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【Pathfinder】未経験からコンサルタント・プリセールスに挑戦したメンバーの軌跡

2023年にSalesforceのPathfinder*(人材育成プログラム)を通してADX Consultingにご入社された権守さん、岡本さんにPathfinderや未経験での転職についてお話を聞きました。

*Pathfinder(パスファインダー)とは?

「Pathfinder」は、2018年に米国においてDeloitte社とSalesforce社が共同でスタートしたDX人材育成プログラムです。本プログラムは、第4次産業革命でのキャリアに必要となる技術とビジネススキルの習得機会を提供し、参加者がSalesforceエコシステムでのキャリアを実現するための就業機会を提供する労働力開発イニシアチブです。カリキュラムは米国でのノウハウを日本向けにカスタマイズしており、CRMやSalesforceの知見を短期間で習得できるよう構成されています。
https://www.salesforce.com/jp/company/careers/pathfinders/


現在の担当している業務を教えてください。

権守:今はCRMのプリセールスに携わっています。AppExchange*のPlainReportで、ADXにお問い合わせいただいたリードにアプローチして受注まで繋げる仕事ですね。岡本:私はまだ研修中ですが、Oracle ERPのSCMというサプライチェーンマネジメントについて勉強しつつ、Oracle ERPサービスをご利用されるお客様向けのデモ動画の作成をしています。
*AppExchange:AppExchange は、世界最高水準のビジネスアプリのマーケットプレイスです。 AppExchange のアプリは Salesforce 用にカスタマイズされており、あらゆる業種、あらゆる業務で Salesforce の拡張を実現します。

一日のスケジュールを教えてください。

権守:朝にリードチェック、それから商談とアプローチですね。クライアントさんとのコミュニケーションでは、いただいた質問への応答ひとつが次のアクションに繋がるように心がけて動いています。岡本:私の方はTeams*で上長と本日の作業課題の確認と打ち合わせをして、あとは終日作業に集中して取り組む感じですね。
*Teams:Microsoft により提供されているチャットをベースに様々な機能が利用できるツール

Pathfinderに参加したきっかけは何ですか。

権守:子供が小学生になって自分の時間を取れるようになったので、収入を上げようと考えたのが始まりです。私は小売店でのパートくらいしか職歴がなかったので、まずは資格を取りたいと考えました。たまたま夫がADXのCRM事業部で働いていたのでPathfinderのことを知っており、「無料だし、やってみたら」と。IT関係どころかパソコンを使った仕事に縁がなかったので、物怖じしていました。でもよくよく考えたら何の資格を取るにせよ、どれも初めての分野なのだから気負う必要もないかって。岡本:私の場合はSNSで広告を見かけて、無料だからとりあえず始めてみよう、続けるのも辞めるのもタダなのだからと軽い気持ちで参加しました。前職が貿易事務だったのですが、業界全体がIT分野でずいぶんと遅れていて、私自身も危機感があってJavaやExcel VBAとかの勉強をしていました。そうした理由で周りがITに弱いので、貿易事務とITとのスキルの掛け合わせで年収が上がることを期待していたのですが、逆に会社のITへの疎さでそうした技能を評価が得られず、このまま不平を漏らしてくすぶるよりは動いたのがいいと思い至ってPathfinderに参加を決めました。

セールスフォース・ジャパン アライアンス事業統括本部 パートナーエコシステム本部 詫間さんと、Pathfinder卒業以来の再会!

Pathfinderの魅力や良かったところはどこにありますか。

岡本:毎週決まった時間に講義があったので、そこに合わせて自分のスケジュールや勉強の予定を組めたことが、今思えばPathfinderの良かったところかなと思います。アーカイブも講義は聞けますが、やっぱりリアルタイムで授業に出席することでメリハリが出来ました。権守:リアルタイムだと講義の分からなかったところを直接講師の方に教えてもらったり、生徒同士で互いに質問したりしていました。そうした交流の中、みんなで一緒に悩んだり励まし合ったりすることで、参加者たちにもちょっとした一体感があって、ひとりで悩んで勉強していく孤独感がなかったことも、より勉強へのモチベーションに繋がっていったのではないかと思います。

Pathfinderに参加していたとき、仕事と学習の両立はどのようにしていましたか。

権守:私は週4日勤務の短時間パートだったので、日中に勉強する時間も無理なく取れたのではないかと思います。ほかにも子供がいない時間とか夜子供が寝てからでも、十分に勉強を進めることができました。岡本:貿易事務という仕事柄、海外とのやり取りをするので時差をうまく利用しながら勉強した感じですね。そのときにはアフリカ担当だったので、時差の影響から業務の時間帯が必然的に夜の時間帯になりがちなので、午前中は勉強する時間と決めてPathfinderの学習を進めていました。

Pathfinder参加で得た経験が活きているとどこで感じますか。

権守:今はCRM事業部でSalesforce関連の製品導入や、AppExchangeに携わっているので、アドミニストレーター分野の学習はすごく役に立ちました。岡本:当たり前ですけれど、Pathfinderのリアルタイム授業やアーカイブ配信もどこかの教室に集まって授業をする訳ではないので、今思えばその時から疑似的に現在のフルリモート勤務でのやり方を学べたと思います。前職も在宅勤務ではありましたが、これまでの業界や社内でのコミュニケーションとは全然違ってくるので、いままでとは異なる環境での動き方や人との関わり方をひとつひとつ試行錯誤出来ました。

