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なにをやっているのか

アカデミストは、「研究者がいきる、私たちがつなぐ。」というミッションのもと、研究費獲得のためのクラウドファンディングサービスや学術系Webメディアの運営、企業と研究者のマッチング事業などを通して、研究者を多面的にサポートしています。 ◎ 研究費獲得に特化したクラウドファンディングサイト「academist」の運営 日本では現在、科学技術関係予算の過度な「選択と集中」や運営費交付金の減少などが原因で、研究者は知的好奇心をもとにした基礎研究を行いづらい状況にあり、それゆえ、イノベーションの芽を育てるための学問の土壌が崩れつつあります。 ここに問題意識を覚えた私たちは、研究者がより多様な手段で研究費を得られるよう、クラウドファンディングで研究者が一般の方々から直接研究資金を募ることができるサービス「academist」を立ち上げました。 academist :https://academist-cf.com/ academistでは、2014年4月のサービス開始から2021年7月までの約7年で200件以上のプロジェクトを掲載し、1.5万人以上のサポーターの方から累計流通額1億8000万円のご支援をいただきました。これは、総合学術系クラウドファンディング事業者としては世界でもトップクラスとなる結果です。また、目標金額への達成率は約85%と、academistを利用した多くの研究者が研究費獲得に成功しているのもacademistの特徴のひとつです。さらにacademistでは、クラウドファンディングプロジェクトの立案実行を通してチャレンジャーの研究費獲得を支援するだけでなく、一般の人々にも広く「研究」や「研究者」の魅力を伝えることも重視しています。 ◎ 企業マッチング型クラウドファンディング academistでは、チャレンジャーが定めた目標金額を達成した場合にのみクラウドファンディングが成立する「All or Nothing型」を採用しています。2018年から開始した企業マッチング型クラウドファンディングサービスは、チャレンジャーである研究者が目標金額を達成した場合、アカデミストのパートナー企業様からの追加支援等を受けることができる仕組みです。パートナー企業様は、ご興味のある研究領域の研究者をアカデミストと共同で募集し、クラウドファンディングが成立した研究者に対して、研究費やデータ、人的リソース提供といった支援を行うことができます。 Beyond Next Ventures様の企業マッチング型クラウドファンディングの例: https://academist-cf.com/companies/beyondnextventures?lang=ja ◎ 最先端の研究を伝える学術系Webメディア「academist Journal」の運営 academist のオウンドメディアとして2015年10月に立ち上げた「academist Journal」は、研究者が主役となる一般向け学術メディアとして、研究者自身が執筆したコラムや、第一線で活躍する研究者へのインタビュー記事を数多く掲載しています。 academist Journal:https://academist-cf.com/journal/ これまでに800本を超える記事を公開し、TVや新聞などへの掲載や講演・セミナー依頼、共同研究につながった事例も多数でてきています。一般の読者の方に最先端研究の魅力を届けることはもちろん、研究者同士のコミュニケーションにも一役買っているようです。また、大学や研究機関とのタイアップ記事を制作するなど収益化に向けた取り組みも進めています。 ◎ 研究者を必要とする企業に対するリサーチおよびコンサルティング事業(academist Grant) 新規事業の立ち上げや研究開発事業などにおいて、「大学や公的研究機関の研究者の力を借りたい」と考える企業は少なくありません。しかし、多くの企業は研究者コミュニティとのつながりが少なく、事業に必要な専門知識やスキルを持った研究者とのネットワークづくりに課題を抱えています。そこでアカデミストは、企業様のニーズに合わせて、大学や公的機関の研究者・技術者をリサーチしたり、その結果に基づいた新規事業のコンサルティングを行ったりする業務も手掛けています。これまでに大手IT企業様やメーカー様などに対してニーズに合わせたソリューションを提案させていただきました。

なぜやるのか

アカデミストが目指すのは、それぞれの研究者がその価値を十二分に発揮し、彼らが存分に活躍できる社会の実現です。そのためには、何よりもまず彼らのことをより多くの人に知ってもらうことや、研究者を必要とする人や企業と彼らのあいだに橋をかける必要があると考えています。 広くさまざまな人に研究者を知ってもらい、そこから新たなつながりが生まれることで、これまで予想もできなかったような化学反応が起こるかもしれない——そのような思いから、アカデミストはさまざまな角度から研究者を「つなぐ」事業を展開しています。

どうやっているのか

業務委託やインターンのメンバーを含め、総勢10名程度のスタッフでアカデミストの事業を運営しています。スタートアップや出版社、IT企業、コンサルティング企業出身のメンバーなど、スタッフのバックグラウンドはさまざまですが、アカデミストの事業を通してアカデミアを良くしていきたいという思いは皆同じです。それぞれが自身の強みと経験をいかして、より良いサービスづくりに励んでいます。修士・博士号を取得したメンバーも多く、オフィスは大学の研究室のような雰囲気です。