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100で終わったのではダメ。101以上の価値が提供できなければ、お客様の喜びは得られないんです。

「声なき声への提案こそが技術者としての存在価値だ」と語る、オールスマートの取締役・伴 久英にインタビューをしました!


ー伴さんが仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?


お客さまの要望を100とすると、それに対して101以上のものを提供するにはどうしたら良いか。そういつも考えています。たとえわずかでも要望以上の付加価値の付けどころをつねに探します。なぜそうするかというと、自分のなかで「100を超えた部分のみが評価対象だ」という根本的な仕事観があるから。

そこで大事なのは、いま自分が携わっているシステムがユーザーにどういうメリットがあるのか、どんなビジネスモデルなのかを理解すること。「何がお客さまにとっての101以上か」は、それによって変わりますから。あくまで、私たちの仕事はシステムによるお客さまの課題解決。エンジニアのエゴで作っても、それがお客さまにとっての付加価値になっていなければ意味がない。それが仕事の大原則です。



ーなるほど。そう思うようになったきっかけや、それを大切にしている理由はありますか?


うちの会社はそれまで通信関係のコアな業務を専門にしていたので、私もWeb開発は未経験だったんです。「できるのか?」という不安と、「やれるはず!」という自信との葛藤を抱えながらの挑戦でした。プロジェクトがスタートすると、進捗会議では理解が遅い私だけが怒られる日々が続きました。精神的に辛かったですね。

ただ、お客さまに対する責任がありますから、このままで終わるわけにはいかない。落ち込む暇もなく、誰よりも勉強し、試行錯誤を重ねていきました。

そして、構築が完了して、いざテスト工程に入ったときのこと。プログラムが動いたのが、なんと私だけだったんです。そのとき他のエンジニアは、そもそもテスト工程で動くところまでを目標としていなかった。Web業界では、「テストで不具合を指摘されてから改善し、最終的に動くようにすればいい」というアプローチが一般的だったようなんです。結果的に、私は求められている以上のことをすでに目標に置いていた。それからは、お客さまの私に対する評価もガラリと変わりました。

自分が100と思っていたことは、周りにとってはすでに101以上のものだった。それ以来、「要望以上の価値を提供すること」を、自分にとっての「当たり前の基準」にし続けたいと考えるようになりました。



ー素敵ですね!それでは最後に、伴さんはITエンジニアとして走り続ける先にどんなゴールがあると思いますか?


機械はうそをつかない。きちんと作ればきちんと動いてくれます。そうやって自分の構想がカタチになったときにはやっぱりうれしい。自分の手掛けたプロダクトが世の中に出て社会に貢献していることが分かるとちょっとは誇らしいし、最高に楽しいですよ。

でも、エンジニアとしての成長を考えたとき、それはきっとゴールはない。自分のゴールが見えるときって、きっと自分の技術の進歩が止まった時なんだと思います。技術の進歩に際限がない以上、自分の成長にもゴールなんてないんです。技術の進化を追いかける楽しさをこれからも感じながら、エンジニアとして求め得る最高の技術領域に挑戦し続けたいですね。

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