ADXではひとりあたり年20日間のワーケーションでの業務遂行を推進中。場所に捕らわれない新しい仕事のやり方と、活気あるワークライフバランスを推奨しています。今回は2022年に入社したCRM事業部の堀さん、城田さん、鶴谷さんにADXとワーケーションについてのお話も聞きました。
信頼ある関係性と成長できる環境づくり
みなさんのADXへ入社に至った理由を聞かせてください。
堀:前職でSalesforce製品に関わっていたのですが、コロナ禍を経て家族の近くで暮らしたい思いが強くなり、場所が限定された働き方にずっと疑問を感じていました。転職をするきっかけになったのも転勤が元になっていて、金本さん(CRM事業部長)の地元をこよなく愛するという言葉に強く惹かれてADXへの入社を志しました。
城田:私の場合は、子供が成長してからの働き方についてを考えるようになったことがきっかけのひとつです。私は沖縄に在住しているのですが、場所に捕らわれず、業務を通じて専門性を育てつつ、その中でのキャリアパスがあるADXがとても魅力的に映りました。
またフルリモートという新しい働き方を私がすることで、子供たちにとってもある種の刺激になるのではないかと思っています。いろいろテレビやネットでは見聞きする仕事のやり方が、実際に身内が目の前でやって見せていると、ひとつの実感をもって感じてくれることを期待しています。
鶴谷:私はもともと親会社のホープスでエンジニアとして働いていました。その後、ADXの営業事務を兼任していたのですが、あらためてプログラムにもっと集中して取り組みたいと思っていたところに、お声がけしていただいたことがきっかけです。
所属する事業部長の人柄も、CRM事業部の雰囲気もわかっていたので、楽しく働けそうだなと思って今の仕事に移ることを決意しました。私もフルリモートでどこに住んでも構わないという条件が魅力的で、いずれは今いるところを離れて移住することも考えています。
ADXの強みはどこにあると思いますか。
堀:前職ではSalesforce担当の部署というのはあったのですが、開発スキルはあってもマーケティングやコンサル分野に弱いところがありました。ADXはそれぞれの自分に強みを持った方が多く在籍しており、各ポジションでの知識の量がとても多いのが特徴のひとつです。
本当に各分野に精通した方が多いので、これの件はあのひとに聞けば大丈夫といった安心感があるのは、日々の業務でもたいへんに心強いです。
城田:そうですね。堀さんの言う通り、困ったときに誰かに聞くことができる環境はとてもありがたいです。またADXでは仕事量の単位を意識したマネジメントの割り振りをしているので、マネージャー陣が雰囲気ではなくロジカルに業務を管理していることにも、働きやすさを感じています。こうしてスマートに業務に取り組むことができるのは、仕事をする上で嬉しいことのひとつです。
フルリモートでのコミュニケーションの難しさはありますか。
城田:私はとくに難しさを感じたことはないですね。あらためて考えると、質問しやすい、コミュニケーションしやすい、そうした雰囲気をマネージャークラスが作ってくれているのだと思います。鶴谷:私の前職であるホープスのときには出社も勤務日の半分ほどありました。ADXではフルリモートということもあって、当然物理的な距離も遠く離れているのですが、それでも夕会でのちょっとした雑談や、城田さんの言っていた壁のないコミュニケーションの雰囲気のおかげで、メンタル的な距離を感じたことはないです。こうして同じ仕事をしているチームと良好な空気感で業務にあたることが出来るのは嬉しいですね。
どのような業務をされていますか。
堀:大企業をはじめとして中規模小規模の事業を営むお客様に、Salesforceを使ってどのようにお客様のご要望を満たせるか、それを満たすための導入案内が出来るかとのいうものになります。
やはりどのお客様も誠実な対応を心掛けていることを評価してくださっている様子です。いったんお客様の要望をすべて受け止めて、それを持ち帰ってそれをどうしたら実現できるかみんなで考えを出し合って精査する。その上で、頂いたご要望のここまでは、このような形で実現できる。またはこのご要望については、実現できない。独りよがりにならないように、双方の解像度を上げてお互いに理解を深めることを務めています。
城田:まずは自分に出来ることで貢献しなければと動いています。メンバーと一緒に課題解決するためにあれこれと調べたり、検証したり、プロジェクトに奔走していったことは、充実感があって楽しいです。もちろん想定とおりに進まずに苦労したところもありますが、Webでマイクを繋げながらお話ししつつ、その壁をみんなと一緒に乗り越えたプロジェクトは、その一体感と達成感を今でも思い出します。
