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バリューを体現しマネージャーに挑戦~成長や変化を実感できる環境づくり~

2015年にWeb系企業からアグリメディアへ転職、シェア畑を中心に携わってきた長瀬。スタッフのなかでも社歴が長く、会社のいろいろな変化を経験しています。2021年4月には、30代でマネージャーに就任し、新たな一歩を踏み出しました。

「シェア畑」に共感して入社。会社も自分もたくさん変化

―最初にアグリメディアに転職したきっかけは何でしたか?

学生時代からNGOや国際協力に興味があり、前職の会社を選んだのも、その会社がECでフェアトレードやサスティナブルな商品を扱っていたことがきっかけでした。ただ、働くうちに、国際協力やコミュニティ作り、また農業分野に関わりたい気持ちが募り、転職活動を行いました。

アグリメディアを知ったのは、シェア畑がきっかけです。耕作放棄地を貸し農園にするだけでなく、仕事をリタイアした方がアドバイザーとして活躍されているのを見て、そういった形で雇用を生み出すことに興味を惹かれました。また、面接を受けるなかで、今後の成長の幅が大きく、自由に動けそうな会社だと感じたことが決め手になりました。


―仕事をするなかで、特にどのようなときに楽しさや嬉しさを感じますか?

シェア畑で、利用者さんが楽しそうな様子を見るのが嬉しいです。「農家さんってこんなことをしてるんだ、めっちゃ大変じゃん」という声を聞いたときは、それが利用者さんに伝わっていることも嬉しかったです。また、農園に勤務しているアドバイザーが、「リタイアしてやることがないと思っていたけれど、自分の趣味が人の役に立っていて嬉しい」と言ってくださるのも嬉しいですね。

―逆に、大変だと感じるところはありますか?

農薬を使わない畑では虫が発生しやすく、一度、農園を一時閉鎖して対処しなければならないことがありました。畑は、この時期までにこれを植えなければならないという時間との戦いもあり、体力的に大変だったのに加え、楽しみにしていた利用者さんへの申し訳なさもあり、辛かったです。ただ、一緒に乗り切ったアドバイザーとは、当時を振り返って、本当に頑張ったよねとよく話をします。


―アグリメディアにはどんなスタッフが多い印象ですか?

明るくて、食・野菜・暮らし方に興味があって、プライベートを楽しんでいる人が多い印象です。ただ、正直にいうと、入社したときは3日目くらいで辞めたくなったんです。当時は社内環境がものすごくアナログで、Web系の企業にいた感覚からするとあり得ないことが多すぎて。

でも、会社がどんどん変わっていきましたし、私自身も周りの人への伝え方を調整できるようになったと思います。私はシェア畑というサービスに惹かれて入社しましたが、周りには農業界に対して熱い気持ちを持っている人もとても多くて、そういう人たちからの刺激も受けています。

マネージャーに就任。みんなが成長を実感できる環境に


―マネージャーの打診があったときの心境は?

実はマネージャーにならないかという話があったとき、一度断ったんです。最初は、何の冗談を言っているんだろうくらいの感じでした。私がマネージャーになっても皆がついて来ないと思いましたし、正直、自分は責任に対するストレス耐性が低いと思っていました。

ただ、数カ月後にまた打診されて悩んでいた時に、会社のバリューの1つである「挑戦」というワードを思い出しました。この打診を受けることが私にとって「挑戦」を体現することだと思い、頑張ろうと決めました。私がマネージャーとして働きやすいように、上司がメンバーに話をしてフォローしてくれていたようにも思います。

―どんな組織にしていきたいですか?

一緒に仕事をしているメンバーが、自分の成長やその変化を実感できるような職場環境にしていきたいと思っています。成長が実感できないと、日々がルーティン化し、惰性になり、仕事が楽しくなくなってしまいます。人それぞれ成長のペースや希望は違いますが、それを踏まえて、少しずつでも変わっていけるようにしたいです。


―事業としてはどのような方向性を考えていますか?

シェア畑のサービスに関しては、ビジネスと倫理観のバランスをとりながら、皆がより今を楽しめるサービスに改善を重ねていきたいです。バランスというのは、たとえば、利用者さんから「もっとアドバイザーさんに農園にいてほしい」という意見があったときに、ご意見はよく分かるのですが、希望通りに人を配置すると人件費がかかりすぎるので、サービスとして成り立つ範囲で、利用者さんの希望にどこまで応じるかということです。

難しいことですが、いろいろな人の意見を聞きながら、自分の倫理観を信じながら、改善していこうと思います。数字の話も考えるし、利用者さんの目線でも考える。このあたりは、学生のころに学んだ、ビジネスと社会貢献のバランスをどうとるかという考え方が役立っています。このことは、自分にとってずっとテーマだと感じます。

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