あれ、このテキストダミーじゃね?
日々忙殺されるweb制作者の間で存在が囁かれる「webモンスター」を皆様はご存知だろうか。懸命に働く労働者に突如として襲いかかる者もいれば、そっと手を差し伸べてくれるありがたいヤツもいるといわれている。「webモンスター」ではそんなモンスターたちの攻略方法を考えるぞ。
ダミーン
ダミー箇所:★★★★★★★★★
「ダミーン」はサイトの画像やテキストをダミーにしてしまう恐ろしいモンスターだ。本番公開されているサイトでダミー画像やテキストがあるのは「ダミーン」の仕業だ。web制作者は胸に手を当てて思い出して欲しい、、テストサイトやデザイン時にダミーのまま製作を進めていって、気づいたらそのまま本番公開してしまったという覚えがあるweb制作者も少なからずいるのではないだろうか?そんなweb制作者を影から操っているのが「ダミーン」だ。
本番サイトで「あれ、、こんなところに突然意味不明の文字列が、、こっちの画像(仮)って書いてあるぞ!!?」ということがあると、ユーザーの信頼を失う上に、クライアントも制作の現場も真っ青になる。ちなみに「ダミーテキスト」で検索するといくつか検索にHITしてしまうサイトもある。リンクは張っていなくても検索エンジンのクローラーが巡回する可能性があるので必ず本番サイトでは削除するようにしよう。
おすすめ攻略方法
「原稿確認しようぜ」
アップロードされている内容が問題ないかしっかりとチェックしていれば「ダミーン」は現れない。制作段階で原稿がどうしても揃わない場合はダミーでも仕方ないが、本番原稿の文字数が想定と違って、レイアウトが崩れるという恐ろしいこともあるので、注意が必要だぞ。
おすすめ武器
「DeltaWalker」
DeltaWalkerはサイトのデバッグ作業を効率化してくれる便利なツール。詳しい使い方はこちらからどうぞ。
差分比較ツールDeltaWalkerで、終わらないデバッグ作業を超速で解決
「{placekitten}」
猫を使用したダミー画像を生成してくれる猫好きオススメのツール。
{placekitten}
「すぐ使えるダミーテキスト – 日本語 Lorem ipsum」
日本語用のダミーテキストジェネレータ。夏目漱石「私の個人主義」、宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」、Wikipedia:引用のガイドライン(部分)、自分で指定の4種類からダミーテキストを作成できる。
すぐ使えるダミーテキスト – 日本語 Lorem ipsum
経験値
ダミーンはそもそも出会ってはまずいモンスターだ。もし現れた時も速やかに修正できる対応力が求められる。ダミーンが現れないように、しっかりとチェックをすることで注意力と、ダミーを残さないためのクライアントとのコミュニケーション能力が得られるぞ。
WRITER
池野 将司(MASASHI IKENO)
PROJECT MANAGER / WEB ANALYST
武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。デザイン制作会社にて企業サイトや紙媒体のデザインを経て、現在に至る。アクセス解析、プロジェクトマネジメント担当。グロース・マネジメント部所属。