こんにちは!ギフティブリサーチ合同会社採用担当の小野です。
代表社員の徳満さんにインタビューをしてきました。
今回は、下記3つを中心にお話を伺ってきましたので「ギフティブリサーチがどんな会社なのか知りたい方」や「他業種からエンジニアを目指している方」はぜひ最後までご覧ください。
・代表になるまでの経緯
・創業のきっかけや今後の展望
・代表自身の人柄について
ー代表社員 徳満さんのプロフィール
・代表社員 徳満 鑑(とくみつ あきら)
・1975年東京生まれ
・営業として新しい現場や取引先の開拓や顧客、メンバー対応など担当
ー今までの経歴を教えてください
高校卒業後、クリーニング洗剤の営業の会社に入り、掃除機の訪問販売会社に入って,,,経歴結構長いです。
そのあと厨房洗剤の会社へ入って、そこから次がIT系の会社ですね。
細かくいうと基地局等を組み立てるような会社に配線工事の仕事がやりたくて入社しました。
ただ、そこでは仕事が全然がなくて、さらに別のIT系の会社へ転職しNW関連の仕事をした後、現在のギフティブリサーチに入りました。
ーエンジニアを目指したきっかけを教えてください
2つありまして、1つは外回りの仕事で手を抜くスキルが高まったので内勤にもチャレンジしたいと感じたからです。もう一つはパソコンを購入したがまったく使えなかったので仕事で使い方を覚えようと考えました。
ーエンジニアには技術が必要だと思います。技術を磨くために努力したことや意識していたことはありますか?
エンジニアというよりは、チームの中で求められるもの(技術)を習得しようと努力していました。やり方としては、仕事に必要な技術や機器の操作方法についてわかる人に教えてもらうなどしていました。
意識していたことは、どうやったらその仕事が失敗するのかを意識し、それが起きないように気を付けていました。NWの仕事だと自分の装置に設定を入れただけでは通信ができないじゃないですか?
相手側にも設定を入れてあげなくちゃいけないですよね。だからどうやったら通信が通らなくなるのかを考えて、それを確認してから仕事をしていました。ルールというよりは、自分で考えて「これがないとヤバいんじゃないか」と思うものを事前に確認し、何が必要なのか対策していました。
営業と一緒でお客様先にどうやって訪問したら嫌な人と思われるかと言うと「ダラダラした服装でいく」とか「挨拶をしない」など、そういうことをしないように対策していくことと同じですよね。最終的には営業で培った経験も繋がっていたと実感しましたが、当時は何よりエンジニアとして知らないことが多かったからこそ、その中でも自分がわかることは失敗しないように挑まなくちゃと考えていました。自分のわかる範囲で対策していくことが自分のベストを尽くすことだと考えてやっていました。
ーギフティブリサーチを創業した背景を教えてください
ギフティブリサーチを創業するか、前職の同僚2名と創業するか悩んでいましたが、代表の一人である轟さんの前に進む力が強くギフティブリサーチで創業することにしました。
創業の背景としては、前職では同僚3人がそれぞれ事業部をひとつ任されることになり、その際に「社内で1番利益を出したらその一部を新規事業に使わせて欲しい」と上司に条件出しを行い承諾をもらっていましたが、実際に1年間頑張って利益を出したところ反故されてしまいました。その時上司に言われたのが「そんなに新しいことをやりたいなら自分たちで会社を作れば?」と言われ、自分たちで何かやるためには会社を作るしかないと考えました。
当時は商売をしようとしていて、飲食や物販など非ITの事業を仲間とやりたいと思っていました。所属していた会社はITの運用にどっぷりつかっていたので、企画書を提出し、新しくサービスや事業を始める環境ではなかったので、利益を出せばそこの資金から新しいことを始められると考えていたからです。
もう一つは、職場にいた同僚の給料が安く、その理由がビジネスの仕組み上仕方ないことなのかそれとも会社として社員に還元できていないのか知りたいかったからです。
ー代表社員が3名いますがメリットやデメリットはありますか?
1人社長だとやりたい放題できるじゃないですか?言葉を選ばずに言うと外車を買って、六本木のマンションを購入して、社長だけ給料を高くするみたいのが3人代表がいると出来ないです。監視役がいるような形になるので「出来ないこと」がメリットですね。もう一つのメリットは3人の脳みそがあるので色々な意見や知見が出てくることです。
デメリットとしては意思決定が遅いことです。3人の意見や知見があるからですね。
意思決定が遅いことについては、目に見えるようなデメリットにはなっていないです。ただ、1人であればもっとスピード感ある成長が可能だったかもしれないですね。今は物事をすごいゆっくり様子を見ながら進む状態になっていて、いわゆる「石橋を叩いて渡る」状態です。
デメリットの対策としてはまず「意思決定が遅い」ことに気がつくことだと思いますが、現状は会社がガタガタになっているような状況ではないですし、スピード感についてはそれぞれの代表で意見が違うと思います。
「意思決定が遅い」ということは、何かに着手するのが遅いってことになります。確かに何事にも早く着手が良いかもしれないですが、早く決めたことで失敗するかもしれないじゃないですか。
「意思決定が遅い」ことで現状では、F1に1,000万円投資するような失敗してないですし、物事を進める際になぜそれが必要なのか?根拠付けやリスクを考慮して決められていると思います。
ーギフティブリサーチが大事にしていることは何ですか?
