株式会社ドリーム・シアター(DT)のRecruit担当兼、
見習いWebエンジニアの上野美絵です!
本日は、社員インタビュー第1号ということで、
市役所勤務7年1ヶ月から、未経験で、Webエンジニアとして、
弊社に入社したUさんをご紹介したいと思います。
――Uさんのこれまでの経歴を教えていただけますか?
はい、大学卒業後、都内某市役所で税金徴収6年、市教育委員会での予算編成/給付金業務を1年1ヶ月、経験しています。税金滞納の取り立てが、メインキャリアですね(笑)。
自治体共通システムには、財産調査対象となる個人情報が保存されているのですが、そこから滞納者だけのリストを抽出し、VlookUp等で加工/整形し、督促状を作成したことがきっかけで、プログラミングに興味が湧き、独学をしていました。
――どうして、Webエンジニアになりたいと思ったのですか?
当初は、遊びでやっていた独学が、だんだん面白くなってきた、ということもありますが、公務員として事務仕事をする中、「こんな機能を追加したい」「ここをこう修正したい」と、エンジニアさんとやり取りをしていく中、システム開発(業務改善)自体に興味を持ったことが、エンジニアになりたいと思ったきっかけですね。
――Webエンジニアになろうと決めた後は、どうされていたのですか?
仕事が終わった後、自宅で、オンラインの学習サービスを利用して、HTMLやCSS、PHP、MySQLを独学していました。残業があると、1日1~2時間程度しか学習できませんでしたが、それでも、毎日少しでも、必ず勉強するよう、習慣化させていましたね。
――面接用のポートフォリオ(自作Webアプリ)は何を作ったのですか?
登山が趣味なので、アウトドア製品を販売するECサイトを作ってみました。
機能としては、ログイン/認証/ログアウト、ユーザー登録/編集/退会、商品一覧/詳細、カテゴリー検索/文字検索、チャット機能、ECカート機能、お問合せフォーム。また、管理者機能では、ユーザー管理(退会/問合せ)、商品管理(登録/編集/削除)、売上管理(日別/週別/月別/売上CSV抽出)を盛り込みました。
「ポートフォリオ」は、実務未経験とはいえ、今の自分ができることを表現できる形として、最も重要だと考えていたので、(その当時の)自分のスキルで作れる機能を、できるだけ数多く、盛り込むことを意識しました。自分では些細に感じることであっても、面接官の目に止まり、話のきっかけになることも多いので、作り込むことが大事だと感じましたね。
――(他社の選考含め)面接はどうでしたか?
面接が始まって、しばらくは、頭で記憶した内容をただなぞっているような受け答えになっていましたが、面接を重ねるうちに、練習した甲斐もあり、緊張もほぐれていき、会話の内容は自然と出てくるようになり、目線の位置や会話の速度等にも、気を配れるようになっていきましたね。
――応募企業を選ぶ上で、拘っていたことがあれば、教えてください。
エンジニアとしての経験がなく、年齢が30歳を超えている自分としては、一早く一人前のエンジニアになりたいと考えていたため、「成長できる環境があるか」を第一に考えていました。
そのために、できれば自分の意志で「何を勉強するのか」「どのような分野に進んでいきたいか」を選択できる、または、尊重していただける企業がいいなと考えていました。
――実際、いろんな企業の面接を受けてみていかがでしたか?
面接をする中で感じたことは、同じIT企業でも、さまざまな考え方や、社風があるんだなぁということですね。
――最終的に、弊社(株式会社ドリーム・シアター)に入社を決めた理由はなんですか?
決め手は、良い意味での「自由な社風」です。技術を高めてエンジニアとしてのキャリアを形成していく中で、どのような技術を身に付けたいのか、そのためにどのようなプロジェクトを経験したいのか、どのような将来像を描いているのかを、1次面接だけではなく、随時ヒアリングがあり、自身で選択する機会がある点が良いと感じ、決め手になりましたね。
また、ドリーム・シアターの社員は、実務未経験で入社した社員が多いので、安心して働ける環境だと思いましたね。すぐそばに自分と境遇が似たエンジニアがいるので、数年先の自分のキャリアがイメージしやすいですね!
――DT(株式会社ドリーム・シアター)の社員はどうですか?DT社員はどんな人が多いですか?
入社前のイメージと変わらず、優しい社員の方ばかりですよ(笑)。現在の業務でも、不明点をSlackで聞くと丁寧に教えてくれので、とても心強いです!皆さん、技術面での好奇心が高く、プログラミングが好きな人が多いと思いますね。
――社内の雰囲気を一言で表してください。
「自由闊達」です。自由に議論ができる社風なので、自分にはピッタリだと感じます。
――どんな人がDT(株式会社ドリーム・シアター)に合うと思いますか?
「自己学習能力が高い人」「自分で目標を掲げて、何をどのように勉強するかを考えられる人」ですね。もちろん、自社の教育カリキュラム(研修制度)はしっかりとしていますが、そういう力がある人が集まっているように思いますね。
――入社当初、どのような研修やお仕事からスタートしたのですか?
