vol1.に続き、2021年9月にライブ配信した「アマナのシゴト WEBディレクター篇」より、デジタル領域で活躍するディレクター3名のパネルディスカッションを一部抜粋してお送りします!
■アマナの魅力とは
上原:二つ目のテーマ「アマナの魅力」について聞いていきたいと思います。入社前と後で変化はありましたか?
児玉:入社したのはかれこれ10年以上前になりますが、はじめはデザイナー職入社からスタートし、キャリアチェンジでディレクターになりました。もともとデザイン、写真、ビジュアルが好きな人間なので、そこがアマナ入社の動機になったのも大きいですね。思い返すと、アマナが本社を置く天王洲アイルはアートの街を掲げているのでアートフェスやイベント、カフェ、劇場もあって、ここで触れるもの見るものなど、他の街にはない場の魅力があると思います。
上原:確かにアマナのファシリティに魅力を感じていただくことも多いですよね。
児玉:そうですね。もう一つありまして、それはアマナという会社や人の根本にある美意識です。ビジュアルや写真、オフィスやファシリティー、アートイベントで地域活性化をお手伝いする事業など、やっていることの根本にある美意識、そういった感性が豊かなところに共感しています。2019年に長野県御代田町で行われたフォトフェスティバルは展示方法がユニークで、屋内外で五感による体験がうまく体現されていたと思います。社員として優れたアートに触れられることも魅力ですね。
上原:私たち社員もほぼ全員、御代田町に行ってアート作品に触れましたよね。
続いて寺西さんはいかがですか。
寺西:私はIT系のメーカーから来ていますが、3年前の転職活動時の軸に「アート&サイエンス」を掲げていました。クリエイティブだけや、テクノロジーだけに振り切った会社ではなく、二足の草鞋でやっていける会社がこれから最強になると思っていて、まさにアマナの価値観にフィットしました。
上原:実際に入ってみてどうですか。
寺西:個人的に一番予想外だったのは、アマナはドメスティックな企業というイメージがありましたが、グローバルな仕事ができていることです。先ほど紹介した某BtoB企業の事例も裏側にアメリアのコンテンツマーケティングサービス(NewsCred)が入っているなど、いろいろなパートナーと組んだり、必要に応じて海外のサービスを活用したりしているのが業界的には珍しいと思います。コロナ前はアメリカのチームを招いて共同でイベントや勉強会を開催していました。
上原:入社後の印象はだいぶ変わったんですね。
寺西:すごく良い方向に変わりました。アマナの領域はここまでだろうと想像していた部分もあったので、プロジェクトに必要な機能は外からでも持ってくるという柔軟な企業姿勢に良いギャップを感じました。
藤岡さんは、ギャップありましたか。
藤岡:会社の規模が大きいにも関わらず案件共有が日々行われていることですかね。
僕は、お客さまの中に入って与件を作るところからやっていきたいという希望と思いを持って転職活動をしていました。アマナの名前は知っていましたがフォトのイメージが強い一方で、総合力についても事前に聞いていました。大きなクライアントがあることしかり、アマナ社内はもちろん外部にもネットワークが豊富なところがすごく印象的でした。
上原:クライアントや外部パートナーとの関係性は実際にはどうですか。
藤岡:ディレクターは船団の先頭に立って大海原を駆け巡るイメージを持っています。それをするためには、外部の方や社内のクリエイター・プロデューサーと一緒に、お客様を乗せてゴールに辿り着くためにどうしたらいいかをみんなで会話しながらゴールに向かうつもりで日々取り組んでいますね。
上原:なるほど。そこが難しい気もするのですが、藤岡さんなりのこだわりや意識していることはありますか。
藤岡:一つのことに没入してしまうと間口が広げられないことは往々にしてあるので、大きなプロジェクトになればなるほど、いかに俯瞰して物事を見られるかが大事だと思います。自分の意見を主張しすぎず、相手の意見を聞きながら対話することを心がけています。
上原:俯瞰してみるというキーワードは、児玉さんの事例でも同じではないでしょうか。
児玉:そうですね。先ほどの事例のデジタルショールームには実際の建築家がプロジェクトに関わっていて、デジタル上でも本物さながらのショールームの設計をしたというエピソードもあります。他にも多数のパートナーと一緒にやっていて、そこでディレクターに求められるのはやはり鳥の目で見ることですね。こうやってUI/UXを目指すところに持っていけるのは、ディレクターの醍醐味であるし、こだわりのポイントですね。
上原:寺西さんのこだわりポイントはありますか。
寺西:二人が言ったことがすべてで、一人よがりにならないこと。チーム戦の会社なので毎日が体育祭の準備みたいな感じですが、そこが鍛えられるポイントでもありますね。
vol.3「自己実現の場、アマナで今後やってみたいこと」に続きます!
撮影:高橋直也(amana)