自転車乗りの会社、自転車創業です。第3弾のインタビュー企画は、CTOの幸(さいわい)にいろいろ聞いてみたいと思います!よろしくお願いします!
早速ですが、代表の中島氏とは大学時代からの友人ということですが、出会いから創業までの経緯を伺いたいです。どんなきっかけで中島さんと出会ったんですか?
【幸】中島との出会いは、大学の友人経由で知り合ったのがきっかけです。大学2年生頃ですかね。中島の高校時代の友人が僕の大学の同級生で、同級生と一緒に遊んでいる間、いつの間にか同じコミュニティにいた感じです。当時は音楽やイベントが好きな友人という感じでした。当時フリーマーケットの運営アルバイトを一緒にしていた流れから、一緒にイベント企画をしたりするようになって仲良くなっていきましたね。学生時代は、音楽やクラブカルチャーが好きでそっちも楽しんでいたんですが、当時システム開発やプログラミングにも興味を持っていて、大学在学中からIT企業のシステム開発や運用のアルバイトをしていました。
当時盛り上がっていたインターネットとオープンソース文化に感化されて、プログラミングに興味を持ちました。当時は、プログラミングを勉強して身につければ、ここに参加できるのかなと思いエンジニアを志しました。学生時代のネットワーク管理や、社内システム開発のお仕事などは、とても貴重な機会でしたね。興味のある分野だったので、そのアルバイトを通じてプログラミングやシステム開発にどんどんのめり込んでいきましたね。
そして、大学卒業後は、そのままお世話になっていたIT企業に転がり込むことに。数年間、様々な開発や運用に携わらせていただき、エンジニアの基礎が身についたと思っています。やりがいを持って仕事をさせてもらっていました。ただシステム開発を行っていてはいたものの、当初思い描いていたものとのギャップが当時あったんですよね。もちろん、なにか作ることには変わりはないですが「もう少しクリエイティブな仕事をしたい、裏側だけでなくユーザーに直接触れる部分も力をつけたい。」と強く思うようになったことが、転職のきっかけになりました。その後知人の縁から、当時WEB分野を強めていきたいと考えていたデザイン事務所に入り、WEB事業部の立ち上げを行うことになりました。
エンジニアがデザイン事務所に入るって珍しいですね。デザイン事務所では、システム開発やディレクション業務がメインだったのですか?
【幸】いいえ、WEB事業部の立ち上げからのスタートで在籍期間中の約5年間に人数も増えたため、最終的にはディレクターとして企画やディレクション業務がメインになりましたが、WEB系は自分1人だったので、企画、デザイン、コーディング、プログラミングなど、なんでもやりました(笑)なので、フロントエンドからバックエンドまでひとりでなんでもこなすという感じでしたね。デザイン事務所だったので、UIやグラフィックのノウハウはたくさん学ぶことができました。広告代理店との仕事や、プロデューサーの方が多かったので、出してはひっくり返されてなど体力的にかなりハードな環境ではありましたね(笑)
そんな状況で、同期の同僚たちが皆自転車に乗っていて、いつの間にか自分も自転車乗りになっていました。エンジニアと自転車って、とても相性のいい関係なんですよね。PCに向かって開発している時間が長いので、意識して体を動かさないと健康に悪いですよね(笑)。自転車に乗るようになると、自然とカラダを動かす事が多くなり健康になるし、風を切って走る事でちょうどいい気分転換にもなり、バランスを保ってくれるような気がしています。実際、自転車に乗りはじめてから風邪にもかかりにくくなった気がします。
当時のワークスタイルがきっかけで“自転車”と出会ったのですね。そこから自転車創業共同設立に至るまでは、どんな感じだったのですか?
【幸】5年ほど働いていたのですが、フリーランスでやっていこうかなと考えていたところに、中島から駐輪場のビジネスアイデアがあると相談を受け、KDDIムゲンラボに応募することになりました。そこからは、自分の想像以上にトントン拍子に話が進み、2013年11月22日「いい夫婦の日」に中島と漢二人で株式会社自転車創業を共同設立しました。
後編に続く。