未経験者として異業種への転職に不安はありましたか。

権守:そうですね。IT業界での勤務経験もなかったので、まずは仕事についていけるかという点で不安はありました。でもADXは未経験者も採用していることは知っていたので、そこに恥じたり臆病になったりせずに、ある意味自信をもって未経験者として頑張っていくぞっという気概みたいなものはありました。岡本:前職では今のお客様と同じユーザーの立場としてシステムを触っていたので、それと似たERPの方が馴染みもあるし自分に合っているのではないかと思いましたが、やはり職種未経験だったことの不安はありました。でもオファーを頂いて面談してからは、当たって砕けろの精神で、ここでも思い切りよく飛び込んでいきました。

多くの企業がある中でADXを選んだ理由は何ですか。

権守:Oracle ERPやSalesforceなど幅広く事業展開していることもありますが、やっぱりフルリモートで仕事が出来ることが大きな魅力のひとつでしたね。それと私事ですが、先にADXで働いていた夫が自宅でものすごく平和に仕事をしている姿を見ていたので、そこでも良い会社だなあと好印象がありました。岡本:確かにフルリモートはとても魅力的でした。ほかにもPathfinderの募集要項をしっかりと読み込むと、意外にそれぞれの企業さんに大きな差があることが分かりました。ミートアップイベントの時間も限られているので、そうしたところでの取捨選択を進めていく中、ADXはレスポンスがとても速かったことや、募集要項やホームページ上の情報とも差異がなかったことも選んだ理由のひとつです。

ADX入社後の当初の予想とのギャップや発見などありますか?

岡本:ギャップじゃないですが、やはりレスポンスが早い。アクションへの反応がとても速いです。権守:みなさんBOTなんじゃないかと思うみたいに早いですね(笑)。そうした対応の早さが質問しやすい環境を作っているのだなと思います。まだドキドキしながらメールを出したりあれこれ設定をいじったりしている中で、こうした声を掛けやすい環境は本当にありがたいです。岡本:ERPの未経験者として、専門的な用語を拾いつつ理解していくのは難しいと思いますが、これも先輩方が「○○をやりたいならあの動画を見た方がいいよ」と指示がもらえて、そのうえ分からないところはすぐに質問できることが環境で仕事が出来るというのは、良い意味で予想を覆されました。

フルリモートのADXでのコミュニケーションはどうですか

権守:Teamsなどのツールで相手の予定表を確認できるので、声が掛けやすいタイミングを把握できています。お互いの予定や動きが可視化して共有出来ているので、リモートでもコミュニケーションのやりづらさを感じたことはないですね。岡本:私の方は業務も技術も熟練している方がメンターに入ってくださって、まだ拙い私の質問の意図を驚くくらいにかなり上手にくみ取ってくれます。知りたいことのど真ん中を返してくれているので、毎回スムーズなコミュニケーションが取れています。

働きやすさについて

権守:土日って素敵だなって私、初めて思えるようになりました。以前は土日もシフトが入っていたこともありますが、一緒に働いているみなさん全員が公私はしっかりと区別してプライベートも大切にされているので「金曜日!ここを頑張れば、お仕事2日間も無いぞ」という気持ちを持ったのが本当に初めてで。就職して初めての土日、すごく感動しました。すごい。こういうことかって。なんだかすごくなんかありがたみを感じましたね。岡本:そうですね。ADXにはだらだらと仕事している方はいないので、定時まで走り抜けたら今日はもう終わりって感じですね。うちは猫がいるのですが、前職の定時が18時だったことを理解しているのか、19時過ぎて仕事を続けていると「もう仕事終われ!」「ご飯の時間だ!」と猫に怒られますので、ADXに入社してからは猫に叱られずに済んでいます。権守:ニャンコタイマーすごいですね。岡本:ニャンコタイマー正確なのです。権守:あとADXにはワーケーションの制度があるので、色々なところで仕事をしてみたいですね。夏は大阪でワーケーションして、土日に子供たちと一緒にUSJに遊びにいってみたりしてみたいですね。

未経験でADXにチャレンジしたい方へメッセージをお願いします。

岡本:私、自分の職歴に誇りを持てなかったのですけれど、研修中ではありますが実際に今コンサルタントとして色々と作っていくと、自分の手で何かを生み出した実感というか喜びというか、これまでの仕事とは違った充実感を得ることが出来ました。これまでの自分の仕事に自信がなくても、思い切って動いてみてください。権守:やっぱり未経験だとこれまでの業種や業務の経験が直接的に活かせないことを、私のように不安に思うような方がいらっしゃると思います。それでも知識そのものではなく、今までの仕事を通じて得た考え方や動き方といったまさに人生経験みたいなものが、今の業務に役立っていることを感じます。どんな分野の勉強もそれ自体がすごく価値あることだと思いますので、ぜひ応募していただいて今抱えている不安や疑問を隠さずに質問してくだされば、きっといい方向に向かっていくのではないかと思います。

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