5つの部で構成されるアマナのICT部門の中で、情報システム部は主に基幹システムの運用・保守・開発を担当。アマナグループの社員約1000名の業務課題をITで解決することでアマナの事業推進に貢献しています。マネジャーの古舘さんに、アマナの情シスの領域、特徴、目指していることなどを聞きました。
情報システム部の役割を教えてください
主にバックオフィス向けの基幹システムの運用・保守・開発を担っています。具体的には、社内手続きのワークフロー(電子申請)、人事・会計システムなどを管理しています。
部の理念は、攻めと守りの情シス。常に新しいIT技術にアンテナを張り、それが当社の業務に適合するかを試して業務のデジタル化を推進する力となる一方で、基幹システムを預かる立場として費用対効果の高いシステム対応を行うことも必要です。会社の事業規模やスピードを鑑みて適切なIT投資をしていく、攻めと守りのバランスを重視しています。
近年、便利なアプリやツールがたくさん出ています。情シスでは、これらのテクノロジーと社内システムを連携させるプロジェクトを多数手がけてきました。
例えば、現場で利用しているビジネスチャットツールを社内ワークフローシステムに連携して承認の通知を送る仕組み作り。AI連携による問い合わせチャットボット導入。経理部門で維持管理が困難になりつつあった既存データベ―スをBIツールに置き換え。経営層向けにはシステム各所に散らばる情報をデータウェアハウスに一元管理して見える化。タレントマネジメントシステムと人事システムの連携。経費精算と会計システムの連携など。
新たなテクノロジーをいかにして社内システムに繋げて導入するか、諦めることなくチャレンジし続けています。
アマナならではの特徴はありますか?
ICT部門内で役割分担があることが一つの特徴です。同規模の企業では情シスの管理範囲であることが多いインフラ、ハードウェア、PCのセットアップ、ユーザーサポートの一次受けは他部署が行っているので、分業体制がないところと比べてシステムの問題や課題に注力しやすいと思います。
また、ユーザー(社員)が近いところにいるのでお互い遠慮なく話せますし、上流工程でユーザーの業務課題に向き合えます。私が当社を選んだ理由でもありますが、アマナはクリエイターやプロデューサーなどの専門職が集結するクリエイティブカンパニーです。情シスがITで彼らの仕事を補完することでプロフェッショナル同士がリスペクトし合い、シナジーを生む関係がすごくいい。ビジュアルコンテンツなどの華やかなアウトプットを創り出すプロフェッショナルは魅力的ですし、そんな彼らの縁の下の力持ちになれることは私にとってのモチベーションです。
働く環境はどうですか?
芝浦に拠点がありますが、現在は全員がほぼフルリモートです。メンバーは、社内SEや情シス、エンジニアの経験を持つ社員が4名、外部のSEが20~30名で、システムの特性ごとにチームを作って業務にあたり、社員が各チームのリーダーを務めています。月一度の部署全体のオンラインミーティングで業務連絡だけでなく、お題を共有して雑談もしています。外部のセミナーやイベントには積極的に参加したり、外部で登壇する人もいます。それぞれが集めた情報は必要に応じて勉強会を開くなど、社内で共有しています。
情報システム部の目指すところは?
ビジョンは、フットワーク軽く。あれもこれもできる重いシステムでは新しいことをやろうとした時に身動きが取れなくなります。シンプルで軽い基幹システムをいくつか持ち、新しいものが出てきた時はXaaSを活用して新しいアーキテクチャで繋いでいくのが理想。接続先を切り替えるだけの状態が望ましいですね。
マインドとしては、失敗を恐れずにチャレンジする情シスでありたいです。アマナ自体が新しいIT技術を全く恐れていないので、我々が新しいツールやアプリを次々試して、人事、会計、基幹システムと接続していくことで、どこにも存在しない新しいサービスが提供できると考えています。
アマナで働くことに興味をお持ちの方へ
特定のプログラミング言語に特化したエキスパートよりも、IT全般の色々な知識を浅くでもいいので知っているゼネラリストがアマナの情シスには適していると思います。また、チームで動いてプロジェクトを推進し、時にはユーザーと難しい交渉をする場面もあるのでリーダーシップを張れることも大切です。変化の多い会社なので、それを楽しめる方、ITでアマナの事業を成長させるため、攻めと守りのバランスを一緒に悩み考えてくれる方に参画してもらえたら嬉しいですね。
撮影:大久保歩(amana)
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