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獣医師からデザイナーへ。健康的な働きかたを提案するデザイナー

みんなで働き方を良くしようとするカルチャーがA.C.O.にはある。

A.C.O.のデザイナー 増田 優子をご紹介します。増田はデザインチームに所属し、主にwebサイトやアプリのUI・グラフィックデザインを行っています。 またメンバーの健康をサポートする「ほけんがかり」を担当しています。

─ A.C.O.の一週間は増田さんがイントラクターを務めるヨガから始まります。なぜ週のはじめにヨガを始めたのですか?

webの仕事は納期前だと遅くまで働いたり、食事をコンビニで済ませてしまったりすることがあります。このままだといつか身体を壊すかもしれないという漠然とした不安がきっかけでした。みんなの健康を楽しくサポートできればと思い始めました。

また、一週間のはじめにヨガをやることで頭をすっきりする、健康思考を共有するなどの目的もあります。 簡単オフィスヨガ、3つのおすすめポーズで作業効率アップ!

─ 増田さんはA.C.O. メンバーの健康改善を目的とした、「ほけんがかり」として活躍されております。「ほけんがかり」として具体的にはどのようなことをされてますか。

風邪をひきやすい季節は予防のために手洗いうがいを呼びかけています。また、こまめに換気をしたり、加湿器を設置したり、アルコールで殺菌を行ったりと、予防を率先しておこなっています。

休むほどではないけれど風邪の疑いがあるメンバーには、なるべく自宅勤務に切り替えるよう声をかけたりもしています。自分から自宅作業を申し出ることは抵抗があるので、「ほけんがかり」立場からお声がけしていますね。五反田オフィスを閉鎖せよ!病気予防のためのオフィスルールのデザイン

─ なぜほけんがかりをやろうと思ったのでしょうか。

私自身、働きやすい環境を作りたいと思っているからです。メンバー全員にとって働きやすい環境を作っていきたいと思っていますし、実際にプラスになるようなアイデアには採用される風土がA.C.O.にはあります。みんなでつくる、webワーカーの健康向上!

ほけんがかり以外にも、最近はメンバー用にコーヒーの提供を始めました。もともと来客用のコーヒーサーバーはありましたが、メンバーは基本的には使用できませんでした。とはいえ、コーヒーを気軽に飲みたい(笑)。なのでコーヒーとカップをセットで大量に仕入れ、格安で飲めるようにしました。

─ ちょっとした事かもしれませんが、今まで誰も実行する事がなかったのでとても助かっています。これから改善したいことはありますか?

いま一番気になっているのは食事ですね。忙しくなるとコンビニ弁当や簡単な食事が多くなります。特にコンビニ弁当には添加物が多いので健康に良いとは思いません。なので、簡単で安く提供できる方法を考えています。

─ もともと健康に興味が強かったり、趣味で色々されていたのでしょうか?

そうかもしれません。最近は、健康のために始めた帰宅ラン(ジョギング)にハマっています。ヨガも趣味の1つですね。結構多趣味な方で、他にも英会話や編み物、木工クラフト、音楽、SF映画。最近はソロキャンプ(ひとりキャンプ)にも興味があります。ただいろいろやりたいと思いつつも、休みになると寝てばっかりなんですけどね(笑)

─ 幅広いですね。英会話も余暇としてですか?

ビジネスシーンで使えるような英語力を身につけたいと考えてです。A.C.O.ではさまざまな企業のグローバルサイトを手掛けることが多いため、クライアントが外国の人でも対応できるようにしたいという思いからです。

獣医師を経て、webデザイナーへ

─ 増田さんは獣医師を経てwebデザイナーへキャリアチェンジをいたしました。あまりない経歴だと思います。なぜ獣医師を志したのでしょうか。

もともと、動物のスケッチを描くのが好きでした。夢は画家で美大に進学したかったのですが、自信がありませんでした。それでサイエンス全般に興味があり、動物が好きという理由で獣医師を志し、北海道にある私大の獣医学部へ進学しました。

しかし大学2年の頃にwebデザインに興味を持ち、プログラムの勉強をはじめました。このまま獣医師の道を進むか、webデザイナーを新たに目指すべきか、在学中より数年思い悩みました。結果として卒業後は動物病院内の獣医師に就きました。そこでは仔犬や仔猫の健康診断やワクチン、マイクロチップ挿入、病気の犬猫の治療などを行っておりました。

─ とはいえ、獣医師として働きながらもwebデザイナーへの道を諦めきれなかった?