2.学習のモチベーションを高める会社の方針
今は何の勉強をしていますか。
鶴谷:積極的に資格をとって、ADXの中で活躍して貢献できるようになりたいと考えています。今はアドミニストレーターという資格を取りたいと考えています。
私はSalesforceを本格的に携わったのが今の仕事からとなりますが、勉強方法には困ることはないです。SalesforceはTrailheadという研修システムのようなものがあり、ADXでもLADX(ラデックス)という試験対策のe-ラーニングが整備されているので、自分でどんどん学習できる環境です。
堀:私もまだまだ資格を取りたいです!ADXに入社してから、Account Engagement(旧Pardot)スペシャリストを取得して、試験を無料で受験できるクーポンももらったので、そのあとにExperience Cloudも取得しました。
堀:私自身は残念ながら不合格でしたが、その直後に入ったプロジェクトがまさにその試験の内容そのものだったので、実務の他にもお客様に説明するときなどでも大きく役に立ちました。もちろん資格に合格することは大切ですけれど、そうした意味でもこれからも勉強は続けていこうと思っています。
スキル向上のための勉強について教えてください。
堀:マネージャークラスの方が、プッシュしている機能や製品に関わる資格をあらかじめに示してくれているので、まずはそこを重点的に取り組めば良いかとおもいます。マネージャーにも気軽に声をかけて、相談しながら前に進めるので安心ですね。
鶴谷:勉強した内容がどのように使っていくのか、それを事前に教えてもらえることは大きなモチベーションになりますね。お客様が詳しいこともよくある業界なので、質問に臆することなく答えていきたいです。
城田:この資格が取りたいといった資格優位な考えではなくて、プロジェクトを進めるためにはどんなことが必要かなと考えて、業務優位での勉強をしています。学んだことが直接的に仕事にいきてくるのもモチベーションのひとつになっていると思います。
3.ワーケーションという非日常が、仕事と人生に、変化と活力をもたらす
ADXのワーケーションを活用された感想を教えてください。
城田:正直な感想としては楽しかったです。いつもWebでも顔は合わせていますが、やっぱり直接会ったときの印象の違いとかにわくわくしたりして、同じ部屋で仕事をするのもとても新鮮でした。
鶴谷:みんなでお互いを見合って「3Dだね~」って感想を口にしたのが面白かったですね。
城田:いつも顔を見ているといっても、顔しか見ていないので身長感が分からないのですよね。実際に会ってみて、ディスプレイから浮き出てきたというか、実際そこにいるというリアルを感じました。
堀:会ってみて分かる細かな表情や、汲み取れる感情が、一緒に働いていても新しい発見やギャップがあって、それも今回のワーケーションならではの体験でしたね。
今回は城田さんのいる沖縄でのワーケーションとのことで、現地はいかがでしたか。
鶴谷:私は今回が初めての沖縄でした。
堀:私は何度か行ったことがあります。時期もあるかと思いますが、想像していたよりは寒かったのが驚きでした。それでもやはり南国らしい日差しの強さやスコールに出くわしたりして、日常にはない空気や環境を身体で感じることができました。
鶴谷:それと花粉が無いのが最高でした。それと海がどこでも綺麗でびっくりしました。こんなに青くて透明なものだと自分の目で見ることができて良かったです。
堀:私は母と小学1年生の甥っ子も連れて、今回のワーケーションに参加しました。甥っ子は城田さんの双子とも歳が近いので、すぐに仲良く遊ばせていただいたみたいで、今でも楽しそうにそのときのことを話してくれます。
城田:夜はチームビルディングも兼ねて、お酒も飲みながら一緒に楽しく過ごさせていただきました。せっかく沖縄まで来たので泡盛を。
堀:城田ママのつくる泡盛はどんどん濃くなっていくので注意が必要です(笑)
鶴谷:しばらく我慢って言われていましたもんね。
城田:そんなことないんですけどねぇ(笑)
ワーケーションならではの良さ、これからの課題を教えてください。
城田:今回のワーケーションでは、前半に美ら海水族館辺りの北部のほうにみんな行って、後半はアメリカンビレッジにて会議室のようなところを一室借りて、みんな同じ部屋で仕事をしていました。
鶴谷:まずはフルリモートだからと言って、仕事を進めていくには必ずコミュニケーションを取る必要があります。空間と時間を共有して、一緒に業務をすることはそうした関係性をより濃密にしてくれましたね。
