【あの社員はなぜコンサルタントを目指したのか?#2】壁にぶつかるのは挑戦している証。成長という言葉を軸に、新たなことに挑み続けられる場が、ここだった
入社3年で営業チームのリーダー、6年目にはマネージャーとして新部門の立ち上げに関わり、その後も立ち止まることなく新たな挑戦を続けているのが、入社9年目で東日本統括を務める高見さんです。
今日は、高見さんとACCSの出会いや積み重ねてきたキャリア、経てきた経験、特にマネジメント職にありながらも自らに成長や挑戦という課題を課し、進み続ける行動力とその理由についてお聞きしました。
―まずは読んでいただいている学生の方々に自己紹介をお願いします。
ACCSには2014年に新卒で入社しました。最初に大阪支社に配属になり、3年目でチームリーダーに任命され、6年目に本社に異動。マネージャーとしてHR(ヒューマンリソース)部門の立ち上げに関わりました。その後はチーフマネージャー、HRと東京士業営業兼任の営業責任者を経て、現在は東日本統括を務めています。
―なぜコンサルタントを目指そうと思ったのですか?きっかけや就活時の目標などを聞かせてください。
そうですね。アルバイトでしていた塾の講師は楽しかったのですが、大学時代にある程度経験できたし、一方通行で教えるだけではなく、自分がインプットした知識を企業や経営者など社会的な経験やキャリアを積んだ人にアウトプットしたい、それが役に立ったり、影響を与えたりするような仕事に就きたいと思っていました。そして、社会人になった後も自分自身が成長していけるような環境・仕事を求めていたからです。
コンサルタントという仕事は、マニュアルやルールに則って対応するだけではうまくいきません。そして自分一人では完結できません。知識や経験を活かしつつ、相手に合わせて柔軟に対応できなくてはならないという点にも魅力を感じました。常に成長していきたい、新しいことへの挑戦を続けていきたいと思っていた自分にとって、とても興味深い仕事だったんです。
―高見さんは「成長」や「挑戦」という言葉をよく使われますね。そういうチャレンジ精神はいつごろから芽生えたんですか?
割と飽き性というか、同じことをずっとするのはあまり性に合わないんです。それに、人から新しいものを教えてもらったり与えられたりするよりも、自分で作ったり考えていきたい。これはもう性格なんだと思います。だから「自分の成長が止まるような仕事は選びたくない」というのは就活時に決めていました。
あと、塾講師のアルバイトもきっかけの一つだったかもしれません。当時はインプットした内容を単に「伝える」だけではなく、生徒に合わせて「伝わる」方法を模索していました。それが相手に大きな影響を与え、自分の成長にもつながっているということを知ったからこそ、学び続けたいと思ったのかもしれません。
―実際の就職活動では、どんなことをしていましたか。ACCSとの出会いは何だったのでしょう?