はい。一度志した道をやり遂げるべきだと考えたのと、webデザイナーに挑戦したい気持ちとで悩み、精神的に苦しく体調を崩してしまいました。

最終的には獣医師の職を辞させて頂き、webデザインの専門学校に入学。同じ業界を目指す仲間が多くいる環境でさまざまな刺激を受け、新たな道に挑戦するチャンスを頂けたことに本当に感謝しました。専門学校ではやっと自分の居場所を見つけたと感じましたね。

─ webデザインのどんなところに興味を持ったのでしょうか。

情報を整理して見やすいように作るということです。webデザインの仕事で重要な、雑多な情報を噛み砕き、図に落としていくという作業は獣医学の勉強とも似ている部分があるなと想っています。線を一本入れるかいれないかで、情報は違うものとして扱われたりしますよね。

また、コーディングが好きです。ふわっとしたことが苦手で、ロジカルにコーディングして正解を出すという仕事が好きなのだと思います。ロジカルに考え、アウトプットとするという思考回路はサイエンスもデザインも非常に似ていると思っています。

─ 専門学校卒業後は何をされていらっしゃいましたか。

フリーランスを2年ほど経験しました。その後A.C.O.にアルバイトとして入社し、途中から正社員として働きはじめました。 私のように別業界からの転職者を拾ってくれたA.C.O.には、建前ではなく本当に感謝しています。

─ 数ある制作会社の中から、A.C.O.を選んだ理由はなんでしょう。

真面目そうだったからです(笑)。 仕事に真面目に取り組むA.C.O.の姿勢が自分にはあっていると思いました。 A.C.O.は就業ルールが徹底されています。 とはいえ堅苦しい会社ではありません。金曜日は出社自由なので、セキュリティに問題がなければ自宅やコワーキングスペースでの作業が可能です。

基本的に金曜日は自宅作業としています。愛犬との時間を大切にするためです。獣医師時代に、弱っていた子犬を引き取りました。

また金曜日以外でも、「タスクに集中したい」、や「すこし気分を変えたい」などという理由で、オフィスでの作業でなくても問題ありません。リモートワークは震災をきっかけに誕生した就業ルールです。きちんとしたところもありつつ、わりと自由な働き方をさせてくれるところがA.C.O.の良いところだと思います。

デザイナーにはプレゼンテーションのスキルが必要

─ webデザイナーに求められるスキルはどのようなものだと思いますか。

プレゼンテーションのスキルです。webデザインにはロジックが必要です。そしてどんなに考えを詰めて、「このロジックは完璧だ」と思っていても、それを他人にわかりやすく伝えることができなければ、それはやっていないことと同じことです。デザインを説明する際にわかりやすく、正確に伝わるためのプレゼンテーション能力が必要だと感じています。

─ そのためにはどうしていますか?

ざっくりと全体のアウトラインを説明してから、詳細を説明するように心がけています。また、説明のできないようなデザインはせず、理由があるデザインをするようにしています。 あと説明しているときは最後まで言い切ることを心がけています。

─ 増田さんが理想とする働き方はどのようなものですか?

自然豊かなところで住みつつ、リモートで仕事をすることです。コンピューターに向かっている時間が長いので、自然の中で中和したいなと思いますね。A.C.O.と外部パートナーとして一緒に働いている主婦のデザイナーの方で、逗子からリモートで仕事されている方がいらっしゃいます。そういう仕事のスタイルに憧れます。

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