上半期の最終日、2024年6月28日(金)の夕方より天王洲のオフィスにて、「MOST VIVID PEOPLE AWARD」が開催されました! 入社2年めの若手を中心とした事務局メンバーが、先輩の力もお借りしつつ、どんな内容にしようかと頭を悩ませながらも、本当にビビッドな舞台を準備してくださったおかげで、当日はあいにくの雨にもかかわらず、多くの社員が集まり、AWARDは大いに盛り上がりました。
MVP AWARD開催に至る舞台裏から当日の様子を数回に渡りお送りいたします。
Vol.3>> 開催への道。自分が持っている色を出しまくれ! 各賞への思い
「MVP AWARD」のコンセプト作りなど、企画全体のプランニングを担当している神田美咲さん(Sales/Sales&Produce第1局/Planning Sec.)と徐維廷さん(Sales/Sales&Produce第1局/Planning Sec.)が登場に、「MVP AWARD」事務局メンバーの山田絢太さん(Sales/Sales&Produce第4局/Business Sec.3)さんが、お話を伺いました。
■「自分らしさを前に出す」ことから考えた
山田絢太さん(以下、山田):まずは、岩本さんが事務局に参加した理由を教えてください。
岩本菫花さん(以下、岩本):昨年からのアマナの厳しい状況を見ていて、このタイミングでの実施は社内の不満を煽ることになるのではないかと最初は思ったのですが、代表取締役の金子剛章さんの思いを伺って、むしろ今だからこそ社員のモチベーションが上がるきっかけになるのではないか、勤続10年になる私の経験や考えが役立てられるのでは、と思いました。 もう1つ理由があって、事務局メンバーは勤続2年めの皆さんが主体ですが、彼らの新人研修の事務局を担当していました。なので、彼らが会社の大事なイベントに携わるなら応援しなくては、と。
山田:藤本さんは、なぜ参加したんですか?
藤本紫音さん(以下、藤本):1年めは先輩について動いていましたが、どうしてもアシスタントとして仕事を進めなくてはなりません。本企画では自分が事務局であることから主体的に動いていきますし、今までと違う新しいことを勉強できると思い、貴重な機会を大切にしようと考えました。
岩本:前向きな気持ち、いいですよね。
藤本:ありがとうございます!
山田:今回はいろいろな賞が設定されていますが、どんな思いで各賞を作っていったのでしょうか?
岩本:自分はプロデューサー職なので、売上や生産性など数字に関わる目線での検討が多かったのですが、プランナーの徐維廷さん(Sales/Sales&Produce第1局/Planning Sec.)と神田美咲さん(Sales/Sales&Produce第1局/Planning Sec.)が「なぜそれが必要なのか」とイベントそのものを定義づけてくれて、さらに情緒的な要素が加わったおかげで、各賞にコンセプトに基づく意味を持たせることができました。 アマナの皆さんはいいものを生み出しているし、人自体も魅力的なのに、そのことを手を挙げて自ら発言する人が本当に少ない。そんな奥ゆかしいとも取れる人たちに「ビビッド」というキーワードを使うことで「自分らしさを前に出そう」というメッセージを重要なポイントとして組み込みました。このような、今まで出せなかったことを出すというコンセプトがあるから、切り口をベースに賞を応募してもらうという今回の賞の仕組みを作ることができたかと思います。
■自分の名前を売るチャンス!
山田:賞の概要や評価基準をあえてアバウトにしたのは、どんな理由があるのでしょうか?
岩本:コンセプトにもある通り、自分の色を出してもらうことが大事なので、アピール力を発揮してもらえたら、と思いました。条件をガチガチに決めてしまうとそれに合ったものだけが評価されることになってしまう。なので、あえて(評価基準や概要を)アバウトにすることで思いがけない案件に出会いたいし、私たちが知らないだけでいい案件や人はたくさんあるはずです。
山田:大きく分けて「PROJECT AWARD」と「PEOPLE AWARD」、その中に複数の賞がありますが、特に注目している賞はどれですか?
