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【卒業生インタビュー vol.2】~親元就農した中野さんの場合~

今回は、株式会社アグリゲート 代表の左今(さこん)がアグリゲート元社員の中野(なかの)さんへインタビューをしました!

中野さんがどういった思いで入社され、アグリゲートでどのような経験を経て、今の仕事にどう活かせているのかなどを詳しくお伺いしていこうと思います!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーープロフィールーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前  中野 浩汰 (なかの こうた) 

  • 2013年法政大学経済学部卒業後、山梨県にあるメーカーに就職。
  • 実家は祖父の代から続く、山梨県勝沼町のぶどう農家。
  • 山梨で新卒で就職した時には、家業を継ぐかはまだ迷っていたが、徐々に決意を固め、将来に向けて2019年にアグリゲート入社。
  • 製造、販売事業部も経て、仕入卸事業部バイヤーに。市場仕入と産直仕入を行い、地域活性事業としての唐津市コラボも担当。

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■アグリゲートを選んだ理由

左今「本格的に農業やりたいな~と思った時にいろんな選択肢がある中で、なぜアグリゲートに入ろうと思ったの?」

中野「青果の業界がわからなすぎたので、青果業界の事を学びたいというのが念頭にあったのですが、JAや仲卸だと一部分しか見えないかなと」

左今「その時から気づいてました?一部分かもって」

中野「なんとなく…」

左今「それはなんで気づいてたんですか?」

中野「仲卸って小売しないなとか、逆に産地との話は現地でJAがするんだろうなというところで、アグリゲートは…」

左今「全部タッチできるな、と。」

中野「そうですね」

左今「そういうところないかな~で調べてみたんですか?」

中野「はい。やっぱり川上から川下まで知りたいっていうのはあったので…色々調べていった中で、アグリゲートしかない?ぐらいな」

左今「今も…そんなないですよね」

中野「アグリゲートが情報発信をしていたというのもあったので!探せば他もあるんだろうけど…」

左今「当初4年(働ける予定)って言ってました?」

中野「最初は3年って言ってましたね」

左今「当初の(入社の)目的は果たせた感じですかね?」

中野「はい!」



■アグリゲートでの経験で学んだこと

左今「特にどんな部分が、改めて生産者さんとしてやっていくうえで役立ちそうだなって感じますか?」

中野「青果業界の川上~川下までは全部知ることができました。例えば生産者さんと直接話すとか、地方から東京への流通だったり、市場の中でにバイヤーとしての立ち回り方だったり、小売としてのお客さま目線だったり、というところも全て見れたので、どういう商品が必要とされているのか、世の中にどんな青果がある、売り方がある、など色々な視点で学ぶことができました」



■商品の扱いに関して

左今「でもそれも変わっていくじゃないですか。でもその変わっていった時に、どこに拾いにいくのが良さそうだな、というのもなんとなく感度が掴めたかんじですよね?ニーズの変化を…結構川下のほうまできていない農家さんたちだと、すごく大事に扱ってくれてるんじゃないか、と思いすぎてしまっている人たちもいて、もちろんこちらも大事に扱いたいんですけど、現実は捌かないといけないみたいな部分もあるじゃないですか…。多分ぶどうもそうやって扱われるシーンもよく見てると思うんだけど、そういうのって(農業を)やるの決めてる側からするとどう感じながら見てました?」

左今「嫌だなーみたいな、僕はこんなことしないなみたいな?」

中野「いや、思わないですね!」

左今「でも二重人格みたいになるよね?」

中野「点で見ると安い!ってなるけど、全体のため(にその価格)っていうのが見えてるから嫌ではなかったです」

左今「良かったです。いきなりやると、なんだよこんなに安くしやがって!ってなっちゃいそうだけど、全部知ってるとそれがバランスとってるみたいな。」

中野「生産者の価値観と実際の価値観って意外とちがうというものがあると思いました」



■これから入社する方へ

左今「中野さんがいた時代は、サイズダウンの時期からだったので、立ち上げ期に近いような雰囲気も味わえたのかなと思うんですけど…会社を筋肉質にしないとみたいな。これからこの動画をみて、アグリゲートに入ってきてくれる人にとって、プラットフォーム的な存在になりたいんですけど、同じような境遇の方々にアドバイスなどはありますか?」

中野「僕自身なにも知らずに飛び込んだ会社だったんですけど、結果として青果業界にめちゃくちゃ詳しくなったと自分でいえる位には、なれたつもりです。何もまだ知らないけど、青果業界に飛び込みたいという人にとって、とても良い会社だと思います。」

でも1年とかだと難しいかなとは正直思うので、長期的にみてしっかり学ぶという意思があれば学びたいことは学べる会社だと思います!」


■入社後の経歴

左今「今の会社のルートとしては、店長やってからバイヤーになったほうがいいってなってますけど、実際どうですか?中野さんは実際そうじゃなかったですけど、いろんなことをやって!みたいな」

中野「僕は最初バイヤーのアシスタントをやって、製造と販売もやって、3店舗くらい入りました。そこからまだバイヤーになりました」

左今「いろんなことをやりましたね。それは機能的に実はそっちのほうがよかったとかありますか?それか困ったとか?」

中野「その時は困ったときもありましたね!でも結果やってみて、むしろそのほうが良かったですね。あと製造も必要(な経験)でした。仕入れるためにはどう売るか、どう使うかが知ってるのと知らないのでは違うなと思いました」

左今「最後どうなりたいかがはっきりしている人のほうが、異動などもお願いしやすかったりしますね。経験したほうが良いよねっていうかんじで」


■皆さんへ一言

左今「最後に、何か伝えたいことはありますか?」

中野「大田市場で仕入れができるってすごいなって思います。一番モノが集まるところじゃないですか。その中でもモノを見てバイヤーがこういうことができるのは、すごい貴重で、他ではなかなかできないことだと思います。」

左今「それが出来たうえで、産直も仕入れられるとどっちも見比べられますもんね」

中野「それで産直もいっぱいやってるので…」

左今「だと実家が農家の方々は、大田市場で仕入れを経験することはやったほうがいいよってかんじですか?」

中野「そうですね!市場流通と産直流通の全体像が見えて、両方の良いところを活用する業務に携われたので、今後の自分の仕事の中で活かしていきたいと思います!」


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