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ウェルネスの未来を“共創”するヘルスデータ・プラットフォーム「Data Ethnography™(データ・エスノグラフィー)」8月5日より提供開始

ライフスタイルの多様化や高齢化が加速する中、疾病の治癒を主目的とする「キュア中心」から、慢性疾患や一定の支障を抱えても生活の質を維持・向上させ、身体的・精神的・社会的な意味で健康を保つことを目指す「ケア中心」へ、転換していく必要があると言われています。※1 一人ひとりが自分のペースで病気を予防し、健康で活躍できる時間を増やすための工夫が求められています。

またそうした中で、当社調査※2によると、ウェルネスやヘルスケア領域で事業を実施または計画している企業・担当者のうち9割以上が、新商品・サービスなどの構想段階でテーマや仮説の設定に課題を感じていると回答しています。さらにそのうち約6割が「手元にデータはあるが活用しきれていない」こと、約5割が「属人的な経験や勘に頼っている」ことを課題として認識しています。

「Data Ethnography™」は、これらの課題解決のため、ウェアラブルやIoT端末などから蓄積され増加するヘルスデータやライフログと、企業や機関が持つデータを合わせ、日本のウェルネス・ヘルスケア領域の共創的なイノベーションを加速する為のデータ・プラットフォームです。

※1:厚生労働省「保健医療2035提言書」参考(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000088369.html

※2:ヘルスケア領域における研究開発に関する調査
調査期間:2022年7月6日~7月11日
調査手法:インターネット調査
調査対象:20歳以上の全国の男女
サンプル数:200ss


■「Data Ethnography™」ができること

2種のヘルスデータを整理・構造化し、新たな課題解決策の発見や、仮説の仮想検証をアシスト

ヘルスデータには、診療・研究機関のための検査データなどの患者・被験者としてのデータと、ライフログなど日常生活におけるデータが存在します。現在、データの精度・性質や扱いの違いから、この2種類のデータを同時に活用することはハードルが高いのが実情です。しかしキュアからケアの時代へ転換していく為には、2種類のデータが相互補完し合い、同時に活用することが求められています。

そこでヴェルトは、データを整理・構造化し、そのメカニズムと因果関係を探索することで、企業や機関の新たな課題解決策の発見や、仮説の仮想検証をアシストする仕組みとして、「Data Ethnography™」を提供します。治験や実験を実施する前に仮想検証プロセスを行えることが、より効果的な実験計画の策定と実験結果につながると考えています。


「Data Ethnography™」サービス概要

アプリと連動して使う企業・医療機関向けWebサービス

「Data Ethnography™」は、スマートフォンのライフログから体調に関連した発見をするコンディショニングAIアプリ「you’d™」※3、またはそのアルゴリズムエンジン「Smallytics™」※4搭載のアプリを用い、企業や医療機関にある同一ユーザーのデータを、許諾を得た上で連携し利用するWebサービスです。データは匿名化・統計化処理をした上で、当社クラウド上のダッシュボードや因果推論エンジンを通じて利用します。

利用可能なデータは、ユーザーのスマートフォン上のヘルスデータ(現在はiOSのみ対象)、および 「you’d™」でユーザーが入力した体調、不調症状、習慣に関するデータです。特に、因果推論オプションを使うと、自社で持っているデータに何がどのように影響しているかをビジュアルで見ることができ、新商品やサービスの構想段階で新たなヒントを得ることができます。また仮想的に特定のデータを変化させた際に、興味の対象となるデータがどのように変化するかを計算することができるため、より具体的な仮説の考察が可能です。

「Data Ethnography™」は、関係の強いデータを「Smallytics™」アルゴリズム等を用いて、事前に推奨用に計算処理して使えるため、通常であれば長時間になる多くのデータ項目から関係性の推定処理を行う時間を大幅に短縮します。これにより、コストと時間のかかる治験や実験の前に短時間で仮想検証を繰り返し行うことができるため、企業や医療機関のイノベーションの一助となることが期待できます。

サービスサイト:https://data-ethnography.com/


「Data Ethnography™」サービスメニュー

・ヘルスデータ・プラグインサービス(一般企業向け)
お持ちの自社データを、ユーザーの許諾に基づいて健康データと連携させることで、体調・不調症状等との関 連性ランキングや、トレンド比較等を行うことができます。また因果推論オプションを1ヶ月間無料でトライアルいただけます。


・メディカル・アシストサービス(医師・医療機関向け)
お持ちの自社データを、ユーザーの許諾に基づいて健康データと連携させることで、体調・不調症状等との関 連性ランキングや、トレンド比較等を行うことができます。ユーザーの許諾を得た上で医師・医療機関へ個人 データを開示します。それにより、個人IDで検索することでユーザー個人のヘルスデータを確認することが 可能です。また因果推論オプションを1ヶ月間無料でトライアルいただけます。


・因果推論・ベーシックオプション
複数ユーザーの統計データを元に、因果グラフを生成、分析項目に対する因果関係の推論や仮想的に因果効果を計算できます。ヴェルトの「SmallyticsTM」アルゴリズムで事前計算した関連性ランキングを活用することで効率の良い処理を実現しています。


・カスタム対応
アプリやシステムのカスタム提供や専用システムの構築など、さまざまなカスタム対応に応じることが可能です。HPのフォームよりお気軽にお問い合わせください。

※3:コンディショニングAIアプリ「you’d™」(https://veldt.jp/youd
※4:欠損データがある程度あっても、ライフログのあるスマートフォンやエッジデバイス上にあるデータを元に、関連度の強い要因をランク付けする独自アルゴリズム。

※関連リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000020222.html

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