なにをやっているのか
地域に若者が集まる「神山塾」。
徳島県神山町にある弊社運営の古民家ゲストハウス・Cafe「山姥」。江戸時代からある古民家を自分たちでリノベーションしています。
私たち株式会社リレイションは徳島県神山町を起点として、地域のもつ魅力や特長を活かし、「新しい仕事・人と地域の新しい関係性・新しい産業」を創りだすことに挑戦しています。
人材育成事業を軸に、他の自治体へのコンサルタント事業、空き家の再利用を始めとした創造型観光事業など、業界の垣根を越え、多分野で事業展開を進めています。
地方創生の先端地域である神山町は、お遍路文化によるお接待気質をもった地元の方が多く、緑豊かな自然と光ファイバーによる高速通信が特長で、都会と変わらない仕事をしながら、田舎の落ち着いた暮らしを両立できる環境として注目されています。
【地域滞在型人材育成事業「神山塾」について】
「神山塾」は新しいタイプの職業訓練で、神山町で生活する方と交流しながら暮らしの知恵や考えかたを教わり、自分たちのやりたいことに挑戦し、今後の働きかたや暮らしかたを考える人材育成事業です。
2010年から開始した本事業は、昨年度までに105名の卒塾生を輩出しております。参加者は求職中の20代~40代の社会人経験者で、特別な資格や技術は必要ありません。
過疎が進行している地域と新しい働きかたを模索する若者をつなげ、新しい関係性からこれまでにないまちづくりに挑戦しています。
なぜやるのか
お米作りを通して、地域で生きる力を身に付けることができます。
神山町の奥、江田集落の棚田。3月には菜の花が見頃。
【ビジョンについて】
私たちは「競争から共創へ」をスローガンに、新しい産業を創り出し、次世代に引き継ぎたいと考えています。
「競い争うこと」で成長してきた経済は、様々な社会課題の要因になっています。
人と地域が繋がり、「共に創りあげる」新しいビジネスは、持続可能な価値を生み出せると信じています。
【神山塾が生む変化について】
都会で労働力として消費されていた若者が、神山塾をきっかけに地域の人と交流し、都会では得られない経験をして、活き活きと変化していく姿は、新しい可能性を感じさせてくれます。
一方で、過疎が進行して若者が減ってきた地域では、神山塾をきっかけに新しい人の流れや交流が生まれ、伝統的な文化や暮らしかたの継承に繋がっています。
どうやっているのか
オフィスの一つ。徳島県徳島市の「蔵本BASE」。
会社のメンバーと、いつもお世話になっている方が集まった忘年会での一コマ。
【仕事の進め方について】
私たちの行動指針は下記の5つです。それぞれの社員が主体となって個別のプロジェクトをもち、会社としての優先順位に応じて柔軟に調整しながら仕事を進めています。
●好奇心…おもしろい仕事をする。仕事をおもしろがってする。
●冒険心…既存のモノサシにとらわれず、新しい仕事に挑戦する。自分たちの仕事で新しいモノサシを創る。
●楽観性…なんとかなる。なんとかする。
●柔軟性…目的は見失わず、常に最適な目標を選択・決断する。目的は一つ、目標は無限大。
●継続力…できない理由より、できる方法を思考し、行動し、人と地域の関係性を育み続ける。
【社員について】
私たちは「多様性」を重視しており、特殊なスキルや専門性をもった人だけを集めてはいません。
どれだけ優れた人でも、知ることができるのは、世の中の出来事の5%に満たないと言われています。
「誰しもが多くのことはできない」という考えが前提にあるので、チームで協力し合いながら、お互いの長所や強みを活かして仕事を進めていきます。
また、「これまでに何をしてきたか・どんな経歴を持っているか」は重要ではなく、「これからどうありたいか・そのために何をやるのか」を一緒に追求したいと思います。