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tebikiが目指す未来

この記事では、創業のきっかけとなった代表貴山の原体験、創業からこれまでのTebiki社の歩み、そして私たちがこれから実現したい未来についてご紹介したいと思います。弊社のビジョンに共感して頂ける方からのご応募をお待ちしてます!

目次

  1. 食品工場が原体験
  2. tebikiのこれまでと現在地
  3. 「デスクレスワーカー」市場の地殻変動
  4. tebikiの目指す未来

食品工場が原体験

私が食品工場長だった時の経験から、現場教育システム tebiki は生まれました。新工場立ち上げに奔走した当時、機械や建設業者との折衝、安全/品質/効率のカイゼン、社員採用から資金繰りまで、本当に何から何までやりました。朝7時15分のラジオ体操からはじまる毎日は、重い責任を感じながらも新しい刺激と学びに恵まれた日々でした。

このとき、何よりも苦労したのが現場教育です。なかでも生産性の鍵を握る機械オペレーター教育が特に難しく、新人が育成できずに優秀なベテラン社員に著しく高い負荷をかけてしまいました。今でもtebikiユーザーのペルソナは当時の自分自身です。あの時、あの状況をなんとかできなかったのか、その問いが今も私を動かしています。

※創業の詳しい経緯はこちら

現場のOJTを動画で簡単に。“元食品工場長”が立ち上げたピナクルズが挑む、「現場教育のDX」 | COMPASS by Globis Capital Partnerscompass.vision

tebikiのこれまでと現在地

2018年3月の創業以降、事業はずっと「tebiki」一本です。これまでの累計資金調達額は11億円、IPOに向けて着実に前に進んできました。

※資金調達の詳しい経緯はこちら。


tebiki事業の特徴の一つは、サービスリリース直後からナショナルクライアントを次々と獲得してきたことです。なぜ有名大企業と契約できるのかよく質問されるのですが、彼らが求めていた現場教育の仕組みがなかった、という一点に尽きると思います。

現場ノウハウは人の動きで、WordやExcelでは表現できません。これまで何とかしようとする人は動画が解決策だとわかっていたし、実際に動画撮影してましたが、かんたんに編集して社内共有する、というところが実はすごい難しくて、そのホワイトスペースにtebikiがびたっとはまったと思います。

創業以来順調に伸びてきたところに、コロナ禍をきっかけとしたDXトレンドが強烈な追い風となりました。製造/物流/小売など幅広い現場産業からご支持頂き(Horizontal SaaSと呼ばれます)、コロナ禍が始まってから約1年半で売上は10倍に増えました。そしてその勢いは止まることなく現在も力強く続いています。

「デスクレスワーカー」市場の地殻変動

tebikiのターゲットユーザーは、小売/サービス/製造/物流/介護/飲食など、デスクを持たない人達が働く「デスクレスワーカー」です。デスクレスワーカーは世界の労働者の8割を占めるにもかかわらず、IT投資全体に占める割合がわずか1%と言われていた産業です()。この産業のマクロ環境の構造変化が、tebikiの成長の背景にありました。

マーケティングやエンジニアリングの領域と比べて、最先端のIT技術が浸透してこなかった理由は現場環境です。作業スタッフや機械の動線/電波状況/温度や湿度/粉塵など様々な障害がある現場で、オンライン環境を整備するのは簡単ではありませんでした。しかし、コロナ禍による強制的な行動変容、安価なモバイル端末の普及、Zoomによる効率的な導入支援の実現などによって現場環境は一気にオンラインに向かい、SaaSの勃興とともに、現場DXを標榜するスタートアップ各社の大型資金調達につながりました。

デスクレスワーカー向けIT投資は、「現場DX」に名前を変えて強いうねりからの大きな波となっています。いままさに歴史の転換点に立っていると感じています。

tebikiの目指す未来

我々が変えたいのは、現場そのものです。可視化できない現場ノウハウは属人化してしまい、OJT頼みで技能伝承されず、クレームなどの日々のトラブルに振り回され、分析データの宝庫のはずの日次記録はすべて紙。だから属人化から脱することができません。この負の連鎖を断ち切るのが我々のミッションです。

tebikiは、現場ノウハウという「動き」を可視化する動画データベースを構築して、OJTの自動化を進めてきました。次の大きな一手は、そこに人が動いた結果のデータをつなぐことです。たとえば作業ノウハウを可視化し、現場を教育し、その結果の歩留まりを見て、さらに現場効率を改善する。現場が求めている未来は、人とデータ、すべてが連動した現場統合プラットフォームにあると考えています。

現場ノウハウのデータベースという中核を抑えながら、現場管理の周辺領域をこれからすべてやります。全体最適を志向し、自社開発とAPI連携を組み合わせながら、現場管理の各システム全てが統合され自動でカイゼンする世界を実現します。

実は、我々が目指す世界を営業領域で実現したのがSalesforceでした。商談獲得から契約までの営業プロセスを可視化し、属人化した営業ノウハウをデータベースに昇華させ、PardotのようなMAツール等と連動させて自動化してきた歴史があります。

「営業」と「現場」の違いはありますが、本質的にはtebikiも同じです。現場のプロセスを徹底的にデジタル化して、可視化して、統合する。つまり、我々がやろうとしているのは「現場向けSalesforce」を作ることなのです。

目指す世界を実現するために、オールポジションで絶賛採用中です。新しい現場の未来を作りたい人からのご連絡をお待ちしてます!

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