シェア畑 | 手ぶらで行けるサポート付き貸し農園・体験農園
手ぶらで行ける、サポート付の畑のレンタルサービス(貸し農園)です。首都圏中心に122ヶ所展開!農園には経験豊富なアドバイザー在籍で、初心者でも安心!お世話サポートもあるので月1〜2回来園も可能です!無農薬の新鮮な野菜を自分で育てることができます!
https://www.sharebatake.com/
サポート付き貸し農園「シェア畑」や、農業求人サービス「あぐりナビ」など、様々な農業ビジネスを展開するアグリメディアの社員インタビュー。
今回はシェア畑の農園マネージャー大原悠莉子さんにお話をお伺いしました。 大原さんはシェア畑の農園マネージャーと、郊外のコテージ付きシェア畑「畑住処(はたすみか)」の担当(事業開発部)を兼任されています。
ーー大原さんが担当されている「シェア畑」について教えてください!
アグリメディアの農地活用事業としてサービス化したのが、初心者でも楽しめるサポート付貸し農園「シェア畑」です。シェア畑では、あらゆる種苗・資材・農具などが揃っているので、初心者の方でも手ぶらで楽しむことができます。また各シェア畑には、経験豊富な菜園アドバイザーが勤務しているため、農作業に関する質問や専門的な問題まで相談することも可能です。
ーー大原さんはどのようなお仕事を担当しているのでしょうか?
現在私は、シェア畑の農園マネージャーと、郊外のコテージ付きシェア畑「畑住処(はたすみか)」の担当(事業開発部)を兼任させていただいています。
シェア畑は地域ごとに担当が分かれており、私は川崎エリアと南船橋、有明エリアを担当していて合計7つの農園を管理しています。農園マネージャーの主な仕事としては菜園アドバイザーのシフト管理やマネージメント、利用を検討されているお客様の見学ご案内、ご契約獲得に向けた施策案検など、シェア畑を多くのお客様に利用していただき満足していただくための業務を幅広く担当しています。また、巡回で実際に畑に出ることも多く、作業を手伝ったりもしますよ!
ーー実際に農作業もされるんですね!
そうなんです!菜園アドバイザーと密にコミュニケーションをとっていくのが重要なポジションなので、1日で複数の農園を回ったり、少なくとも週の半分はシェア畑に足を運んでいます。
現在私が担当している農園に、オープン当初から長く働いてくださっている松下さんという菜園アドバイザーがいらっしゃるんです。松下さんは利用者さん向けに有機栽培講座など、オリジナルの講習会を自主的に開催してくださっていてレジェンドみたいな方なんですよ。
ーー自主的にそんなことまでしてくださるんですか!
そうなんです!一緒に作業することもあるので、松下さんからは社会人としての心構えみたいなものを教えていただきながら、時々怒られつつ働いています。笑
ーー菜園アドバイザーとの距離の近さもやりがいになりそうですね
菜園アドバイザーの仕事は利用者さんからクレームをいただいてしまう時もありますが、基本的には感謝してもらえることが多いので、菜園アドバイザーのみなさんから「こんなにありがとうって言われる仕事始めてだよ」と言っていただくこともあってやりがいに感じますね。
ーー兼任されている「畑住処(はたすみか)」はどのようなサービスですか?
現在は、既存の「シェア畑」だけでなく、新たなサービスモデルや周辺事業を開発する部門を兼任しています。その中で企画しているサービスの1つである、郊外のコテージ付きシェア畑「畑住処(はたすみか)」は、農のある暮らしを楽しみたい人向けの滞在型農園として誕生しました。
自由に野菜を栽培できる自分専用の畑に加え、宿泊もできるコテージがついており、好きなタイミングで訪問し、野菜づくりを楽しめます。シェア畑と同じこちらにも菜園アドバイザーがいるので、いつでも相談することができます。都心部と郊外で農のある二拠点生活をしたい方に利用していただいています。
現在の主な仕事内容としては、来年4月に増設が決まっているので新しく利用を検討されているお客様にお申し込みいただくため、オンライン説明会を実施したり現地の見学対応などを担当しています。
ーー農業分野に興味を持ったきっかけを教えてください
実家が神奈川県の秦野市にあり、私が小学生の頃は畑だった場所が駐車場になってしまったり家が立ったりと、身近な場所でも変化を感じていました。もちろんそれ自体が悪いことではないのですが、畑は畑として残せる場所は残せたら良いのにと感じていました。
また私は動物応用化学科という学科出身なのですが、牧場実習があり乳牛の搾乳を経験させていただく機会がありました。恥ずかしながら自分が普段食べてるものや飲んでいる牛乳が作られている過程について、そしてそこに関わる人たちのことを初めて意識した経験でした。
ーー大原さんは大学院卒業後、アグリメディアに入社されたと伺いました。入社された経緯を教えていただけますか?
実は大学院在学中から、自分自身が進む方向性に迷いを持っていました。学科の同級生たちは研究職や開発職、動物園の飼育員になった人もいます。私の学科で研究していた内容というのは基礎研究と言われるもので、例えば新しい発見ができたとしても、その先いつ世の中の人たちの役に立つのかわからないような、先があまり見えないものだったんです。
仕事にするのであれば、もう少し今を生きている人に向けたサービスに携わりたいと思って、アグリメディアを知り入社させていただくことになりました。
ーー今のお仕事でやりがいを感じるポイントはありますか?
シェア畑の農園マネージャーは利用者さんと直接関わることもできますし、様子を伺うこともできるポジションなので、利用者さんの生のご意見をもらうことができて、すぐに自分の農園で改善することができます。課題に対するフットワークの軽さというのは、自分の裁量で業務を動かしていきたい方には向いていると思いますね。
ーー印象に残ってるエピソードがあれば教えてください
実はコロナ禍になって、シェア畑の利用者さんが増えたんです。シェア畑は家の近くで楽しむものなので、どこにも出かけられないからちょっとシェア畑を借りてみようか、という方が増えたのが要因だと思います。
その頃とても印象に残っているエピソードがあって。離れて暮らす娘さんとお母さんがシェア畑を2人の集合場所として利用してくださっていました。「コロナ禍もあってなかなか一緒にご飯を食べる機会も減ってしまって、一緒に作業できるのがすごく嬉しいんです」と仰ってくださって、とても嬉しかったですね。
シェア畑は野菜作りの機会を提供しているサービスでもあるんですが、”繋がりの場”としての価値提供もできているんだなと実感しました。
ーー最後にメッセージをお願いします!
アグリメディア内ではどの職種にも共通するのですが、シェア畑の農園マネージャーも異業種から転職されてきた方が多いです。農業の経験がないとダメなのかなとか、専門の領域を勉強してないといけないのかな、とか思われがちだと思うのですが、そんなことはなくて。農業に少なからず興味があれば教えてくれる環境はあります!
また社内メンバーだけではなく、菜園アドバイザーとして働いてくださってるメンバーも人生経験豊富な方がたくさんいらっしゃる環境で仕事ができるので、さまざまなことを吸収できると思います!
ーーありがとうございました!