ACCSのことは全然知らなかったですね。コンサルティング会社をメインにした会社説明会に参加して、最初の会社に行くと、五十音順だったからそこがACCSで(笑)。話を聞いて、税理士など専門的な知識を持つ人たちに特化したコンサルティングというのに興味を持ちました。士業事務所が相手ということは、必然的に自分も常に勉強して成長していかなければならないだろうと思いました。
もちろん、有名な総合系コンサルティングファームもいくつか受けてはいましたが、そのなかでACCSに惹かれたのは、柔軟な企業文化。若い従業員でもいろいろな経験やチャレンジができる環境があることを知ったことが、大きな決め手でした。実際、説明会でも人事担当ではなく、2〜30代の若手社員が対応してくれて、リアルな声を聞けたことにも背中を押されましたね。「チャレンジ」を大切にしてくれる会社だと感じました。
―就活時に自分で思い描いていたキャリアビジョン、そして実際の現在までのキャリアについて教えてください。
本当は2年くらいである程度結果を出してSV※、5年以内に部門のマネジメント、その後は新規事業の立ち上げという目標を持っていたのですが、ACCSの内定者研修で広瀬さん(※弊社代表)に「今年はSV募集してません」って言われてしまって。でも、営業での配属になったとしても、1〜2年で成果を出して、そのあとまた新しいことができたらいいと考えをシフトしました。ACCSならそれができそうと感じたんです。ちょうど入社した時に支社長に就任する4年目の先輩がいて、挑戦が評価される会社だというのも実感できたし、現場にこだわってスペシャリストの道を選ぶ先輩もいたので、キャリアも自分自身で選べる環境だと思いました。
入社した後は最初にお話ししたように、大阪支社へ配属になりました。その後、そのまま大阪でキャリアアップを目指すか、新しいことを目指すか考えていたころに、一般企業の経営者および人事担当者向けに人材の課題に対するサポートを行うHR部門が新設されるという話が出て、6年目に東京本社に異動になりHR部門の立ち上げに関わることになりました。
大阪にいた時には、常にどうキャリアを積んでいくかという話をメンターだった上長としていました。そういう自分の将来の話をできる環境が整っているからこそ、ACCSは将来設計を現実にしやすいのだと思います。
※SV(スーパーバイザー):英語で監督者や管理者を意味する。ACCSでは新規以外のお客様に対して経営支援やアドバイスなど、包括的なサポートをするコンサルタント。
―思い描いていた目標はどのくらい達成していますか? 6年目で新部門のマネージャー、9年目で東日本統括というのはかなりの抜擢ですよね。
短期的な目標をクリアしてから、自分がしたい新事業に関わるという自分で描いていた道は、ここまでである程度実現することができました。1年目の営業目標に対して2倍以上の売上を上げられたこともその一つです。もちろんこれは、自分だけの努力ではなく、ACCSという看板と新入社員を応援する企業風土、周囲の協力があってこそのもの。それでも、その数字は自分にとって大きな自信になりました。
HRは新設部門だったので、しっかりと利益の出せる部門として育てていきたいという考えや、前向きに取り組める人が必要でした。やる気のある人、私のように新しいことを求めている人がやるというのが、自然の流れだった気がします。チーフマネージャーとして5人の部下を持つことになりましたが、広瀬さんからは「HRの枠に囚われず、広い意味での営業として、他部門や支社に影響を与えるような仕事をしてほしい」と言われました。期待され仕事を任せてもらうことは、働くうえでとても大切なこと。モチベーションに大きく影響します。一年半はチーフマネージャーとしてHR業界のサポートに専念し、入社して9年目に東京・名古屋・HR・広告と部門を跨いだ東日本統括を任せてもらえることになりました。こうした慣例的ではなく、抜擢も含めた人材配置もACCSの魅力です。
入社時に考えていた目標と比べて入社後の目標は少し変化し、今の自分が考えていることも、もちろん当時とは違います。でもそれは普通ではないでしょうか?大切なのは、与えられた目標を達成したうえで新しいこと、プラスアルファを見出す努力をしていくことだと思います。
思い返せば入社した頃、代表の広瀬さんは常に新しい情報や知識を見つけて話してくれて、その情報収集力やアンテナ力に驚いていました。どのような感覚を持てばそのように何気ない日常の中からアイデアが湧いてくるのだろうと興味を持ち「この人の近くで働きたい」と考えていました。その目標は実現できましたね。
