なにをやっているのか
受付に掲げている会社ロゴ。
社内の職場風景。
私たちA-LEADS IT Cambodia Co.,Ltd.(エイリーズIT・カンボジア)は、東南アジア最後のフロンティアと言われるカンボジア王国プノンペン市で、ITオフショア開発やCAD・イラストレーターによる建築パースや間取り図制作のアウトソーシングを行うベンチャー企業です。「雇用創出と意欲のある若者に成長機会を提供すること」を理念に、2012年2月にスタート。創業4期目を迎えます。これまで、対応の柔軟性とクオリティーの高さ、そしてお手頃価格をご評価いただき、業務を順調に拡大してきました。お取引先は、日本に拠点を構える日本企業が中心で、大手情報サービス企業、出版社、ITベンチャー、BPO系企業、不動産会社様など400社以上になります。現在、日本人4名、カンボジア人約100名の体制で(続々と増員中)で日々業務を行っております。
また、カンボジア現地マーケット向けに人材関連ビジネスの新規事業も開始し、現地のローカル企業、その他日系を含む外資系企業とも取引を開始させていただきました。東南アジアの可能性、ビジネスの機会を求め、今後は更に周辺諸国への拠点展開も視野に入っています。
なぜやるのか
「Madori for children」で寄付をしているNGO運営の学校
「Madori for children」にて寄付をしているNGO運営のパソコンスクール
■ 会社設立の背景
弊社代表の橋本が、プノンペンのスラム街にある経済的に貧しい子どもたちが通う小学校で、約3カ月間ボランティアを経験したことがきっかけで設立しました。その小学校では、子どもたちが学校に設置されたパソコンを使い、ネット検索をして アメリカ等の情報を収集したり、facebookで友達と交流したり、器用にタイピングしながら遊んでいました。その姿を目の当たりにした時に、カンボジアの子どもや若者のITに対するリテラシーの高さと可能性を感じ、起業を決意。インターネットを活用して仕事を行える、ITや事務作業のアウトソーシング会社を立ち上げました。
■ 私たちが目指しているもの
カンボジアには才能ややる気があったとしても、貧しくチャンスに恵まれずに苦労している若者が数多くいます。その彼らに雇用という機会を提供し「ビジネス」活動を行う中で、彼らが成長し、日々の生活に必要なお金を稼ぎ、そして、経験を積んで、世の中に羽ばたいていく。そんなカンボジア版の人材輩出企業を目指しています。A-LEADS(エイリーズ)という箱を通じて彼らが成長し、結果としてカンボジアの発展や繁栄に寄与していって欲しい、そう願っています。
※地雷、貧困など、負のイメージが強いカンボジアですが、そのイメージとは異なり、実際には年約6–7%と高い経済成長率で急速に発展し続けています。特に私たちが拠点を構えるプノンペン市内は、水道・電気などのインフラも整い、道路も整備され、高級自動車が多く走り、高層ビルも次第に立ち並ぶように なってきています。平均年齢は約24歳(日本の平均年齢は約45歳!)で、プノンペン市内は若者の活気で溢れかえっている状況です。また、2014 年に日系のイオンモールもオープンし、マーケットとしても高い注目を集めています。しかし一方で、貧富の差が大きいこの国の現状として、グローバルに競争できるホワイトカラーの仕事そのものや、それを実現できる高い技術やネットワークを提供できる企業が少ないことも実情です。
A-LEADS(エイリーズ)はカンボジアのやる気のある若者たちに、ビジネスのルールやそれに伴う技術、そして機会そのものを提供することによって、若者の成長を実現、そして、国の成長と若者たちの成長とともに、会社も、そして将来加わってくださるであろう、あなた自身も共に成長していける、そんな姿を実現していきたいと考えています。
■ 私たちの取り組み
「Madori for Children」 (間取り・フォー・チルドレン)
間取り図1つの売上で10円分を、カンボジアのチャンスに恵まれない子どもたちの教育に寄付するというプログラム。現在プノンペンのスラム街にある2つの学校の支援をしています。プノンペンのスラム街の小さな学校で、子どもたちはパソコンを使って必死に勉強しています。
「Kandal Career Up」 (カンダール・キャリアアップ)
仕事に就けるチャンスが十分でなく、またキャリアアップをする選択肢が多くはない若者をKandal(カンダール)地方から雇用し、仕事のチャンスを与え、教育し、成長してもらい、人生のステップアップを実現します。首都プノンペンと比べてスキルが特別高いわけではないですが、親や兄弟や親戚を養い、家族の大黒柱となって一生懸命働く彼らを応援しています。
※詳細(会社ウェブ)www.a-leadsholdings.com
どうやっているのか
オフィスビル。
頑張るカンボジア人スタッフたち。
どんなに意義のあることをやっても、世の中から必要とされないクオリティーの低い商品やサービスにはお金を誰も払わないのは資本主義の世の常です。ビジネスを行うからには、顧客やマーケットに受け入れられる高いクオリティのサービスを実現し、ビジネスの世界で真正面からガチンコ勝負する必要があります。ビジネスに真正面からぶつかるからこそ鍛えられ、自らの足で立って稼いでいける人材を輩出できると考えています。そのためにはまず、若いカンボジア人スタッフと共に高いクオリティーのアウトプットをお客様に提供できる、共に伴走する優秀な日本人が必要です。既に弊社では伴走役(事業責任者)として以下の日本人が活躍しています。
● オフショア開発、IT部門:大手総合メーカーの火力発電研究所でモーターの発電効率を研究していたスーパーエンジニア
● CAD、イラストレーターなどを用いた間取り図トレース、建築パース作成部門:カンボジアでのボランティアをきっかけに大学院の進学を捨ててカンボジアに飛び込んできた若きサムライ
現在日本人4名と、カンボジア人スタッフ約100名の体制。また、A-LEADSグループ統括はシンガポール、営業拠点の東京の全3拠点あります。取引先の急増に伴い、今後更なる増員と他国への拠点展開を見据えています。