こんにちは!Evand株式会社採用広報部です。
今回は、代表取締役社長の石田さんにインタビューをしてきました。
・Evand設立までの苦悩
・コロナ禍から脱却し売上アップに繋げたエピソード
・今後の展望
など、色々お話を伺ってきました。
Evandの選考を検討されている方は必見です!ぜひ最後までご覧ください!
▽プロフィール
代表取締役社長 石田 優太郎(いしだ ゆうたろう)
大学卒業後、株式会社グリムスに入社。 法人営業を経験した後、2011年株式会社ウィルオブ・ワークに入社。 コールセンター派遣部門にて、営業コーディネーター職として法人営業・スタッフ管理に従事。年間ベストコーディネーター賞を受賞。 同社での経験をもとに2016年、Suprieve株式会社で人材事業の立ち上げメンバーとして参画。 セールスプロモーション・コールセンター業界を中心に、正規雇用の派遣事業を一気に拡大。 事業立ち上げ2年目で黒字化、3年目には東京本社を立ち上げ。 4年目には年商20億を突破し、6年目で全国4拠点・従業員1,000名・年商35億へ成長させる。 そのタイミングで、Suprieve株式会社より人材事業を分社化。 2021年2月、Evand株式会社代表取締役に就任し、現在に至る。Evand本社は、2018年5月に設立した青山にある東京オフィスとグランフロント大阪の2つに本社を構えおり、2019年7月には福岡支社、2020年7月には名古屋支社、2021年7月には札幌支社、2022年10月には広島支社・仙台支社を立ち上げ、現在7拠点を運用し成長し続けている。好きなものは「恋バナ」と「ハイボール」。
▽挨拶
はじめまして。Evand(エヴァンド)株式会社代表の石田優太郎です。
企業理念【「人」が輝く「世界」がかわる】を掲げ、人材事業をメイン事業に成長を続けてきました。
現在の従業員数は約1700人。8期目を迎える今年はさらに成長を加速させるため、2024年4月には新卒入社1000人を目標に採用活動を開始しています。
▽「人が辞めない」人材会社を作りたい
Evandは、Suprieve(スプリーブ)株式会社の新規事業として2015年に立ち上げた人材事業部が前身となっています。
Suprieve内に人材事業部が立ち上がった2015年当時、私は大手の人材会社のマネージャーとして勤務しており、大阪支社長への昇進も決まっていました。
実はその少し前に、Suprieveから「一緒に新規事業を手伝ってほしい」と声をかけてもらっていたのですが、昇進を控えていたこともあり転職するつもりは全くありませんでした。
何度断っても連絡が来るので、最後は根負けして話だけ聞いてみようと。実はそれが、今ここにいるきっかけなんです。(笑)
そうしてSuprieve代表取締役CEOの森武司と会うことになったわけですが、私が「どんな会社を目指しているんですか」と尋ねたところ、「人が辞めない人材会社をつくりたい」との答えが返ってきました。それが私にとってはすごく衝撃でした。
長らく大手の人材会社で働いてきましたが、この業界にとって「人が辞めるのは当たり前」。大げさではなく「100人辞めても101人採用すれば問題ない」といった価値観があり、私自身もそう思っていました。
人材事業の価値は、足りていない人材を補うこと。お客さまに喜んでもらうことが第一目的で、そこで働いている人材に対しては、戦力の数字としてしか見ていませんでした。
派遣社員が仕事を辞めてしまう理由はさまざまありますが、大きな理由のひとつに「待遇や収入が不安定であること」が挙げられます。
まずはその大きな不安を払拭するために、新規事業では「正社員として雇った人材を派遣するビジネスモデル」を確立させたい、と。安心感を持って働けることで仕事のパフォーマンスの向上が期待できるし、それは、働く人にとってもクライアントにとっても非常にポジティブになり得るはずだと。森からそうした構想を聞いて、たしかにそれは挑戦する価値があると感じました。
もともと自分の仕事に違和感を感じていたわけではありませんでした。ただ、改めて振り返ってみたときに、100人辞めて101人を採用する仕事をいつまで続けるんだろう…と、熱意を持って取り組んでいた仕事の違和感に気付いてしまいました。
