北都システムの開発部とは？

組込み・医療・産業系と幅広い開発を行う部署を牽引する2名に共通する"モノづくりを楽しんでもらいたい"というキーワードに込められた想いとは？

先ずはお二人の所属部署について教えてください

熊谷：私の部署は、主に自動車関連の組込みシステム開発を行う部署になります。
具体的には、自動車システムにおけるカメラの画像認識機能の開発、ヘッドライト制御・スマートキー利用時に車と鍵を暗号化して通信させるなど、C言語を用いて自動車各部の動きを制御するプログラムを組んでいます。
他にもスマートフォン（５G）関連のプロトコル評価業務、航空宇宙関連などにも携わっています。

佐々木：私の部署は、医療、産業系のアプリケーション開発を担当しています。
ひとつ例を挙げるとJava言語を用いて倉庫にある物品の出入庫の状況・在庫管理などを自動で行うシステム開発を手掛けています。
このプロジェクトチームは札幌本社、大阪オフィス、新横浜オフィスの三拠点で構成しており、メンバー同士は日々助け合いながらプロジェクトを推進しています。

プロジェクトを進める中でどんな点を軸としていますか？

熊谷：「段取り八分仕事二分」を軸にしています。
組み込み機器の場合、世の中に出回った製品のプログラム変更はほぼ不可能であるため、誤った制御プログラムが出荷されないように要件定義・設計の段階で不具合が入り込んでいないか？セキュリティ面に問題はないか？など、プロジェクトの計画段階や上流工程でしっかりとメンバー全員で確認と共有をしています。
また、組込みにおけるソフトウェア開発も複雑化してきている為、先回りして新技術を身に付けると共にリアルタイムに、確実性と省電力性そして、コンパクトさを重視した段取りを行う事が重要だと考えています。

佐々木：新しい技術要素は積極的に吸収するという方針で多数のプロジェクトが日々挑戦しています。
というのも私の部署は様々な開発手法のプロジェクトに携わる機会が多く、メンバーそれぞれのスキルの幅、視野が広いです。
同じ製品や技術に長期間携わるケースもありますが、新しいプロジェクトで別の技術、別の分野で開発する事も多く、都度お客様や開発メンバーも変わる為、関係者の方々とコミュニケーションをとりながらエンジニアとして広い視野を身に付けることが重要だと考えています。

この部署で働く醍醐味を教えて下さい

熊谷：自分が作ったものが実際に身近の人が使っていたり、日常の中で見つけたりするとテンションが上がります。（笑）
自動車や宇宙関連など自分の子供たちに「これ作ったんだよ！」って誇れる事も非常に醍醐味です。

佐々木：全てではありませんが市販される製品に関わる部署なのでかぶってしまいますが、やはり自分が携わるプロジェクトで開発したものを誰かが使っていたらそれまでの苦労も喜びに変わります。
そういったもの作りができるという点が一番の醍醐味です（笑）

モノづくりを楽しむ環境を整える為に、どんな事に取り組んでいますか？

メンバーのやりたい案件や興味を持てる案件に極力携われるようにしています。
併せてどんなメンバーでも発信出来るような機会を設ける事で頻繁にコミュニケーションを取る事を意識しています。
例えば、「15分面談」という取り組みを行っていますが、そこではあえて所属チーム外のリーダーと面談を行い、普段言えない悩みや困りごと、たまには愚痴などを気軽に話せるような環境を整えています。
他にも、全社でのクリスマスイベントや年末イベント、世代別交流会など他部署とのコミュニケーションを取る機会を増やす為に、様々な施策を実施しています。