―ちょっと意地悪な質問も(笑)。ACCSのネガティブな部分をぜひ教えてください。
ネガティブな部分…難しいですね。よく入社してからギャップを感じるといいますが、内定者研修などで社内の様子もしっかりと把握できていたからか、私はあまり感じたことが無いんです。ただ入社当時は、業務時間をできるだけアウトプットの時間として集中して使えるよう自分で考えて、インプットは他の時間に行うようにしていました。こういう時間の使い方も含め、何事も前向きに捉えて行動していけば、成果は自ずと付いてくるのではないかと考えています。
―ここまでの活躍で自分の市場価値が高まったと感じたこと、その要因についてはどうですか?また、これからの挑戦についても教えてください。
市場価値が高まったというとちょっと大げさかもしれないけれど、他社の人からアドバイスを求められたり、自分が当たり前だと思っていることについて教えを求められたりすると、評価されているのかな?と感じます。それが自分の価値が高まっているということなのかもしれませんね。
これからの挑戦について、まず取り組みたいと考えているのは人材育成です。HRと東京士業営業を任せられる責任者をしっかりと育てること。そうしたら、私自身はまた新しい事業に参加してみたいと考えています。ACCSにはM&Aや給与アウトソーシング部門などもあり、もともと人脈の広い会社ですが、HR部門を立ち上げたことで、士業以外にもいろいろな企業とのコネクションができました。そういうところにも多くの見込みがあると考えています。
新規事業の立ち上げには、2つの考え方があると思います。ニーズに寄り添う「マーケットイン」と、企業が作りたい商品を開発・提供する「プロダクトアウト」。どちらもメリット・デメリットがあります。市場のニーズも重要ですが、プロダクトを磨き続けることも重要。自社のアイデアや技術、強みを活かして他にはない差別化された商品を生み出し、その価値を認められるような仕事をしていきたいし、ACCSはそれができる企業だと思っています。そして、そうしたチャレンジを続けられるように、安定した売り上げの仕組みも同時に確立していくべきでしょう。
―これまでぶつかった壁や課題、苦労したことを教えてもらえますか?
HRの立ち上げはお話ししたようにまったくのゼロからのスタート。HR業界には新規参入だったので、やはりACCSという後ろ盾のない状態での新規事業は、成果を出すにも時間がかかり、自分にとっては苦労というか大きな壁でした。これまで築いてきた信頼や実績のない状態での取り組みですからね。しかもACCSではじめての一般企業向けのサービスだったので、競合他社も多く、部下のモチベーション維持やサポートも大変でした。これは今だから言えますが、実は社内で受け入れてもらうにも多少時間がかかったんです(笑)。
だからこそ、それらを乗り越えるために、誰よりも自分が動くようにしていました。営業の現場に出て、表に立つなど行動で示しつつ、どんな部門を目指したいのか、HR部門がACCSにもたらす意義などを部下に伝え続けたんです。誰だって、成果も出ない、目標もよくわからないじゃ、仕事がつまらなくなりますからね。そうならないような行動を心掛けていました。
―では最後の質問です。高見さんにとって「コンサルタント」とは?就活中の皆さんへの一言もお願いします。
そうですね、学生の皆さんはまだコンサルタントという仕事を何となく分かってはいても、実際にどういうことをするのか、具体的には理解できていない人も多いのではないでしょうか。私が考えるコンサルタントとは、簡単にいうとクライアントの課題を解決に導く人です。そして、自分の周りだけではなく、自分が解決できる範囲を広げていき、より多くの人、企業に貢献できる人であるべきだと考えています。
多様な顧客に対応できるコンサルタントになるには、自分が持つ知識や経験に満足せず、インプット・アウトプットを繰り返してアップデートし続けることが重要。だからこそ、今後もACCSというよい環境にいられることに感謝しつつ、進んでいくつもりです。「とにかくたくさんの行動をすること」が、成長や成果を出すための秘訣。失敗したとしても、想像しただけでは得られない経験と知識が得られるはずです。
どんな仕事でも一度は壁にぶつかるでしょう。でも、私は挑戦したいという気持ちでACCSに入ったので、多くの壁にぶつかったとしても、それこそがチャレンジしている証拠だと思っているんです。就職活動中の皆さんはきっと、期待と共に多くの不安を抱えていると思います。でもそれも一つの壁で、素晴らしい挑戦です。どこかでお会いできるのを楽しみにしています。