1
/
5

ネクスト・グリーを経て起業。そしてアカツキに売却。様々な事業を経て一番やりたかったこと。それは「良い組織を作ること」だった〜アルファアーキテクト代表岩城のインタビュー。


プロフィール

代表取締役CEO 岩城功(いわき・いさお)

1983年生まれ、山形大学工学部卒業。2006年オール電化の訪問販売を行う企業に新卒入社。その後、2007年株式会社ネクスト(以下、ネクスト)にてHOME‘S事業本部賃貸事業部に従事し、北海道や東北、北陸地方の新規開拓や大手賃貸不動産会社などを担当する。よりキャリアを広げたく、2010年よりグリー株式会社(以下、グリー)に入社し、広告事業本部にてメディアレップ向き営業として新人賞受賞。その後GREE Platformのオープン化に伴い、新規ゲーム会社の開拓、既存ゲーム会社のコンサルティングを行う事業部へ異動となる。2013年よりゲームコンサルティングやスマートフォンゲームの企画・開発・運営を事業内容とする株式会社アイトレンタ(以下、アイトレンタ)を設立し、代表取締役に就任。その際メインクライアントであった株式会社アカツキ(以下、アカツキ)に会社を売却をし、子会社化。その後、アルファアーキテクト株式会社(以下、アルファアーキテクト) ファウンダーである西田(現会長)に誘われ、動画広告市場への成長性に魅力を感じ、代表取締役に就任。

ゆくゆくはマネジメントができる会社にいきたい。そう思い、HOME‘Sを運営するネクストでチームリーダーへ。

2006年新卒で入社をした会社は、オール電化の訪問販売を行う企業でした。いわゆる超実力主義で、1日300件ほどの電話営業や飛び込み営業を行なっていました。そこでは最短で支店長になることが出来、結局1年2ヶ月で退職。その理由は10年後を見据えた時にずっとこの営業活動を行なっているイメージが湧かなかったこと。そして、ゆくゆくはマネジメントができる会社に行きたいという理由でした。

その後、転職をしたのが、HOME‘Sを運営しているネクストでした。そこでは、まず1年目は主に不動産会社向けの営業をし、新規獲得・新規開拓のチームに配属。2年目からは関東以外の東日本エリアのチームリーダーに昇格をしました。特に北海道内の大手不動産開拓をメインに担当していたのですが、0件だった掲載店舗数に対し、30件まで掲載店舗数を増やす事が出来ました。3年目からは東京都内のチームリーダーを任されることになりました。

グリーでは新人賞獲得。GREE Platformのオープン化に伴うコンサルティング営業を行う。

ネクストでも順調にキャリアアップをしていたものの、クライアントの職種が主に不動産企業と限定されていたことや自分自身のキャリアをよりクライアントのために何ができるかを考えるコンサルティング要素を入れた営業スタイルを作っていきたいと思い、当時、上場して間もないのGREEに入社をしました。

正直なところ、上場したタイミングであることと、テレビでGREEが特集されていたり、オフィスが六本木ヒルズで羨ましいなという思いで、一社だけ受けて運よく受かりました(笑)

グリーでは、初めは広告事業本部でメディアレップ向けの営業を行なっていました。売上を伸ばしたことはもちろん、従来から行われていたバルク発注での値引きなども根本から見直し、チームの効率化などを行なった事が評価され、入社して3ヶ月未満の人を対象に送られる新人賞を受賞しました。それを機にマーケティング事業本部へ異動。そこでは、GREE Platformのオープン化に伴い、新規ゲーム会社の開拓、既存ゲーム会社のコンサルティングを行いました。

20代のうちに大きなチャレンジをしたい。そう思いゲーム事業を行うアイトレンタを設立。

グリーに入社当初、350名ほどの規模だったのですが、2年ほどで急拡大をし2,000名ほどの規模になりました。規模が大きくなると個人のやりがいなどがだんだん薄れて来ることを感じたこと、また、プライベートの理由で、離婚をしたので身軽になり(笑)20代のうちに大きなチャレンジをしたいと思い、自身の会社であるアイトレンタを設立しました。

