1.入社経緯と現在の職務について
まずは古賀さんのご経歴を教えてください。
古賀:グループ企業のホープスでOracleのEBSに携わっていました。業務はアドオンの設計と開発が主な仕事で、そこではエンジニアとしてプロジェクトを通して経験を積んでいました。現在ではよりお客様に近いところでソリューションを考えていくということが前職との大きな違いです。
エンジニアからコンサルタント職を目指された理由は何でしょうか。
古賀:自身のキャリアパスを考えたとき、これまでの経験を活かしたコンサルタント職に挑戦したいと考えました。実際にコンサルタント業務にあたる中で、機能をどのように実装するかというこれまでの視点から、この機能がお客様の課題解決にどのように関わり効果を発揮していくのかといった、業務全体に渡って俯瞰したものの考えや仕事の流れをより強く意識することが出来るようになりました。
今はどのような業務を担当されていますか。
古賀:お客様との打ち合わせから開発、テストに至るまで幅広く業務に従事しています。パッケージソフトの標準機能で足りない部分があるのであれば、まずお客様と直接ミーティングをして要件をより詳細にお聞きする。標準機能をどこまで活用していくのか評価や、既存機能のと比較や検討を踏まえた上で、アドオン機能の設計をどう連携させていくのかを考えていきます。また自身でも設計や開発を行っています。またそうした全体を見ながらバランスを整え、システムテストの実施やデータ移行の準備、リハーサルなども行っています。
2.100%プライム案件だからこそ、一気通貫で課題解決が可能
ERPプロジェクトはどのように進める事が多いでしょうか?
古賀:ADXのERPは全てプライム案件であるので、業務の内容にスピード感がありますね。クライアントと直接的にコミュニケーションを図ることで、齟齬やコミュニケーションミス等のロスが少ないこと。プロジェクトへの意思疎通が互いにクリアになり、軸がブレることなく一気通貫して業務に邁進出来ることがプライム案件のメリットです。
ERP事業部で働くやりがいをどこに感じますか。
古賀:初めから最後まで関わり続けることが出来ることにあると思います。ADXでは最初のコンサルタント部分から始まり、お客様とコミュニケーションをしながら様々な情報を取捨選択して課題の根本や本質を見極めていく。ソリューションへ導いていくための道筋を仲間と模索しつつ、その解決手段についても自らの手で作り出して、稼働に至って動き始めるところをみると達成感があります。
プライム案件だからこそ感じる、プロジェクトの面白さや、やりがいを教えてください。
古賀:自分とチームが主体となってプロジェクトを進めることが出来る点にあります。方針や流れを一貫して仕事を進めていけるので、業務そのものに集中することが出来ることにやりやすさを感じます。自身が考えたことがひとつずつ形になり、それが動いていくところをみていると、また新しい課題に挑戦できたと成長を感じることができます。このような達成感の積み重ねが、業務全体へのモチベーションの向上やメンバー間の連携、積極性などの細かいところまで繋がっていると思います。
3.全社で取り組むCoE*が効率化と働きやすさを促進する
古賀さんが仕事で意識していることがあれば教えてください。
古賀:私が携わっている業務であるERPは企業の基幹システムです。これまでの企業活動の歩みやそのレガシーを積み重ねているために、個々の改修はあっても大きく手を入れるためには多くのエネルギーが必要になってきます。安定性が強く求められるシステムは、その性格において一般的に保守的なアクションを取ってしまいがちになってしまうので、これまでの慣例に甘えることなく最善を尽くせるように気をつけています。
ADXはCoEを通して業務効率化、ナレッジの蓄積をしていますが、普段の業務で感じることはありますか。
古賀:金本さん(事業部長)がCoEの中心となって、ADXではどんどん新しいことに注力しています。ERPクラウドのパッケージは全般的に細かい設定作業のセットアップをする必要がまれにありますが、このような必要だけれども時間がかかる作業を全部自動化してしまおうと動いていたり、全社をあげて効率化に向けて積極的に動いていると感じます。
社内のCoEチームの取り組みについて教えてください。
古賀:誰もが目の前の業務に掛かり切りになってしまうところを、ADXでは計画的にノウハウやナレッジの共有を図って、組織的に効率化や省力化を作り出す仕組みづくりが出来ています。個人ではなく会社全体で取り組んでいるために、CoEで集約される情報も精査と更新がされ続けているので、業務で困ったときにはすぐに参照することが可能です。そこがADXの働きやすさの要素のひとつであると思います。幅広いキャリアを持った人材がいるからこそ社員全体で課題解決への動きも活発で、CoEでの取り組みが全社に反映されています。
*CoE:「Center of Excellence(センター・オブ・エクセレンス)」を略したもので、具体的には、企業に点在している優れた人材や技術、ノウハウ、設備などを1つに集約した組織、グループのことを指します。
4.フルリモートワークは円滑なコミュニケーションを創出し、仕事の質を向上させる
ADXで感じる働きやすさはどこにありますか。
古賀: 基本リモートワークで動いていくので、家庭と仕事の両立が出来ることが最大のメリットですね。家族や自分の時間を大切にすることが出来ています。他にもCoEが積極的に動いてくれているので、各部署の連携やそれぞれのナレッジ共有もスムーズです。横の連携についても、何かあればすぐにミーティング出来る環境にあります。
リモートワークで社内コミュニケーションの不足を感じることはありますか。
古賀:コミュニケーション不足を感じることはないです。通勤していたころは、お客様の拠点で業務を行っていたため、部内ミーティングをするにしてもメンバーを社内に招集したり、手間と時間が掛かっていました。今はTeamsなどのソフトを使って、時間の都合がつけば即時にミーティングや相談が出来るので、体感としてはフルリモートで働くことで綿密なコミュニケーションが出来ています。
1日の仕事の流れについて教えてください。
古賀:おおよそ共通しているのは、午前中に各領域とのミーティングをして、現在の状況の確認と課題の共有を行うことです。以後は、要件定義フェーズであればお客様とのミーティングやその準備のための資料作り、設計フェーズであればアドオン設計をといった具合です。1日の最後に次の日の午前ミーティングで話す内容や共有事項をまとめて前日準備をおこない業務を終える流れとなります。
5.候補者へのメッセージ
ADXで働いているからこそ出来たことは何でしょうか。
古賀:私はサーフィンが趣味で、海の近くに居住しているのですが、オンオフがはっきりしているADXのフルリモート環境だからこそ趣味を満喫できています。そうした時間の余裕のおかげで、波があれば朝も大体サーフィンしています。デスクワークの仕事だと身体がなまってしまうので、運動が良いリフレッシュになっています。
古賀さんが入社したときのADXの印象を教えてください。
古賀:ほとんどのメンバーが中途採用であるため、いろいろな経歴や経験を持っている方たくさんいらっしゃることに驚いたことを覚えています。もちろん私も含めて、業務については学び続けていかなければなりませんが、特色豊かな人材が集まっているので、課題解決やちょっとした悩み相談でも画一的にならず、アプローチに幅広さ深みがあることがADXの特徴です。
最後にADXで働く事に興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。
古賀:ほんとうに様々なキャリアの方が働いています。必ずしもシステムに深く関わってきた訳ではない方であっても、活躍できる環境やその経験が活かせる機会がADXにはあると思うので、これまでの業務内容に捕らわれずに、一歩踏み出していただければと思います。コミュニケーションも取りやすさというのも、ご連絡いただければ実感していただけるかと思います。カジュアルチャットからのスタートも可能なようですので、気軽にエントリーください。