城田:プライベートも含めてバランスよく働けたかと思います。やはり直接的に顔を合わせることでより親睦も深まりますし、その後の業務の連携もより取りやすくなったと思います。ただモニターが足らないとか、そうした設備面での不便さはいくつか感じたので、それらの点を踏まえてワーケーションがやりすい施設を選ぶなりすれば対応できるかと思います。
堀:たしかに設備面での環境に注意を払う必要があると感じました。しかしながら家族ぐるみでのオフタイムは、まさに非日常がメリハリをプライベートにも与えてくれました。仕事だけではなく、自分の生活や人生にとっても良い影響があると思います。
沖縄ワーケーションの詳細は以下のコラム「めんそ~れ!みんなでワーケーション@沖縄県」を参照ください。
https://crm.adxc.co.jp/column/workation-okinawa-20230306/
4.ADX入社後に実感した働きやすさ
フルリモートでの日常はどのようなものか教えてください。
城田:まずは自身の仕事環境を整備することです。私は鍵のついている部屋で仕事をする。物理的に閉じた空間をつくることですね。ミーティング中に入ってこられると本当にドキドキしますし、同じ場所にいると激しい音を立てられることがあるので。
堀:オンライン飲みのときは割と双子ちゃんが入ってきたりするのですけれど、とっても元気でパワフルなんだぁって(笑)
城田:6歳になりました。元気いっぱいですごいんですよ、エネルギーが(笑)。でもフルリモートで直前まで家事をやることも出来ます。自分で時間のメリハリをもっていれば、逆に業務後にすぐに家庭に戻ることも出来ます。ほかにも通勤時間もないので、昼の時間に銀行や役所に行けるのも便利ですね。それとADXの良いところは、マネージャーが業務管理をしっかりとしているので、ついつい目の前の業務に一生懸命になって残業していると「健康第一ですよ」と声を掛けてくれて、仕事量を把握してくれているので、その点でも仕事と両立しやすさを感じています。
鶴谷:そういったメリハリやバランスが取れているからこそ、性別や年齢も関係なく、みんなで和気あいあいとした雰囲気で、協力しながら邁進して業務に取り組めているのかなと思っています。
ご自身が感じるADXでの働きやすさはどこにありますか。
城田:自分でも工夫を重ねていますが外からのアドバイスも大きな助けになっています。自身で作ったタスク管理について、マネージャーからこうした方が効率的じゃないかなと、アドバイスをくれることもありがたいです。やはり管理業務の経験が豊富な方からの助言なので、どんどん効率的になっていくことを実感します。
堀:それと、Backlogというタスク管理ツールで、プロジェクト内全体の作業の洗い出しや担当タスクを可視化することができて作業がしやすいです。自分の聞きたい情報を引き出すための質問のやりかたや、こうしたコミュニケーションの効率化のハックとか、業務を円滑に進めるための土台のところまでちょこちょこ教えてくださってくれることにも助けられています。
鶴谷:私の場合は、今回が初めて本格的にSalesforceに関りを持ちましたが、社内でもSalesforceの「ナレッジ」機能を活用してみなさんの知識やナレッジを蓄積されていて、問題解決への糸口が整理させていることに助けられています。そうした経験と知識の共有が、会社全体での効率化に大きく役立っていると思います。
ADXへの入社を希望する方にコメントをお願いします。
城田:フルリモートって自宅に独りで仕事するので、私なんかは孤独で禿げてしまうのではないかと心配していたのですけれど。
堀:すごいストレス(笑)
城田:具体的にはフルリモートできるだけのスキルが自分にはあるのか。業務でこまったときに誰に相談できるのか。そういったリモートならではのところが特に心配であったのですけれど、実際に働いてみるとすぐに相談できる環境があって、不安があったらすぐにビデオ通話を繋げて話も出来る環境です。そうした孤独感や孤立感に不安があってフルリモートにいけていない方には、あまり心配しなくても大丈夫でしたよと伝えたいです。
鶴谷:和気あいあいとコミュニケーションを取りながら仕事をすることが出来ています。性別や年齢も関係なく、お互いを刺激して高め合いながらやっているので、ぜひ仲間になって楽しく一緒に仕事が出来たらいいなと思います。それに加えてCoEの活動も力を入れていきたいですね。社員個人の困ったときのナレッジベースとして活用できるものと考えています。現在いる社員だけではなく、これから入社する方にとっても有益なものとなるように一層励んでいきます。