【役員インタビュー#7】インドネシアの新聞社、CCI、全国紙を経て、再びCCIへ。今後の更なる発展に向けて必要な要素とは。
今回は、CCIで執行役員を務める神田さんにインタビューしました。
2013年にCCIに入社し、入社直後の出向経験を経て、執行役員になったキャリアから、今後の目標まで、広く深くお伺いしました。
是非、最後までお楽しみください!
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▶目次
①海外新聞社から、CCI、日本新聞社と渡り歩き、CCIへ復帰。
②「to the Front」というスタンスの下、事業成功に貢献する会社に。
③最高のビジネスパートナーでありながら業界を活性化させる会社を目指す。
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海外新聞社から、CCI、全国紙と渡り歩き、CCIへ復帰。
本日はよろしくお願いいたします。まず、始めに自己紹介をお願いします。
CCIで執行役員を担当しております、神田と申します。本日はよろしくお願いいたします。
2023年1月にCCIの経営戦略担当として執行役員に就任し、現在に至ります。
CCI入社以前は、新卒でインドネシアの新聞社に入社。ジャカルタ特別州にて勤務したのち日本に帰国しCCIの営業部、その後全国紙に転職しデジタル担当、紙面広告担当を経て、CCIに再雇用され現在に至ります。再雇用された2013年当時は「カムバック採用」などの言葉も一般的ではなかったこともあり戻ってくる社員もいなかったため、私がCCIでのカムバック採用第1号でした。
新卒で日本ではなく海外、そしてインドネシアに就職するきっかけは何だったのでしょうか?
もともと大学時代にイスラム経済について学んでいたことがきっかけです。そこから、次第に中東地域に興味が湧き、イスラム文化のキーファクターであった「サハラ圏に行ってみたい」と思い、大学4年の時、ゼミの教授のし、了承を得て西アフリカ圏各国を約半年間フィールドワークで訪問しました。聞きなれないかも知れませんがニジェール、マリ、ブルキナファソ、ナイジェリア、ベナン等の国々です。今は内戦や過激派が占拠している地域もあって訪れることが難しいエリアもあるので貴重な経験でした。
日本に帰国後、国内での就職も決まっていたのですが、フィールドワークの経験を経て短期の経験ではなく中期的な経験を得たく「イスラム圏に住む」事、ジャーナリズムに関わる仕事に就くこと。この2つの目標を達成する仕事を探していたところ、偶然、インドネシアの新聞社の応募要項が目に留まりました。応募したいと直接連絡をし採用試験、現地での面接を経て入社しました。
インドネシアから帰国後はどのようなキャリアを歩まれていたのですか?
インドネシアでは広告営業、編成など様々な業務に携わるとともに社会人として基礎を学びました。その後インドネシアの新聞社を退職後、CCIに入社し営業部に配属されメディアプランナーとして勤務しました。
CCIに転職しようとしたきっかけは、インドネシアで日系の広告会社の方と仲良くなったからのアドバイスがあります。インドネシアで働いていると「日本語」「インドネシア語」「英語」が出来て、新聞社ならではの人脈があると非常に重宝される役割を担えます。ただし広告やマーケティングを専門的に出来る環境ではありませんでした。そこで「本格的に、広告をやりたいのであれば、一度日本に帰った方が良い。」という言葉をいただき、広告やマーケティングに関してのキャリアを成長させたいという思いもあり、日本の広告代理店、特に成長著しいデジタルマーケティング領域を中心に転職活動を始め、2006年にCCIに入社しました。
2006年にCCI入社後はどのような事業に携わっていらっしゃったのでしょうか?
2006年に中途で入社後1年は、営業部のメディアプランナーとして働いた後、ビジネス開発のセクションでソリューション開発やポッドキャストのアドネットワーク開発などの推進責任者として業務遂行に携わりました。
その後はどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?
その後、2009年毎日新聞社に入社しデジタルメディア局に配属されました。毎日新聞を選択したのはCCIでの経験を経てデジタルマーケティングに関する知見について自信を持つことができた事もあり、新聞社の中でも積極的にデジタルに取り組んでいる毎日新聞に入りたいと思ったためです。またインドネシアの新聞社は毎日新聞のOBが創設した会社であったこともあり、毎日新聞社の雰囲気をなんとなくわかってたことも大きかったかもしれません。
入社後は、主に当時のガラケー内での有料サイトの責任者を務めるとともに、スマートフォンサイトの企画や、毎日新聞社が関わる映画事業のモバイルプロモーション業務などを担当し、その後広告局で紙面広告の営業を担当しました。。毎日新聞社では、個人に任される裁量と業務の幅が広く充実した日々を過ごすとともに、2011年では東日本大震災を報道機関の中で経験するなど非常に貴重な経験を得ることが出来ました。毎日新聞社には2009年から2013年まで、約4年在籍しました。
「to the Front」というスタンスの下、事業成功に貢献する会社に。
毎日新聞社退職後はどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?
