Cloud Pointer
Cloud Pointer(クラウドポインター)は、Azure、クラウドネイティブ、C#、サーバーレスを駆使し、社会課題を解決するAzure総合支援サービスです。請求代行サービスをはじめ、Azureプロフェッショナルによるシステム構築、最適なアーキテクチャをご提供いたします。
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Microsoftのde:code 2016で衝撃を受けた僕らは何をどう変えていったかというと、
Viewを使わずにAPIでのデータ提供をやり始めたんですね。
ここで初めてオルターブース的なマイクロサービスに近づいてきたわけです。
まだこの当時はマイクロサービスという言葉もそんなに一般的ではなかったですけど、
僕ら的にここで初めてマイクロサービスにアプローチしていった感じです。
でもAPIって言ってもめちゃくちゃ奥深いじゃないですか。
そこを僕らも理解して学習しなくちゃいけないから、 API部分をどんどん学習していく仕組みを作っていきました。
その中で出来たのが疎結合で全てを繋ごうという仕組みです。
とりあえず色んなツールを使ってみて、その中で自分たちの最適解を見つけて、疎結合で内部の構造を作ろうと。
そんなの当たり前だよって言うかもしれないですけど、僕らにとってそこが新鮮だったし、
それが僕らのマイクロサービスの第一歩だった。
この時のインフラ全体像は最終的にこういう形で落ち着きました。
これ面白いですよね。
AWSとAzureのハイブリット、マルチクラウド構造です。
これも狙ってやったわけじゃなくて、こうなってしまったって言った方がいいかもしれない。
ただこれは今ではだいぶ形が変わってきてますけどね。
ある意味マルチクラウドの運用を僕らも初めてやってみたんです。
その上でノウハウもたまってきたし、こういう風にした方がいいよっていうアイデアも出てきたから、
色んなサービスを組んでいったわけですね。
今で言うとTwelve-Factor Appがあるんですけど、それを僕らなりの解釈でいろいろ設計していきました。
そうやってだんだんと少しずつオルターブースの文化が出来上がってきたんです。
僕らがアプリケーションだったり、インフラも含めてクラウドネイティブ化しましょうって言ってるのは、
僕らの失敗を皆さんに共有したいからなんです。
僕らはあらゆる失敗をしてきて、その失敗を乗り越える上で必要だったサービス機能がクラウドネイティブに集約されているわけです。
だから同じような失敗をしている方には僕らのノウハウを提供できるんじゃないかって。
そのノウハウを提供するために僕らは
というサービス名でコンサルティングをずっとやっているわけです。
ただコンサルティングは皆さんご存知の通り、高いんですよ。
自分が言うのもあれですけど、やっぱり高いんです
それはしょうがないんですよね。
僕らの知的財産を皆さんに共有するということですし、
僕ら自身がそこに対してすごく真剣に本気で自分たちの能力を高めているわけですから、
やっぱり安くはできないんですよ。
でもこのサービスを使いたい人って別にお金持ってる人だけじゃない。
いろんな人がいるわけですよね。
そこで僕らノウハウをウェブでなんとか提供できないか、SaaSで提供できないかから始まったのが
っていうサービスなんですね。
今回伝えたかったのはオルターブースという技術志向の塊みたいな会社が
どうやって今の形になっていったかという経緯です。
受託でも失敗を重ねて重ねて、重ねまくって、自分たちがもうこれ以上無理だと、もうお手上げだと、
その状態でde:code 2016に行って、バーっと衝撃を受けて、変わっていった。
パラダイムシフトっていう言葉もよく使いますけど、
自分たちにとって大きな変革ってあるじゃないですか。
それがすごい大きな壁だったりリスクだったりするかもしれないんですけど、
やっぱりそれをどうしても乗り越えたい、頑張ってそこをやらなくちゃいけないんだっていう時に、
僕らが何かしらのきっかけを作れるんじゃないかなと思ってます。
ちょっと穿った見方をしてもしょうがないんですけど、
今のご時世、なかなか外にも出れないじゃないですか。
だからこそ今は変革に集中して自分たちの文化を育てた方がいいし、
僕らも何か新しい発見のためにどんどんチャレンジしていこうと思っている次第です。
特に受託開発をやってる人たちは、何かのきっかけで変わろうとする時はガラッと変えた方がいいですよ。
そういったご相談がもしあればぜひうちのMLBお兄さん(松村 @tsubakimoto_s)に言って頂ければと思います。
ちょっと今回は真面目過ぎたんで、すみません。
来週はもうちょっと面白い話しようかなと思います。
(終)
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☆本記事は2020年3月23日に行われたライブ配信をもとに再構成しています
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