※この記事は、台湾の知名教育雑誌である「親子天下」にて、AmazingTalkerと弊社CEOが紹介された記事を翻訳しています。
趙傑平(Abner)、日本でのボクサー経験を持つ彼は妻と一緒にAmazingTalkerオンライン外国語指導プラットフォームを共同起業し、起業家となりました。彼は競争の激しいオンライン外国語教育市場で、ユーザーと外国人教師のニーズを把握し、驚くべきスピードで損益分岐点の目標を達成させました。起業から3年後成長し続け、現在では24万人のユーザーを誇る大型オンライン外国語学習プラットフォームを運営しています。
★台湾の教育雑誌「親子天下」に教育ベンチャートップ20として選出された「AmazingTalker」
外国語を学びたい生徒はたくさんいる反面、それがうまく行かない理由がたくさんあります。マンツーマンレッスンの値段は高く、塾のレッスンスケジュールに合わせるのもなかなか難しいことです。また、カリキュラムの内容を個々人のニーズに合わせることも難しく、多くのお金が必要です。多くの場合、大金をはたいてレッスン券などを購入したり長期クラスを受講しますが、さまざまな理由で途中で諦めることも多々あります。「安くて、かつ親近感があり、語学を習得しやすいモデルがあれば、より多くの人がそれを使って学習し、自身の競争力を高めることができるのではないだろうか?」かつてとある英語教育機関でスーパーセールスマンとして働いていたAbnerは、さまざまな可能性に挑戦してみることにしました。 2016年、彼は1対1の言語指導プラットフォームであるAmazingTalkerを設立しました。「私たちは学習者のためのパーソナルトレーナーになりたい」、そんな思いがAmazingTalkerには込められています。
AmazingTalkerのプラットフォームには60以上の言語と2,000人を超える講師が在籍しています。生徒ユーザーたちは、学習ニーズ、補助言語、予算、国に応じて、講師を選択できます。講師のプロフィールを閲覧後、選択した講師と連絡を取り、予約を取ります。短期コースからスピーチコンテストの準備まで、生徒は自分の目的に応じて講師を選択できます。Zoomを開くだけで、携帯電話またはコンピューターでレッスンを受けることができます。ほとんどのプラットフォームとの最大差異点は、AmazingTalkerは、レッスン数の柔軟性に長けている点です。学習者の要求を柔軟に満たすために、予約を拘束せずにレッスンを購入できます。
★講師と生徒の両方が自律性を取り戻す
国立台湾大学EMBAの李 吉仁教授は、英語学習市場は非常に競争が激しく、他の人にはできないプラットフォームの価値をどのように生み出すかを考える必要があると話します。この点に関し、Abner氏は、C2Cモデルのオンラインプラットフォームにおいて多くの場合雇用されていることがほとんどでした。講師自身へ開かれた選択肢は多くなく、声や権利もとても控えめでした。しかし、AmazingTalkerでは、講師と生徒に自律性を託しています。これは、台湾のオンライン外国語学習業界には多くの影響をもたらしました。
「私たちはほとんどの利益を講師に提供しています。つまりAmazingTalkerプラットフォームの評判のためではなく、彼らの仕事のために働いているのです。」Abnerは、「AmazingTalkerの講師は、レッスンや教材、さらにはレッスンの価格を、講師経験と専攻に基づいて講師自身が設定できます。講師は高い自律性と比較的大きな責任を持っています。もちろん、教えることに対する学生の賞賛や批判は、星やコメントの形で講師に直接還元されます。」と話します。 「最初に講師のケアを十分に行い、お金を稼ぐことができるように育てます。いい先生が増えることは、生徒の増加にも繋がります。」
現在、24万人以上の生徒がプラットフォームを利用しています。また、彼らの殆どは、口コミと検索エンジンによる検索からの利用です。 「GA検索のキーワードトラフィックを見ました。AmazingTalkerはほぼ一位を記録しています。とても嬉しいです。」Abner氏は、起業家としての成果を振り返ります。
しかし、彼の起業の道は決して楽なものではありませんでした。 18歳の時、彼はボクシングに夢中になり、必死にお金を節約しながら僅かな貯金を抱え、日本のボクシングジムに飛び込みました。ボクシングで、チャンピオンになるという夢を叶えたいと思っていました。しかし、怪我でボクシングへの道が途絶えてしましました。ただ彼は後悔せず「少なくともやってみた」と思ったそうです。台湾に帰国後は、サラリーマンになりたくなく、起業を決意。彼は、eコマースやプロのコーチングなどのテーマを試しましたが、テクノロジーが不足していたため、開発とサービスの速度が十分ではありませんでした。どちらのベンチャーも失敗に終わりましたが、アスリートの精神は彼を落胆させませんでした。そして、彼は再び起業を決意しました。
★サービスの強さで話す
Abner氏は、元々東南アジア市場を対象とたプラットフォームを構想しており、中国語を教えることに重点を置いていると述べていました。しかし、その計画では、教師と学生のマッチングはスムーズではありませんでした。その後、彼は慣れ親しんだ市場に戻ることを決めたのでした。そう、 「台湾」に…。台湾における英語教育を目標市場とすることで、言語学習における台湾人の要求にマッチすることができました。現在AmazingTalkerの主な収益は、台湾と香港からのものであり、焦点は徐々に米国とスペイン語圏市場に移ってきています。
Abner氏は、過去の経験から強さが勝利の鍵であることを理解し、より多くのユーザーを引き付けるためにサービスを改善する方法を考え続けています。 「ボクシングの世界は拳で話している。人とうまく調和しているが、パンチは非常に弱い。そんな人を連れて行くボクシングジムはないだろう。」強さが勝利の鍵であると考える彼は、常に会社が目標を達成するために必要な資源をつかみ、メンバーたちが気を散らさないようにします。
Abner氏は、常にAmazingTalkerのチームメンバーを再編成し、同じ船のすべてのパートナーが協力できるように心がけています。新入社員へのインタビューでは、従業員の「夢」や「自己期待」を最も重視し、「なぜこの会社で働きたいのか?」「 2、3年で達成したい目標は何か?」、「どんな人になりたいか?」を徹底的に聞くことにしています。 彼は、「これが不明確であるほど、混乱状態に陥ります。」と話します。
事業の失敗から立ち上がった彼は、自身の大胆な試みを可能にした根本的な力は家族だと話します。「母親は、幼い頃から制限したり、勉強を強要したりすることが一度もなかったので、興味のあることを積極的にやってみることに慣れている。試してみると、壁にぶつかる時期があります。その結果に耐えなければなりません。これは私がビジネスを始めることに役立ちました。危険に遭遇したときはいつでも、私が最初にすることはあきらめることではなく、どうすればよいかを考え、解決することです。」
今年上半期、新型コロナの大流行の影響で成長は鈍化したものの、今後も様々な挑戦に挑戦していき、香港、米国、日本、マレーシアの市場開拓が同時に進んでいます。 それぞれの難しい問題と真っ直ぐに戦う準備は、日々進んでいます。