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【社員インタビュー#8】直感でやってみたいと思った医療SI 文系出身でも、目標を追い続けるうちに気付いたら4年目に

こんにちは。北都システム編集部です。

今回は入社4年目、医療・ヘルスケアグループで電子カルテを導入するSystem Integrator(以後SI)加藤さんにインタビューしました。人との関り、オンオフの過ごし方、文系出身SIになってみて感じたことについてインタビューしました。

―どんな学生生活を過ごしていましたか?

大学では経営学部でマーケティングを専攻していました。後々SIを目指すきっかけとなった『経営者に学ぶ』講義もありとても楽しかったです。

友人からは『気づいたらいつも違う分野に興味を持っている』と言われていました。確かに色んなアルバイトを掛け持ちしていました!タワレコ、居酒屋、イベントスタッフと様々です。忙しかったですが楽しみがあればがんばれるタイプでした(笑)

―医療SIを目指したきっかけは何でしたか?

文系の学部に通っていて自分がIT系の会社に就職するとは全く考えていなかったので、最初はSIという職業があることも知りませんでした。大学の講義で医療系システムを取り扱っている会社の社長さんの講演会があり、そこで医療SIという仕事を知ったのですが、その時に直感でやってみたいと思いました。

中でも北都に決めたのは、地元が札幌なこともあり、医療SIとしてずっと地元に貢献できる会社だと思ったからです。

―偶然の出会いから志したSIになり4年目、現在の業務について教えてください

入社時から現在まで、お客様である病院へ電子カルテシステムを導入しています。電子カルテシステムは、医師が看護師や医療技術者に対して検査依頼や処方をオーダーしたり、患者さんの記録を残す目的で使用します。
プロジェクトによってスタート地点は様々です。既存システムのバージョンアップ、他社システムからのリプレース、紙カルテで運用しているお客様がシステムを新規導入される場合もあります。 基本的には導入するシステムが決定した後に、そのシステムベンダーと一緒に導入をすすめます。

業務の大まかな流れは、

①医師、看護師、検査技師、薬剤師などの方々と打ち合わせをして、システムの設定を決定

②決めた設定に沿って環境構築

③テスト

④システム稼働の立ち合い、保守引継ぎ・・・となります。

システムベンダー様や北都だけでなく、他の協力会社さんと一緒に準備・作業を進めます。
大きな電子カルテの中に“検査”や“薬剤”などオーダー(部門)が分かれていて、導入を請け負う会社が異なります。ケースバイケースですが大体は10 種以上あるオーダーをもう1つの協力会社さんと分担、北都が半分~8種を担当するイメ―ジです。1プロジェクトにつき、大体半年くらいかけて導入します。

-SI業務のチーム構成を教えてください

だいたい北都からは先輩と2人でプロジェクトに入ることが多いです。 そのほかに協力会社の方が5~6名と、リーダーの方等で、1プロジェクト10名くらいのチームで仕事をしています。

協力会社の方との関係は独特かもしれません。 私は他社の方であっても先輩として仕事を教えていただいていますし、全体的に所属関係なくわかる人が教え合う雰囲気です。私は部署内ではあだ名で呼ばれていますが、他社の方も同じようにあだ名で呼んでくれたり、出張で地方にいるときは、一緒にお昼ごはんに連れて行ってもらったりと、会社の垣根をこえて同じプロジェクトメンバーとして仲良く接していただいています。

―色んな立場の方々と関わるSIですが、人付き合いで心掛けていることはありますか?

私は人見知りなのであまり自分から積極的にいけるタイプではないのですが、関係を作っていくことは苦手ではないので、自分のできる範囲内でコミュニケーションをとるようにしています。 どんなコミュニケーションを望んでいるのかな?と想像して、初対面の方の雰囲気に合わせて自分のキャラもちょっと変えています(笑) 雑談が好きそうなら自分も話しかけたり、その逆もあります。学生の時のいろいろなアルバイトの経験が活きているなと思います。

今まで、1番印象に残っている導入業務はなんですか?

