「Rats To Star」
みなさん、こんにちは。エンブレムホテル株式会社CEOの入江です。
CEOブログvol.2では、僕たちのミッション「Rats To Star」について、詳しくお話していきたいと思います。vol.1でもお伝えしたように、「Rats To Star」とは、「地域に眠る “個”を発掘し、彼らを世に発信していく」ということです。
今日は、僕たちがエンブレムホテルをやってきた5年間で、まさしく「Rats to Star」を体現できた、ある体験談を紹介させて下さい。それは、エンブレムホステル西新井(現在は復活策模索中)であったお話です。
エンブレムホステル西新井の近隣に、「うおがし寿司」という70代夫婦が営む老舗の寿司屋さんがありました。味も美味しく、目の前で寿司を握るところを見られるので、ホステルの外国人ゲストからも大人気。それを見た当時のコネクター(エンブレムでは働くスタッフのことをつなげる人という意味でコネクターと呼んでいます)は、大将に寿司の握り方を教わり、自分で作った寿司を食べられるという、寿司ワークショップを作ったんです。ゲストからも、それは大人気で、週に一度のワークショップも毎回満員。テレビでも紹介され、宿泊ゲストのみでなく、地元客からも多く利用されるようになったそうです。その時に「うおがし寿司」の店主から言われた言葉が今でも忘れられないんです。
「ワークショップが始まる前、本当は店をたたもうとしていたんですよ。年齢も年齢ということで。でも、エンブレムから外国人のゲストが来てくれたり、独学で学んだ英語で寿司の握り方を教えたりするようになってから、すごく楽しくなっちゃって。本当にこの年になって人生が面白くなっちゃったよ。エンブレムのおかげで、生きる意味、多くの幸せを貰うことができました!」
(sushiワークショップの様子。大将が外国人ゲストにお寿司の握り方を教えています。)
「うおがし寿司」の体験談は、僕が宿をしてきて最も心を動かされたことの1つです。街の「Rats」を見つけ、「Star」にしていき、そこに関わる人にも喜びや新しい発見を与えていく、こうしたムーブメントを巻き起こしていくことが、まさにエンブレムのミッション「Rats To Star」と考えております。
このような「Rats To Star」をたくさん創り出すことで、人や街、世界がより面白くしなっていく。コロナ禍を機に、よりクリアになったミッション「Rats To Star」の実現に集中して、コツコツとStarを積上げていきたいと思います。