岩本:1つ1つに愛着はありますが、いちばん注目しているのはやはり年間で選ぶ「MOST VIVID PEOPLE賞」。まさに今回の「MVP AWARD」を象徴している賞で、どれだけ自分の色を出せたかをプレゼンしてアマナのみんなが選ぶという、今までのアマナにはなかったやり方で選ばれます。
山田:プレゼン要素を入れたのが、今回のいちばんの注目ですよね。
岩本:そうですね、「MVP AWARD」で自発的に発表することで、「あの人と一緒に仕事をしたい」「あの人に負けないように自分もがんばりたい」と見ている人もモチベーションが上がるような機会にしたいです。 もう1つ、注目しているのは「ノンカテゴライズ賞」。カテゴリーの枠にハマらず、私たちが考え付きもしないけど評価されるべき人が絶対にいるはずで、あえて自由記述にしました。新しいチャレンジなので、ここはぜひ応募していただきたいです! あと、若い人たちを知ってもらう機会にもなるかなということで、「新人賞」も設けました。プロデューサーでもクリエイターでも職種に限らず、自分の名前を売るチャンス。藤本さんはどうとらえていますか?
藤本:私も含めて、若手だと自分の色を出す機会があまりないので、「MVP AWARD」で自分をアピールすることで若手ならではの考えやアイデアを知ってもらい、先輩たちの固定観念を良い方にくずれさせられるかもしれないと思います。私にとっても、自分が案件に入ることで生まれるメリットを見つけることができるかもしれません。
岩本:「自分が入ることのメリット」っていい気づきですよね。若手なら誰でもいいとかではなくて、その人が入ってくれるとよりいい仕事になるからお願いしたい、になるといい。それはみんなに知ってもらいたいその人の"色”ですね。
藤本:私はムービーチームで、コンテやカンプを実現するためにチームメンバーと動くことがメインの業務です。なので、「MVP AWARD」では事務局として企画から考えているので、新鮮な気持ちです。他のメンバーはAPとしてクライアントさんとのミーティングを何度もこなしているせいか視点も違うし、同期だけじゃなくて先輩との関わり方も勉強になっています。
岩本:私は入社してから5年間、代理店マーケットを担当していて、当時はADからあがってきた絵をどうやってクリエイティブジャンプさせるかを重要視していました。もちろんそこにやりがいを感じていましたが、色んなビジュアルを制作する上で、この絵がどうやって作られたのか、どんな課題があったのかという企画の根本がわかると絵の見方も変わることに気づいたんです。 プランニングを知るとクリエイティブの理解度が変わるわけで、今回も徐さんや神田さんが解像度を上げてくれたことで気づいたことが多くて。PMだからムービーだけやらなくてはいけないということではなくて、やりたいことはどんどん手を挙げていいし、「MVP AWARD」がそのきっかけになるならやってよかったです。2年めの皆さんがこの企画を通して成長していると感じているし、なんなら事務局メンバーがMVPに応募してもいいと思います(笑)。
■アマナにいることの意義につながるイベントに
山田:「自分の色を出す」ということに加えて「アマナらしさ」も考えて賞の内容を検討したわけですが、岩本さんが考える「アマナらしさ」とは何でしょうか。
岩本:アマナのいいところは「人」。それぞれをリスペクトし合って仕事をしています。その「らしさ」を賞に反映させたのは、賞に選ばれることでその人を知ってもらって、またそこにコミュニケーションが生まれると考えたから。人と人とのコミュニケーションが広がることでいいクリエイティブにつながるのが「アマナらしさ」で、賞に選ばれる人を見つけてほしいし、そうやって人と人がつながるのが「MVP AWARD」のもう1つの目的です。
山田:「MVP AWARD」を通して、どんな影響があったらいいなと思いますか。
岩本:「トヨタの看板がなくても外で勝負できるプロを目指せ。それでもトヨタで働きたいと心から思ってもらえる作り上げていく」という、トヨタ自動車の豊田章男社長(2019年当時)の言葉が本当にそうだなと思って。アマナは魅力的な人が多くて、そういう人たちがあえてアマナにいたくなる気持ちを醸成するのが、今回のイベントで大事。「あの人と仕事をしたい」と新しいコミュニケーションや新しい価値が生まれることで、会社としての魅力が増していくのが、理想のゴールです。
藤本:人の循環も含めて、これからも「MVP AWARD」を続いていけたらうれしいです。
岩本:そうですね、単発のイベントで終わらせないで、これがアマナとしての文化になるよう継続するといいですね。
山田:最後に応募期間中の今、エントリーに向けてメッセージをお願いします。
岩本:「MVP AWARD」は自分の価値を伝えるチャンスですから、応募お待ちしています。皆さん、自分の色を出してくださいね!
vol.4「開催当日。自分らしさに従った良いパフォーマンスをたたえ合い、私たちしか生み出せない価値を祝うAWARD、始まる!」に続きます!
<次回8/7配信予定>
撮影:西浦乃安(Creative/Photography Dept./Ono Sec.)