毎日人が当たり前のように辞める業界の構造はたしかにおかしいし、業界経験者としてその変革に携われるならば今しかない!と転職を決意しました。
▽「だめな会社」を脱却し、「いい会社」をつくろう
そこから人材事業の責任者を務めることになったものの、そこからの1年は本当にトラブルの連続でした。
組織としての基盤や体制が整わないまま走り出してしまったので、新入社員に対する説明が足りていなかったり、事務手続きに不備があったり…と当時のメンバーやクライアント先にはものすごく迷惑を掛けてしまっていたと思います。
社内の不満が溜まっていることも感じていましたが、露呈し続けるトラブルをすべて是正する余裕は全くありませんでした。
それでもなんとか社員数が50人ほどに増え、年末も近づいてきたある日、忘年会を兼ねてクリスマスパーティーを開催することになりました。パーティーの冒頭であいさつをしたものの、会場のあちこちから敵意を向けられていることを感じ…このままではまずいとメンバーを二次会に誘い、集まった20人ほどに「言いたいことを全部言ってほしい」と頭を下げました。
1人、2人と緩めのクレームがあり、3人目からは本気の苦情です。
それを機にダムが決壊したかのように次から次へと不満が上がり「なるほど、サンドバッグ状態とはこのことか」と感じたのをよく覚えています。
大きな反省を胸に、組織をよくしたいといろいろ手を尽くしてみたものの、なかなかうまく回らない。そうしたなか、2017年4月、新卒メンバーが加わってくれたことが私にとって大きなターニングポイントになりました。彼ら彼女らは、言うなれば「第一期生」。実績に乏しい私たちの事業に対して、「新しい組織体でチャレンジしたい」「自分たちで事業をつくっていきたい」と、前向きな気持ちで入社してくれたメンバーが多かったです。
ポジティブな思考を持つメンバーが増えたことで社内の雰囲気が一変し、思い描いていた組織にだんだんと近づいていきました。
これまでの「だめな会社」を脱却し、「いい会社」をつくろう。それが、今も続く組織づくりのキーワードになっています。
▽コロナ禍によって自社の強みを再確認
順調に業績を伸ばしていた2020年、新型コロナウイルスが流行しました。
緊急事態宣言に伴って事業所を縮小するクライアント先企業が頻出し、多くの外勤メンバーの仕事が一時停止状態になりました。また、当時の新卒入社メンバーは、入社してすぐに自宅待機となりました。
10ヶ月ほどそのような状態が続きましたが、リモートワークの定着や事業所の再開に伴って、現在はコロナ禍前以上の需要を取り戻すことができています。
経営の視点で振り返ると本当に苦しい時期ではありましたが、同時に、Evandの強みを改めて社内外にアピールできるきっかけにもなったと感じています。
「正社員として雇った人材を派遣するビジネスモデル」だからこそ、クライアント先の業務が一時停止状態となっても給与を支給することができ、優秀なメンバーの流出を防ぐことができました。そのおかげで、クライアント企業、ひまた、正社員という安心感に加えて、一人ひとりが望むキャリアを形成できるよう工夫も重ねてきました。
仕事内容にやりがいを感じていても、数年後のキャリアが見えない状態では不安を感じる。という声は以前からあり、それに応えるかたちで社内制度を整備するようになりました。キャリアパスを希望するメンバーへは「外勤(クライアント先)における管理職への昇進」「内勤への異動」「グループ会社への転籍」と、大きく3つの選択肢を提示しています。
キャリアパスを具体的にイメージできる環境を整えたことによって個々人が抱える将来への不安が軽減し、離職率はさらに減りました。
クライアント先の企業からEvandの強みを聞かれたときには「圧倒的な定着率です」とだけ答えるようにしています。最初にも申し上げたとおり、人材事業は「辞めて当たり前の世界」。長く働き続けることが前提となっている人材会社はほかにないと胸を張って言えますし、それがEvandの揺るぎないバリューとなっています。
▽顧客からの感謝と従業員の成長が嬉しい
大阪からスタートしたEvandの営業所は、現在全国7箇所にまで拡大しています。2022年に仙台支社を出した際には、クライアントから「Evandさんが仙台に来てくれたことが今年一嬉しいニュースです!」と言っていただきました。