私がこれまで学習してきたのは、生PHPだったため、フレームワークを使った開発に慣れるため、研修の一環として、自身が面接用に開発した生PHP版のECサイトを、Laravel版にリファクタリングしていきました。
また、自社の「無料PHPスクール」で、アシスタント講師からスタートし、メイン講師も務めました。他にも、ReactやVue.js、Laravelのオンライン講座の講師も、担当しましたね。
――入社当初、不安はありましたか?
「初めて研修課題をやった時」「初めてスクールの講師を担当した時」「初めて開発のプロジェクトに参加することになった時」など、新しいことを始める時は、常に不安はありました。ただ、自分なりに前に進み、先輩方のサポートをもらいながら、一つ一つ着実に乗り越えることができているので、今は不安は、ほとんどないですね。
――今現在は、どのようなお仕事を担当されているのですか?
Laravelを使って、ECサイトの決済システムに関わるAPIの実装や、その機能についてのテスト自動化のためのコードを書いています。
――やりがいを感じた瞬間はどんな時ですか?
「無料PHPスクール」のメイン講師を担当している時に、最初のやりがいを感じました。生徒の理解度がバラバラな中、メールでご質問をいただいて、正解(答え)を(あえて)出さずに、ヒントを出すことで、生徒の理解度が深まった時は、時間をかけてやり取りをして、本当に良かったと思いましたね。
――大変だったことは何ですか?
「React入門講座」のオンライン講師を担当した時は、触ったことが一切無かったので、非常に不安でした。「講師をやる!」と決まってから、学びながら、実務を経験しましたが、とはいえ、経験豊富という訳にはいきませんので、自社のノウハウである「無料PHPスクール」で学んだ勉強方法(インプット→アウトプット)をマネしました。結果、講義後のアンケートで、「分かりやすい」と意見していただいた方も数名いて、大変さを乗り越えて、自信に繋がった経験です。
――入社後、良い意味でも、悪い意味でも、ギャップはありましたか?
面接では、会社(自社)のことをオープンに何でも話してくれたので、ギャップというのは感じませんでしたね。面接の時も、内定面談の時もそうですが、結構な時間を取って頂き、社風や業務について、私の方から質問する機会も頂きましたしね。
――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?
新しいことを始める時、勉強し始めの時は、わからないことだらけですが、わからないことを調べて理解し、問題解決すること自体に、面白みを感じます。一つのことを調べ始めると、また知らないことが出てきて、の繰り返しですが、理解できることが増えると楽しいですね。
――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?
協調性を大切にしています。エンジニアに限らず、ですが、ビジネスでは会社の上司、先輩、同僚、お客様等、あらゆる立場の人との関わりで成り立っているので、それらの人とのコミュニケーションをしていく上では、共感力を含めた、協調性が大事だと思っています。
――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?
「問題解決能力が大切」だと感じます。エンジニアの仕事の根本にあるのは、世の中のさまざまな課題や問題点を、ITを通して解決していくことです。そのためにまずは、社会のいろいろなことに対して、問題意識をもつこと、その問題を解決するために、最も効率的な解決策を考える力が必要だと思います。
――現在、プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?
プログラミング以外には、「基本情報技術者試験」の勉強をしています。資格なので実務からは離れますが、完全未経験からこの業界に入ったため、IT全般の概要的な知識を習得しておいた方がいい、と感じたため短期間での取得を目指しています。
――ちなみに、Uさんは、小学生の頃、どんな子供だったんですか?
日が暮れるまで、毎日のように、学校や近所の友達と、外で遊び回っていました。一方で、好奇心旺盛で、読書が好きだったので、家にあった百科事典から小説に至るまで、暇さえあれば、何かしら活字を読んでいましたね。
――普段、休日は、主に何をしていますか?
プログラミング学習が多いですね。それ以外には、ボルダリングジムに通ったり、山や湖に出かけています。入社してからは、霞ヶ浦、榛名湖に行き、ボートに乗ったり、散歩したり、バーベキューをしました。
――10年後、あなたは何をしていますか?
旅行が好きなので、船で世界1周をしてみたいです!世界からリモートで働けるって、考えるだけでワクワクします。
――今後、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?
開発キャリアをスタートしたばかりですが、一日も早く、フルスタックエンジニアとして一人前になりたいです!まずは、日々勉強して技術を高めていき、フロントエンド、バックエンド問わず、Web開発に必要な技術を一通り、実務を通して経験し、身に付けていきたいです。
また、データベースの設計、構築にも興味があるので、Web開発をベースとしながらも、そっち方面にも強いエンジニアになっていきたいと考えています。今は、先輩エンジニアとお客様のサポートに助けられているので、自走できるために経験を積んでいきたいですね。
――今後、どんな人と働き、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?
技術面はもちろん、自分の仕事に対して真摯に向き合っている方、業界の様々な分野でのプロフェッショナルの方々と一緒に働き、知識や経験を吸収していきたいですね。
――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に転職しようと考えている方や、弊社:ドリーム・シアターの選考を受けて頂いている方に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?
異業種への転職をお考えの方は、今の現状に満足しておらず、キャリアを変えたいと考え決意した、意欲的な方が多いと思います。「このままで本当に就職できるのか」「(実務未経験で)入社した後、仕事をやっていけるだろうか」など、今は不安定な状況にあると思いますが、ご自身を信じて諦めなければ、必ず道は開けると思いますので、ぜひ、がんばってください!