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エンブレムがつくりたい「場」とは
みなさん、こんにちは。エンブレムホテル株式会社CEOの入江です。
今日は場づくりについてお話しさせて下さい。
僕は今年、エンブレムホテルを「ホテル」に限らず、「場づくり」の会社に変えていこうと決意致しました。ホテル会社から場づくりカンパニーへ。なぜ、この転換をするのか。それは「Rats To Star(※Rats To StarについてはCEOブログ Vol. 1, 2 をご覧ください)」を叶えるためです。
ホテルだけに拘らず、「場」の種類を多様に持ち、その違った形の「場」を横断させれば、普段出会えないRats達がつながり、自分らでは想像できない何かを生み出せるのではないかと考えました。
「場」って何?
では、つながる「場」って、例えばどういうものなのか。正直なんでもありです!例えば、クラブ。僕自身、学生時代にストリートダンスをしており、よく渋谷や六本木のクラブに入り浸っていました。ダンスイベントを見にいったり、出場したり、ダンスバトルをしたり。そのクラブで出会ったダンサーやラッパーと一緒に横浜のクラブでアットホームな音楽イベントを開催したりしました。(ちなみに、一緒にイベントを主催した方は、以前放映していたテレビ東京のASAYANと言う番組で、m-flo Verbalプロデュースのヒップホップユニットとしてメジャーデビューしました!)クラブでイベントを開催することにより、普段出会えない方と沢山つながり、出会いの輪が広がり、友人も沢山できました。何故かオリンピックレスリングの種目で金メダルを取った方が誰かの紹介で来ており、オリンピックの世界の話が聞けて新鮮でした。僕にとってクラブは十分可能性を持った、つながる「場」だと思っています。
また、最近、農業を切り口としたコンセプトホテルができてきています。(イギリスのSOHO FARM等)そのホテルでは農家同士は勿論、農家とシェフ、農家とゲストがつながり、食材に対する想いや栽培のプロセス、その食材で新たにこんな料理を作りたい、食べたいなどと話し合うのです。そうすると、食に対する深みや有難みが増しますし、日々の食事も楽しくなります。ちょっとスーパーに行く時も、生産者が気になっちゃったり、レストランに行くとシェフに生産者について聞いたりとか(面倒くさい客になりがちですが、そこでシェフと仲良くなったりもします。笑)、どんどん食の知識も広がり、つながりの輪も広がっていきます。
(農業を切り口としたコンセプトホテルのイメージ図)
このように、人とつながることにより、知らない世界を知ったり、刺激を貰ったりと、日々の生活に何かプラスの要素を与えてくれるところ。それが「場」だと思っています。そんな「場」をホテルという一つのかたちに限らず、多様な種類に増やしていきたいです。
ただ、ビジネスの観点から申し上げると正直、多様な「場」をつくるということは、非効率。違う「場」をつくる時、また一からノウハウや人材を集めないといけないので大変です、笑。それでも尚、多種類の「場」にこだわる理由は、異なる「場」と「場」が掛け合わせた時、より面白いつながりが生まれると信じているからです。
次回は、その「場」と「場」を掛け合わせることについてお話できればと思います。