お客さまに価値を提供できていることが嬉しかったですし、会社を続けていて本当に良かったと思った瞬間です。
現在、新規事業として福岡にEvand直轄のコールセンターのオープン準備を進めています。ここの目標は「日本一定着率の高いコールセンター」。
これまでは「正社員を派遣する」というビジネスモデルをメインとしてきましたが、本事業では、柔軟に働きたい人に向けてアルバイト採用をメインに行っています。私たちの武器は、これまでにさまざまなコールセンターへスタッフを派遣してきた幅広い知見です。アルバイトという勤務形態で定着率を上げる仕組みを独自に構築できれば、より多くのクライアントに喜んでいただけるはず、と今からワクワクしています。
また、従業員の成長を感じられる点もこの仕事の醍醐味のひとつです。
しばらく会っていなかったメンバーがクライアント先で主任になっていたり、今の目標を熱く語ってくれたりすることが多々あります。弊社では優秀なメンバーやチームを称える機会を年に1度設けているのですが、「個人に与えられる『MVP』よりもチームに与えられる 『MVT』をめざしたい!」と話すメンバーが多いのは、Evandの特徴かもしれません。「チームで勝ちたい!」という目標に向かっているので皆仲が良いですし、ただ仲が良いだけではなく、目標達成のために意味のある議論ができる。そうしたチームが社内に20以上あり、互いに良い影響を与えています。
Evandには毎年数百名の新卒メンバーが入社してきますが、彼ら彼女らにEvandを選んでくれた理由を聞くと「ポジティブな人たちと働ける環境に惹かれた」と返ってくることがとても多いんです。
Evandへの応募は、エントリーシートも履歴書も必要ありません。応募してくれた方とは必ず話す機会を設けていますので、会社の雰囲気を見てみたい、社員と話してみたいといった理由でも気軽に応募してくれたら嬉しいです。
▽数字の目標は、個々人の成長のためにある
Evandの直近の目標は、2025年に売上100億を達成すること。2021年の売上33億を受け、3年で約3倍の成長を目指すべくこの目標を設定しました。
数字的な目標を掲げる理由のひとつは、顧客への貢献スピードをもっと引き上げたいから。顧客貢献を実現できていればおのずと売上に繋がるわけで、つまり売上目標を達成するためには顧客への貢献スピードを上げる必要があるんです。
それを、Evandで働く個々人の成長の結果として実現したいと思っています。
3年で売上3倍を目指す会社。そうした環境に身を置くことは、本人が予想しているよりずっと高いレベルでの成長が叶うと思っています。
一生懸命働いて、気が付いたら大きく成長できていた。そうした事実は個々人の市場価値のアップにも繋がりますし、さまざまな可能性が広がることで、人生そのものの面白さにも繋がると思っています。
私自身もそうでしたが、今や自身のキャリアを考えるうえで「転職」は当たり前の時代です。Evandでの経験を糧に新しいチャレンジに挑むメンバーへは心からの声援を送ると同時に、そうした世の中だからこそ「Evandが好き」「Evandで働きたい」と言ってくれるメンバーが、自分らしいキャリアを目指し続けられる会社でありたいとも思っています。
Evandの親会社であるSuprieve(現:FIDIA株式会社)にはEC、福祉、美容医療、アート、金融など専門分野に特化した企業がさまざまあり、Evandを経てグループ内の別の企業で活躍しているメンバーも少なくありません。
これからも、一人ひとりの「どう働きたいか」「どんなキャリアを描きたいか」を大切にしながら、新たなキャリアパスの可能性を探っていけたらと思っています。
Evandが掲げる「いい会社」の姿は、会社を取り巻く状況によって変化してきました。
一人ひとりの成長によって顧客への貢献スピードを上げ、結果として100億を達成できた時にまたみんなで次の姿の「いい会社」を描いていければと思っています。
社長ありがとうございました!
ここまで読んでいただいていかがでしたでしょうか…?このストーリーを通して、社長の想いが少しでも伝わっていたら幸いです。
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