1番最近なんですが、新規導入の案件を初めて経験しました。看護師さんと何度も話したり、1からマスタを作ったりと新規導入案件ならではの大変さを経験しました。自分の担当業務も今までで1番多く、ペアの先輩からも『担当分は任せるから、自分で考えてみて』と任せられたので、それを今回のプロジェクトの目標にしました。

初めての新規導入、がんばったのでは?とインタビュアーに促され、控えめにうなずく姿が印象的でした

―続いてワークスタイルや、プライベートとのオン/オフについて伺います。 1週間、もしくは1か月の流れを教えてください。

プロジェクトが始まって最初の方は、現地に出張に行くのと札幌からリモートとを半々くらいで作業しています。システム稼働の3カ月前くらいからほぼ毎日現地での作業になるので、毎週月曜日の朝移動~金曜日に帰ってくるというスタイルです。

―ハードで男性が多い印象のSIですが、働きにくさは感じませんか?

システム稼働前の出張が続く期間はやっぱり疲れます、が特にそのために体を鍛えるなど気を付けていることはないです(笑)体力的にしんどいときもありますが、働きにくさはあまり感じたことはないです。

―気分転換は上手ですか?オフはどう過ごしますか?

得意な方だと思います。落ち込むことがあってもごはんを食べて寝たらリセットされます!平日も札幌にいる週であれば、何曜日に何をするか1週間のルーティンを決めています。金曜日に仕事終わりに買うコンビニのお菓子が楽しみです(笑)

休日は最近だとセルフネイルが楽しくてよくやっています。カラーやパーツをちょっとずつ集めてサロンみたいにディスプレイするのが夢です!あと、野球観戦は高校のときから好きです。今年はWBCもあって自分のなかで野球熱が上がっているので、ほぼ毎試合ファイターズ戦の中継を見ています!

前まではサロンに通っていたとか。それにしてもとても器用・・・!

―では最後に、4年間の振り返りと今後についてお聞きします。入社前と比べ、現在の業務についてギャップはありましたか?

入社前はプログラミングやITの知識をフルに使うと思っていたので、面接でも入社の時にも「知識なくても文系でも大丈夫だよ」って言われても不安だし、本当かな?と疑っていました(笑)でも本当でした。実際はもちろんある程度の知識は必要ですが、それ以上にお客様にとってわかりやすい資料作りやコミュニケーションの方が重要だなと思ったので、そこはちょっと意外でした。

お客様はITに親しみがないので、専門用語に頼らずに同じ目線で資料作成や説明をして伝える必要があるからです。後は、お客様から『これできる?』と言われて即答できずに持ち帰っても、お客様が不安にならないよう信頼関係を築くことも大事だと思います。

逆にお客様から見て、「質問しやすい、喋りやすい人」もいた方がいいんじゃないかな、と自分は思っています。橋渡し役として、自分が1回聞いて、社内に確認して、またお客様にお伝えしています。

―4年目の今、苦労や課題に感じること、それでも続けられる理由について聞かせてください

現場の方からいろいろとシステムに対して要望が出るのですが、システムではできることとできないことが限られているので、要望をすべて実現することが難しい場合があります。そこでただ出来ないというのではなく、違う機能の提案や、運用の代替案を出せるようになるというのがまだまだ難しいなと思います。
続けられる1番の要因は負けず嫌いだからかもしれないです。だいたいプロジェクトごとに自分の中で目標を立てるのですが、それが達成できるまではやめられないと思っているうちに4年目になっていました(笑)

ー最後に、今後どんな仕事に挑戦していきたいですか?

大学が経営学部でマーケティングも学んでいたので、自社製品の販促とかにも関わっていけたらいいなと思います!医療システムに限らず、色々なサービスの提案やサポートをやってみたいです。
医療SIの方は現状、ある程度1人できるようになったものの、完全1人ではできないので先輩とペアを組んでいます。なので今後はペアを組んだ時に自分が先輩側となって、後輩に教えられる立場になっていたいです。

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―編集部よりインタビューを終えて

プロジェクトごとに立てる目標の話が印象的でした。『気分のムラを出さない』『プロジェクトが終わるまで、心身ともに元気でいる』といった小さな目標ですよ?とのことでしたが、お客様にとってもチームメンバにとっても、いつも安定していて一緒に働きやすい存在だろうな、と想像できました。目の前の日常を大切にし、直感や縁、そして1つ1つのプロジェクトを着実に積み上げてきた加藤さん。その等身大の姿はキャリア形成において1つの理想的なモデルだと感じました。

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