こんにちは。アーティサン株式会社の小刀稱(ことね)です。
「Power AutomateでExcelをSharePointリストにインポートしたい時に考えること」シリーズの第3回です。
本シリーズでは、私が実際にPower Automateを用いて、「ExcelをSharePointリストにインポートする」フローを作成していきます。
また、作成の際に学んだ点や躓いた点を中心に紹介いたします。
Power Automateでどんな事ができるのか知りたい、実際の作成方法を知りたい、という方に向けた記事です。
前回はPower Automateにて静的なExcelデータをSharePointリストにインポートするフローを作成しましたが、 実行するとエラーが起きてしまいました。
第2回目の内容はこちらを参照ください。
Power AutomateでExcelデータをSharePointにインポートするために考えること(第2回)
今回はエラーの内容とその対処方法についてお伝えしていきたいと思います。
エラー内容の確認
まずは発生したエラーについて再度確認します。
内容を確認すると、SharePointリストとExcelデータのdate列の形式が異なるため発生しているようです。
※SharePointリストは日付形式、Excelデータは数値(正確には文字列)となっている。
これは「表内に存在する行を一覧表示」アクションを用いて日付形式を取得すると、既定ではシリアル値となってしまうことが原因です。
対処
対処法としては、「表内に存在する行を一覧表示」アクション下部の「詳細オプションを表示する」をクリックし、DateTime形式をISO 8601に変更するだけです。
この詳細オプションを見落とし、「設定箇所が見つからない」とご相談を受けることがよくあります。
↑意外な落とし穴ですね!皆さんもご注意を。
この設定により、日付形式(ISO 8601形式)で値を取得することができました。
フローの実行
それでは修正したフローを再度実行しましょう。
保存したExcelファイルの横にある三点リーダーから 自動化→ 作成したフロー名 をクリックすることで実行できます。
無事データをインポートすることができました!
でもよく見ると、datetime列の値が少しおかしいような・・・
どうやらSharePointリストのdatetime列が9時間先行しているみたいです。
徐々に完成に近づいていますが、今回はここまで!
次回は発生した現象の原因とその対処方法についてお伝えしていきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
※2021年7月23日にアーティサンオフィシャルブログに投稿された記事です。
投稿者:小刀稱知哉