当時のCCI副社長から、「グローバル展開を目指し、特に東南アジアの強化をしたい。」というお話を頂き、東南アジア支社の設立、強化の先駆けとして2013年4月にCCIに復帰をしました。
復職後はグローバル担当として海外情報の収集及び、提携、海外の個人情報保護などの法整備関連などの業務に携わることになります。
毎日新聞社を経てCCIに改めて復帰をしましたが”決め手”はありますか?
当時のCCI副社長から、「グローバル展開を目指すなかで、東南アジアのビジネスを強化をしたいと思っており戻ってこないか。」という話を頂き、2013年4月にCCIに復帰をしました。復職の決め手は、「グローバルビジネス」に携わりたいと思ったことに加えて、CCIであれば自身が携わった業務が1社だけではなく、日本のインターネット市場に大きなインパクトを残せる可能性があると改めて社外に出て認識をしたからです。
復職後は、海外駐在などはありませんでしたがグローバル担当として海外企業とのパートナーシップから、海外のマーケティングトレンドやアドテクノロジーに関するコンサルティング、GDPR対応などの法整備関連まで幅広い業務に携わることになります。その後、現在の経営戦略室の前身となる部署に異動しサイバーコミュニケーションズからCARTA COMMUNICATIONSへの分社化等の業務に携わり、分社後のCCIで経営戦略業務を担務し、2023年からは人材戦略も担務することになりました。
経営戦略室、人材戦略室で掲げているミッション、役割についてお聞かせできますか?
私の担務する経営戦略室、人材戦略室では「中向きの業務」と「外向きの業務」の2つがあります。中向きの業務ではCCIの予算作成、売上、売総などの状況整理などを行い定量データからCCIの方策をつくるミッション、役割を担っています。その中には社員数推移や経営状況をみた採用戦略、育成戦略などの業務も含まれます。外向きの業務では、グローバルを担当していた時と同様に国内外の情報を整理するとともに事業部担当と連携し成長領域を強化すべくための戦略や情報収集支援や、渉外活動を行っています。
経営戦略室、人材戦略室ともにCCIが持続的に成長するという短期的には正解が出ないミッション、役割を課しており、メンバーとともに日々研鑽しています。
最高のビジネスパートナーでありながら業界を活性化させる会社を目指す。
次に、経営戦略室としての、今後のビジョンを教えていただけますか?
CCIは、日本の広告業界において、「縁の下の力持ち」のような必要不可欠な存在だと思っています。そのため、よりパートナーと一緒に成長していくことが重要です。というのも、CCIが成長していくことは、引いては日本のインターネット広告業界が伸びていくことにも繋がると考えています。ただし、そのためにはまずはCCIが持続的に成長していく必要があります。
CCIは広告会社さん、メディア、プラットフォーマーさんなどパートナーと一緒にクライアントのビジネスや課題解決に取り組む企業です。、そのため必然的に1社では成り立ちません。 ただし、そこは互恵関係ではなくCCI自身が戦略パートナーに選択されるための『高い専門知識やソリューション』が重要と考えています。CCIが強い会社として成長し続けることが、結果的に市場も活性化し、マーケットも広がっていくことにもつながると思っています。
神田さんが感じていらっしゃるCCIのメンバーの特長をお伺いできますか?
真面目で、他者をリスペクトすることができる方がメンバーが多いですね。
正直なところ、仕事をしていると当然理不尽なこともあるんですよ(笑)。しかし、CCIのメンバーは他社(者)へのリスペクトを忘れず、業務に真摯に取り組んでいるんですよね。私も、これまで色々な経験を経ていますが、ここまで真面目に働く社員が多い会社は珍しいと思っています。
常にリスペクトを忘れず、真面目に物事に取り組む姿勢は、CCIのメンバーに共通している特長だと思います。
最後に、今後のCCIの成長を支えるためにどのような人材が必要なのか教えていただけますでしょうか?
誠実で、好奇心旺盛な方に来ていただきたいです。
業界柄、常に好奇心を持って世の中のあらゆるトレンドに対してアンテナを張ることが必要不可欠なんですよね。広告業界、特にデジタル領域を強みとしているCCIの場合だと、とにかく進度が速いので、1年前のトレンドは過去の情報になってしまいます。そのため、大変ですが、常に情報をキャッチアップし続けるスキルや好奇心を持った方に仲間になってもらいたいと思っています。それに加えて、やはり人を相手にする仕事でもあるので、他社(者)に対する「誠実さ」を忘れずに取り組める方と一緒に働きたいと思います。
本日はありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!