考えのもと、ベンチャー企業を主軸に就活を再開しました。そのときに出会ったのがSOGです。将来的に地元に戻りたい私にとって、地方の支援をしているSOGは魅力的に映りました。いざ面接を受け、個性に溢れるパワフルな方々の話を聞き、さらに面白さを感じましたね。正直、当時は仕事内容にピンとは来ていなかったものの、「楽しそうだな」という直感を信じ、SOGへの入社を決めました。

ーーー入社後の堀川さんはデータの扱いに長け、今ではスペシャリストとして活躍していると伺いました。なぜデータに注力するようになったのでしょうか?

どんな人にも営業力だったりコミュニケーション力だったり、得意な領域があると思います。私の場合は学生時代が理系の学部だったため、そこで培ってきたスキルがあり、それを活かそうと考えました。周りのメンバーのバランスと相対的に見て、データ分析が得意だったことも理由の一つです。もし周りにデータが得意な人たちばかりで、コミュニケーションが苦手なメンバーが集まっていたら、私は営業に注力していたかもしれません。組織の中で必要なスキルと、自分の能力が掛け合わさって生まれる強みを伸ばしたいと考えました。

ニーズ×自身の経験で本当に必要とされるサービスを

ーーーでは次にサービスについて伺いたいと思います。DI事業はどういった経緯で立ち上がったのでしょうか?

もともと「事業を立ち上げよう!」と始まったわけではなく、自社の業務改善のために作った仕組みがサービス化されたんです。

当時、広告事業の一環としてレポートを作っていたとき、顧客管理や目標管理のためのデータが散乱していて、単純な作業に時間を取られることに頭を悩ませていました。対策として、エクセルデータをクラウドで管理したり、最新のデータを常に表示できるようにしたりと、様々な提案を上長にしていました。その改善案を前社長が聞きつけ、「事業化しよう!」という言葉が、カシカ事業のきっかけです。私自身は全く事業化するつもりはなかったのですが(笑)。いざ事業化してみて、お客様の悩みを技術的に解決し、前進する支援をすることにやりがいを感じるようになりました。

ーーーご自分の経験も活かされているのですね。そんな堀川さんがCOOに就任されてから大切にされている想いはありますか?

メンバーには、自分の得意なことを活かし会社で活躍する感覚を持ってほしいと常々思っています。その体制作りはCOOとしてかなり意識しています。苦手を克服することも大切ですが、得意を伸ばす楽しさを感じてほしいですね。組織全体がハイパフォーマンスを発揮するには、個人個人が得意を活かせる配置にすること。COOとしてメンバーのポディションを考える立場となり、個人の得意分野の把握に注力するようになりました。

とはいえ、現在は富山からリモートでのやりとりが多いですし、悩むこともたくさんあります。オフラインでの会話はリアルタイムで届かないですし、リモート会議では温度差を感じることも。ただそのおかげで、程よい距離を保ちながら各人の動きを確認しています。近すぎず遠すぎず、良い意味で客観的に仕事の成果を評価することができています。




日本の元気は中小・ベンチャー企業の活性化から

ーーーリモートで働きながらもCOOとしてメンバーの得意領域を観察する工夫をされているんですね。では次に、業界やアンドデジタルの将来性について伺いたいと思います。

DI事業のサービスを通じてご支援している企業様からは、嬉しいことに肯定的な声を多くいただきます。つまり、中小・ベンチャー企業様にはDXに関する悩みやニーズがあるということです。AIはデータがないと使えません。現在の中小・ベンチャー企業は、そもそもデータがなかったり正しく整理されていなかったりといった状態がほとんどです。そのためのサービスを導入し、データを扱える状態を生み出すことが最初の大きな一歩です。AIの普及により失われる仕事が増えると言われる中で、DX市場はまだまだ需要の高い業界だと考えています。

大手向けのDX支援を行う企業が多い中で、中小・ベンチャー企業のDX支援をしている企業は少ない状況です。アンドデジタルは新たな市場を開拓するリーディングカンパニーだと思います。まだだれも参入していないからこそ、弊社にとってもチャンスは大きいでしょう。

ーーー中小・ベンチャー企業を支援する意味合いはどういったところに強く感じていますか?

特に、地方の中小・ベンチャー企業が元気になることは、日本全域の活性化につながると信じています。都心部と比べると、地方には若者が魅力的だと感じる仕事が少なく、故郷を離れ就職している方が多い状態です。結果的に、地方の中小企業が存続できなくなり、国力の低下につながっています。中小企業でも気軽にデータが使えるようになれば、売上を伸ばす企業が増えるとともに、地方に若者が増え、より一層日本の活力が湧くはずです。今の日本は、全国的に中小・ベンチャー企業の活性化が不可欠。その一助を担うことができることにやりがいを感じます。

データ分析のプロとして知識と人格を磨き続ける

ーーー地方の中小・ベンチャー企業が元気になることが日本全体の活性化につながるんですね。では、堀川さんの今後の目標はなんでしょうか。

会社をもっと大きくし、支援できるお客様を増やしたいです。SOGの中でも、特にアンドデジタルはまだまだ伸びしろがあります。今後はサービスをもっと整えていく必要もありますし、お客様それぞれにコミットした課題解決に注力していくべきと考えています。デジタルデータに苦手意識を持っている中小・ベンチャー企業が少しでもなくなり、生産性が向上することを目指します。

メンバーにも、技術やスキルの向上には貪欲でいてほしいと思います。データ分析は単にデータを見れば良いわけではなく、背景や可能性を読み解く必要があります。そのためには好奇心と向上心を持ち、自分たちが提供しているサービスの知識をプロとして身に付けて欲しいです。

中小・ベンチャー企業支援の難しさはありますが、アイディアや工夫、知恵を絞って皆で楽しみながら成長したいです。中小・ベンチャー企業が、 デジタル×データ活用で事業成長できる環境が当たり前の世界になるよう、この市場を牽引していきたいと思います。



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