育児休業取得を応援します

5月15日は私の入社記念日です。入社以来沢山の方々に支えていただきました。当時代表取締役社長だった2代目社長の野口貴弘は、常に社員のことを気に掛け、尊重してくれる社長でした。そんな社長のお陰で入社後すぐに2人目の子供を授かった際も「この会社でずっと仕事を続けたい！」という思いが芽生えました。

12月3日に帝王切開で出産予定でしたので、11月22日まで働こう、と決めていましたが思うようにはいきません。体がしんどくなり、11月15日から産休を取ることに。その後無事に出産を終え、翌年の1月28日には復職を果たすことができました。一日でも早く職場復帰をし、恩返しをしたいと思いました。休業期間中の業務を支えてくれたのは、派遣スタッフのTさんでした。Tさんが出産のお祝いに、とプレゼントしてくれた卵に包まれた小指ほどの雛人形は今も大切に飾っています。

陶器の卵を割るとお雛様が出てくる仕組みですが、出産後すぐには卵を割ることができませんでした。その後も卵の形のまま、しばらく飾ったままにしていましたが、ある日掃除をしていた際に腕がぶつかって床に落ちた卵が・・・。卵の中から現れた可愛らしいお雛様に、子育てで悩んでいた気持ちが救われる思いがしました。

Tさん、その節はありがとうございました！

あれから20年近く経った今でも多くの女性社員が育児休業を取得した後に、復職しています。男性社員の育児休業も増えてきました。今年も何名か予定がありそうです。Tさんに助けていただいた恩は、後輩たちの育児休業取得を促すことで、お返ししていきたいと思っています。