エンジニア・ディレクター・デザイナーなど、10人ほどの社員を抱え、ゲーム事業におけるコンサルティングや、中国の会社と共にゲーム開発を行ったり、他社で運用中のゲームのセカンダリーを請け負ったりしました。

そのような中、出てきた子会社化の話。

それが、コンサルティングでメインクライアントでもあったアカツキです。

メインクライアントへの売却。そこからアルファアーキテクトへ参画するきっかけに。

アカツキにアイトレンタを売却した後、今後のキャリアをどうしていくかを日々漠然と考えていました。

充電期間も1年程あったので、「何がしたいか」を考えに考えることがありました。その結果、一番に出たことが、「良い組織を作りたい」という思いでした。

今まで幅広く色々な事業にチャレンジをしてきましたが、人が働く上で根幹にある「良い組織」を作りたい。かつ1回目の転職をした際に強く思った「マネジメント」をしたいという思いを次のステップで達成したいということを感じました。

それは、職種ごとに縦割りで、役割や役職ごとにお互いに意見がいいずらい環境であることや若手がなかなか活躍しずらい環境を無くすことでした。

そのような中、一番良くしてくれたのが、アルファアーキテクトのファウンダーである西田でした。


2020年には2900億円を超えると言われている動画事業で再出発。アルファアーキテクトの代表取締役に参画。

2016年当時は、動画広告事業は600億円と言われていましたが、2018年には1800億円、2020年には2900億円を超えると予測されていました。テレビ以外に動画広告が今後新たなチャネルになっていくことが想像できます。

西田より、「この市場に一緒にチャレンジをしないか」と、声をかけてもらったことがアルファアーキテクトに参画する1番のきっかけでした。

併せて参画を決めた理由としては、この伸び代が確実にある市場にチャレンジをしない理由はないことと、さらに自社サービスを活用することにより柔軟性のあるビジネスができること、そして何より、また良い組織を一から作っていけることへの可能性を感じたことでした。

自社アドネットワーク「VeleT」を活用したブランドリフト調査で案件数・クライアント数ともに2倍に

2018年度より2019年度にかけて、案件数・クライアント数が共に2倍になり順調に成長しています。

クライアントに「VeleT」を活用いただいているメリットとしては、

・動画制作チームもあるため、制作→配信→運用を一気通貫で可能

・視聴秒数に応じたリタゲ運用などを行い、効果・効率を最大化している

・動画広告を評価するためのKPIをクライアントごとに変えていくことができる

だと考えています。

これらの柔軟性のあることは、独立資本かつ、自社プロダクトであるからこそできることだと思います。

さらに、私たちは、売り切りスタイルの営業ではなく、クライアントの課題解決をするために「VeleT」を活用するコンサルタントとしての役割を目指していますし、メンバーにもそうあって欲しいと考えています。

2022年にIPOを目指す。そのために売上拡大と共に、組織の強化が必須。特にエンジニア組織の拡大に注力していく。

私たちは2022年にIPOを目指し、2019年・2020年と準備期間に入っていきます。

そのために、売上拡大はもちろん、組織の強化が何よりも必須です。

先ほど述べたように、売上については2019年度は、昨対比2倍の予測が立っています。

が、そのためには組織の強化つまり、営業・エンジニア・制作・バックオフィスの採用を全方位的に進めていく必要があります。今までは、売上拡大を目指し営業を中心に採用を進めてきたのですが、2019年・2020年においては、エンジニア組織の拡大に注力し、営業・制作・運用部隊とともにより自社内でスピーディーに動いていけるための組織を作っていきたいと考えています。

