広告、エンターテインメント、EC業界を経て、テクノロジースタートアップのCOOに。「挑戦できる贅沢がここにある」
いまドローンや配膳ロボットへの期待が高まっています。
今回は2017年9月創業のスタートアップ・株式会社DroneFutureAviationのCOO(最高執行責任者)として活躍する松林氏にお話を伺いました。
広告代理店の営業マン、大手芸能事務所のマネージャー、EC事業の経営者時代に培った「時代の流れを読む力」
大学卒業後、広告代理店の営業職として大手住宅メーカーを担当。2社目はジャニーズ事務所に参画しました。
TOKIOのマネージャー、広報、海外事業部、タッキー&翼チーフマネージャーを担当し、30歳で起業するために退職。
その後、メディア事業、ギフトEC事業などの立ち上げ~売却を経て、2012年家電EC事業をスタートしました。
徹底したIT化によって、少数精鋭の社員8名で年間売上25億円を達成しましたが、成熟した業界での価格競争には未来を描けないという判断で2018年に事業売却。
これらの経験から、時代の流れを読む力を養うことができたと見ています。
朝活仲間がドローンのスタートアップを創業社会インフラをつくる壮大な事業になると確信
CEOの波多野とはご近所朝活仲間でした。(笑)
当時、波多野は楽天のM&A部門におり、私は家電EC事業のほかに、健康食品のB2C通販、飲食業などを経営。
3年間欠かさず、毎週ビジネスの情報交換のために朝会を開いていました。
同時に波多野が経営する事業への出資もしており、「投資家」としての話ができる仲でもありました。
2015年、波多野は当社の前身であるアプリ開発のマネタイズがうまくいかず撤退することになり、次の新規事業のアイデアを探るべく考える日々が続いていました。
そして2017年、離島への物資輸送への課題解決としての「ドローン」というアイデアの事業化を波多野が着想し、私はそのアイデアを彼から聞かされたんです。
当初は「マネタイズが難しいのでは…」というのが本音でした。
しかし波多野の“タイミングを読む力”は当たります。
ノルウェーに本社を置く産業用大型ドローン専門メーカーGRIFF Aviation AS社の総代理店として日本およびアジアの販売権を得ることができ、東京電力との商談が始まりまったのです。
そして日本郵便のアクセラレーションプログラム「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」への参加が決定。
「これは社会インフラをつくる壮大な事業になるに違いない」と確信をもち、取締役として参画を決めました。
すべての業務に携わり、会社と共に成長
2018年1月から取締役兼COOとして「会社全体がどうしたら上手く回るか」「どのメンバーに何を担当してもらうか」「バックオフィス仕組みづくり」など、ほぼ全ての業務に関わっています。
当社は、大型産業用ドローンという最大積載量30㎏のドローン、10㎏以下のフードや小包を配送する配送ロボットを海外メーカーと提携し日本市場に導入しています。
商談先は、東京電力、日本郵便、三菱地所、佐川急便、大手飲食チェーンなど大企業から地場の小さな飲食店まで様々です。黎明期であるロボットドローン業界において、最先端技術を社会インフラにするには特にこのような大企業の協力が欠かせません。
大企業ならではの文化やルールを学び、業界と共に成長していくことを楽しみながら「ロボットが当たり前に生活の中にいる社会」「With Robot」の世界の構築に向けて、日々活動しています。
「大人でもワクワクできる」最先端テクノロジーで未来に挑戦
私たちは、最先端技術で社会課題を解決していく企業です。まだ供給する側が少なく、需要もぼんやりしており、市場が確立していない段階です。
しかし、ポテンシャルはある。なぜなら、40年後に働くひとが半分になることはデータで見えています。
そこに解決策は必要であり「人間にしかでいないことを人間が」「ロボットができることはロボットが」という思考がなければ成立しない世界が待っています。
未来社会に向けた市場は必ずあり、この市場を一緒につくっていく気概ある仲間がいれば、さらに可能性は広がると信じています。
いまようやく、0⇒1のフェーズは乗り越えました。ここからは1⇒20にする実務が待っています。
「ある程度やることが見えている状態だが、決まったルールに沿うのではなく、自分でつくっていくのが好きな人」
「逆境を楽しみ、裁量権をもって仕事がしたい人」
このような挑戦志向の高い人は、当社のいまのフェーズを楽しめると思います。
「大人でもワクワクできる」それが最先端テクノロジーです。このようなソリューションを社会実装させる仕事はなかなかありません。
私たちは”挑戦できる贅沢”を楽しみながら毎日を送っています。
未来に挑戦出来る贅沢を一緒に楽しみましょう。