Innovation とCreativeの風が流れる心地良い街「青山」
- わたしたちはなぜここに居るのか?
クリエイティブパーソンの集積地
わたしたちのオフィスがある青山。あなたは「青山」という地名からどんなイメージが浮かびますか?
ファッション業界では「旗艦店を青山に置いてブランドの世界観を発信し、そこから地方へ展開していく」ことが勝ちパターンとされています。やはりファッションの街というイメージを持つ方が一番多いかもしれません。でも青山には他にも様々な業界でクリエイティブパーソンの集積地として知られています。例えばこんな業界でも・・
美容
ファッション企業が多い⇒ファッションモデル事務所が集まる⇒コスメ、ビューティの仕事が集まる、ということで美容室の数が最も多い街でもあります。
ウエディング
美容と同じく特に女性に良いイメージがあるので、結婚式場やウエディング、パーティ産業の集積地でもあります。
フラワー
その大きな需要に合わせて有名フラワーショップ、フラワーデザイナーのオフィスが集まっています。
デザイン事務所
個性的なショップ、ブランド旗艦店などが集まるせいか、建築、インテリア、プロダクトデザイン事務所の集積地でもあります。個人デザイナーさんにとっては特に「渋谷区神宮前」という住所は特別な意味を持ち、そこでオフィスをかまえることが一流の証と言われているそうです。
スタートアップ企業の街
表参道、外苑前・青山1丁目、神宮前、明治神宮前(原宿)など徒歩10分圏内にも関わらずそれぞれ他と違う雰囲気、カルチャーを持つゾーンの集合体、青山。
銀座線、半蔵門線、千代田線が乗り入れ、渋谷、六本木などへリサーチに行くにも大変便利です。そんな都心の割には比較的面積の小さなオフィスビルが多いので、個人事務所やスタートアップ企業がオフィスを借りやすい街でもあります。小規模地権者が多く、渋谷、新宿、丸の内などのような大きな再開発がされにくいといった事情が、かえってクリエイティブなスタートアップ企業が借りやすい環境にもなっているのです。また、こうした内装にもこだわったおしゃれなオフィスに、そのまま次に借りるデザイン系の企業が居抜きで入居するといったエコシステムが上手く機能しているのも青山の特徴です。
最先端、またはユニークで個性的なファッションの方々が多く歩いているので、私はどんな服装の方を見ても驚かなくなりました。(笑)例えば男性がスカートを履いていても違和感はありません。実際数年前にそうしたファッションが流行りスカート男子をちらほら見かけました。平日の日中に都心でこれほど背広姿の割合が少ない地域を私は他に知りません。イノベーション、クリエイティブ発想で勝負しようとするマインドと情熱。わたしはこうした空気を、ここを歩いているだけで感じます。
イノベーティブな空気
私が青山に流れるこの独特な空気を深く知ったのは、青山学院大学在学中でした。福井県生まれの私にとってはカルチャーショックでもありました。(笑)今は解体されてしまいましたが黒川紀章設計の「青山ベルコモンズ」がわたしたちオフィスの隣にありました。ファッションビルの元祖として1976年に建ったベルコモンズ。ちょうどそのころの時代です。立ち並ぶお店やオフィスは当時とだいぶ変わりましたが、そのイノベーティブなエネルギーが満ちた良い空気はずっと変わっていないと思います。それは地域の方々、企業、消費者の方々すべてが長年愛着を持って育ててきた文化と言えるのではないでしょうか。イノベーション、クリエイティブ、個性への情熱。わたしたちにとっても最も大切なマインドがここには漂っています。あなたもここで働き始めるときっとすぐ気付くでしょう。発想は自由な方が良いんだ。既成概念を解き放つと気持ちが良いんだ、ということを。
季節を身近に感じる街
青山の居心地の良い空気感にもう一役買っているのが、季節を身近に感じることが出来ることかなと思います。春になれば息を飲むほど美しい桜並木が1.7km続く青山墓地周辺をお昼時に散策し、秋には神宮外苑の銀杏並木の圧倒的な景観を愛でる。冬には美しく瞬くイルミネーションがそこかしこに・・都心にあってこれほど自然が豊かでまた季節感豊かな街も貴重じゃないかと思います。こちらについてはまた別の機会にご紹介できればと思います。