ゼロ→イチでエンジニア組織を作る。組織も福利厚生も働く環境もこれから入るエンジニアと一緒に作っていきたい。

現在、アルファアーキテクトにはエンジニア組織がありません。グループ会社であるWano株式会社の3名のエンジニアチームに開発を依頼しているため、まずはエンジニア組織をゼロ→イチで作っていくことが急務です。

アイトレンタで初めてエンジニア組織を作ってきた際にも実践してきたことなのですが、私の役割は、各職種が円滑にプロダクトが進められるように橋渡しをすることだと思っています。会社として目指すべきゴールは掲げますがそこに向かう過程については各チームごとに権限を委譲し任せるようにしています。ですので、これから新しく作るエンジニア組織においてもそのようにしていきたいと思っています。

また、開発目線でサービスのブラッシュアップができるような組織を作りたいと思っています。過去の経験より、営業とエンジニアが意見を通し合えず結局サービスがブラッシュアップされず、不満がたまり、誰も幸せにならないという苦い思い出もあったからです。。

つまり、売上優先を目指す営業目線だけの組織や、エンジニアだからコードを書いていたら良いという組織は作るつもりはなく、職種を超えて、意見を言い合える環境を作っていきたいと考えています。

先日、全社員での合宿を行い、コーポレートバリューである、「AAWay」を決めました。このように全職種横断で意見を言い合い、コーポレート全体の組織を作っていく仕組みもエンジニア発信でも良いと思うんです。

また、福利厚生や働く環境面についても、これから入ってくるエンジニアの方々と共に作っていきたいですね。

例えば、フレックス制の導入・椅子やディスプレイは好きなものを選んで会社負担、研修費用や技術書も会社負担(メール申請のみでOK)といった基本的な制度はもちろん、エンジニア目線でどういう制度があったらモチベーション高く働いていけるかということも一緒に考えていくことに、モチベーションを感じる方と一緒に働きたいなと思います。

動画広告市場でまだ見ぬ新たな正解や事例を作っていきたい。そんな挑戦者求む。

アルファアーキテクトは平均年齢27才。2017年度より、新卒メンバーも毎年4-5名ほど入社をしている比較的若い組織です。だからこそ知識より向上心やチャレンジする姿勢を受け入れ、組織を作っていく・育てていく文化を大事にしていると思っています。

かつ、動画広告市場はまだまだ新しい市場です。そこに対して新たな正解や事例を切り開いていく挑戦者を応援していきたいと思っています。

そして、最終的には弊社で働いているメンバーはもちろん、卒業や起業をしたメンバー全員から「アルファアーキテクトで働けて、キャリアを積めてよかったな。良い組織だったな」と言ってもらえることが何よりの目標だなと心から思っています。


VPoE候補
全社員30名の裁量ある環境!エンジニア組織の立ち上げをしたいVPoE募集
私たちアルファアーキテクト株式会社は、「Keep Architecting of “Future” 」=「アーキテクト(設計者)であり続ける」ことをビジョンに掲げ、動画広告プラットフォーム『VeleT(ベレット)』、広告・マーケティング施策をAIで支援するクラウドサービス『Adaup(アダップ)』を運営しています。 動画広告プラットフォーム『VeleT(ベレット)』 今まで不明瞭だった動画広告の流入を可視化し、クリエイティブ制作・開発・分析・コンサルティングを一気通貫で行い効率的・効果的なマーケティング活動を実現することができます。 広告・マーケティング施策AI支援ウドサービス『Adaup(アダップ)』 AIモデルによる「クリエイティブ・出稿・CRM」の各分析と広告出稿データ(アクチュアル)の管理をワンストップで提供するクラウドサービスです。 メンバー構成は、事業売却・起業を経験した代表をはじめとし、30名程度の組織で構成されています。
アルファアーキテクト株式会社
アルファアーキテクト株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
13 いいね!
13 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

藤坂 嘉乃さんにいいねを伝えよう
藤坂 嘉乃さんや会社があなたに興味を持つかも