なにをやっているのか
Beff株式会社は、次世代に未来を繋ぐために「非効率な世界を変え、次の世代へ未来を創る」というミッションのもと、新たなテクノロジーを探求し、人と地球の未来のためにチャレンジしています。
弊社はVirtual Factory Platform(以下VFP)という独自開発のデータベースと大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用したソフトウェアをリリースしており、リチウムイオン電池に関わる全てのステークホルダーが、欲しい情報を簡単に入手できるチャット形式のソリューションを提供しています。初歩的な質問から、最新技術の効率的な探索、優良企業へのアクセスやベンチマーク解析など、さまざまな用途に活用することができます。またVFPには弊社のエキスパートともインタラクションができる機能も持っており、専門家の意見を直接聞くことも可能です。
また、Real Factory Platform(以下、RFP)という次世代電池の共同開発サービスも提供しており、既に海外の電池メーカーを中心に多くのお客様にご利用いただいています。
今後は、AIや機械学習等の技術を活用した電池開発の自動化サービスを提供予定です。
なぜやるのか
電気自動車用のリチウムイオン電池の量産が、欧州・北米を中心に今後急拡大していく予定です。市場規模について、ここ十年で全世界の電池生産量が10倍近く拡大することが見込まれています。
しかし、リチウムイオン電池の歴史が浅い欧米諸国では、まだまだ工場の不良も多く、効率が良くないため、貴重な資源を廃棄し、多くのCO2を排出しながら電池を製造している状況です。
今後の急拡大に備え、どのように効率よく開発を進め、かつ人材を育成し、いち早く量産化を実現するかが電池メーカーの課題です。
これらの問題を解決するために、Beffはお客様に対して開発支援プラットフォームを展開しています。また、弊社のメンバーは、リチウムイオン電池の製造工程を熟知する経験豊富なスペシャリストが多数在籍しています。
弊社の事業や技術を通じて、顧客先の電池の量産をいち早く実現し、次の世代の未来によってより良い社会を実現していきます。
どうやっているのか
・VFP(Virtual Factory Platform):AIソフトウェア事業
従来、電池開発には、ネットでの情報収集、シンクタンクなどの第三者情報、特許・論文、業界人からの一次情報などの調査手段により技術調査を行いますが、これらの技術調査をするには約6か月程度の時間と費用が掛かっていました。
VFPとは、これらの課題をクリアするため、Beffが開発する「電池開発を加速するAI探索サービス」です。
VFPは、独自のBeffアルゴリズムを搭載した技術探索用AIで、このAIを活用した高精度の技術探索により、電池開発に必要な質の高い情報を短時間で獲得することができます。
上記の調査手段を一つに凝縮させ、チャットで尋ねるだけでAIがすぐに情報を提供してくれるため、技術調査が約1週間で完了し、電池関連業務未経験者でも2か月あれば基礎的知識を習得できるサービスとなっています。
・RFP(Real Factory Platform):電池開発プラットフォーム事業
EV市場の急速な発展により、人材の獲得・育成のタイムラインと、市場成長のタイムラインが合致しないことや、量産設備の不良率が高いため採掘して調達した材料を大量に廃棄してしまうという大きな課題がありました。
RFPとは、次世代材料×プロセス開発、「お客様の実現したい次世代電池を共同開発する」プラットフォームサービスです。
お客様の希望する電池仕様に対して、材料選定・設備選定から量産立ち上げまで一気通貫で支援する、材料メーカー様や設備メーカー様にとっての顧客開拓パートナーです。
Beffは、VFP事業とRFP事業を掛け合わせた、自動車会社様や電池メーカー様が開発を進めるうえでの重要なインフラを担う存在です。