一つは従業員じゃないですかね。それと常に広い視野を持っておくことです。それが何かというと、同じ現場に10年20年いるとその現場が全てになってしまうじゃないですか?
現場から出ると世の中のエンジニアの世界は広いことがわかるので、今自分がやっていることは何かの一部で社会はもっと幅が広いと理解して欲しいです。
ー代表自身が他社とギフティブリサーチの違いとは何だと思いますか?
SES会社では、未経験者は運用保守やヘルプデスクのプロジェクトに就く事がほどんどだと思います。会社の方針としてギフティブリサーチでは、未経験者が構築フェースから関われるように努力しています。
なぜかというと、自分が元々運用保守の仕事から構築工程の仕事に異動した際に違いを感じたし、SESのプロジェクトで今募集されている物の9割は構築屋さんいわゆるモノづくりの人なんですよね。
最終的にはエンジニアはそちら側に行かないと価値がでない。運用保守で埋もれるよりは構築工程を踏ん張ってやっていく方が、エンジニアを始めて10年後差がついていると考えているからです。
それは、仕事として求められている工程として多いことや、保守スタートのエンジニアより10年くらい後でエンジニアとしての差がついてくると考えている。
あとは他分野の事業にもチャレンジしていることです。SESの会社でクレープ販売やフランクフルト屋、ドローンをやっている会社はいないですよね?
ー今年で9期目になりますが創業してか今までで最も苦労したことは何ですか?
うちの会社だと営業面。もともと懇意にしている企業が少なかったので、営業担当として他の取引先を見つけるのに苦労したし、今現在も模索している最中です。
例えば小野さんが「来月大手の取引先5社開拓してきて下さい」と言われても難しいですよね?なので地味にやっていく方法で進めていますが、もっと効率が良い方法があるんじゃないかなと思っています。
営業で模索した具体的なエピソードとしては、自分自身をエンジニアとして売り物にして、営業として交流会に参加し自分をエンジニアとして売り込んで成約したこと。先方には「こんな人初めて見たと」と言われました。
他には請負事業の見積もり作成に苦労しました。見積もり書の作成は基本設計に近しく、今までのノウハウがない状態で始めたので0から作り出すのが大変でした。金額の設定や項目などがお客様に納得してもらえるようにするのを考慮しました。
ーギフティブリサーチを立ち上げてよかったこと、印象に残っていることはありますか?
立ち上げてみないと分からないってことが立ち上げたきっかけで、立ち上げてみたら従業員の給料設定の幅がわかったのが良かったですね。あとは一エンジニアじゃなくなったので、今まで知らなかった営業としての動きや契約面で必要な法務などについて学ぶことができたことです。
印象に残っていることは、初めてクレープ販売をした時に知り合いがたくさん来てくれたことです。人との繋がりを感じることができました。
ーこれからギフティブリサーチでやろうとしていることを教えてください
直近ではエンジニアを増やすことです。エンジニアが増えることで人と技術力が集まり、請負事業や自社サービスを立ち上げるリソースを作ることができます。さらに人を増えることで社内業務の分担ができ、仕組化され属人化が減っていくと考えています。
さらに社内業務が増えると地方で仕事を探している人や子育て中の人にも仕事を作ることができるので良いなと考えてはいますが、それは2ステップぐらい先のお話ですね。まずは足元の事業を太くして、そこから新しい事業や新しい雇用に繋げて行きたいです。
会社の企業理念に「不可視の価値を知得し、人と人々との価値を創造する」というのがあります。例えば、田舎の電波がない所でプログラムの本を買って勉強している人がいたとします。その人は世の中のことをあまりよくわかっていませんが、いつの間にかJAVAの基本設計やAIをバリバリに駆使できるようなります。その人が作り出せるサービスを世の中で使えるサービスにする橋渡しをできたらいいと考えています。
だからこそ何もなさそうに見える場所や人が住んでいなそうな場所へドローンの撮影などで訪れ、そこで様々な人と知り合い、良い人がいたらその人たちのことをもっと世の中の人に広げて行きたいです。最終的には個と人々を繋げられる懸け橋のような会社にしたいです。
次回の後編では、代表の人柄についての質問を中心に残りの10個をインタビュー内容をご紹介していきますので、お楽しみにお待ち下さい。