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周りを少しでもハッピーに – フォーデジット APAC BizDev 西村 康宏

佐賀県の佐賀市でもない田んぼに囲まれた古民家で生まれ、大学進学のため上京し、卒業後は大手SIerに20年以上勤めた後、2020年からフォーデジットに入りました。フォーデジットとは入社前から一緒に仕事をしていて、「海外事業をやるから一緒にやりませんか?」と誘われ、フォーデジット ベトナムの代表取締役CEOとして入社しています。それから4年。現在はAPACの色々な国で顧客とのリレーション構築や機会をつくる役割を担ってます。

学生時代から仕事で海外とつながる

学生時代に外資の大手ソフトウェア企業でインターンをしてました。当時は、Windows95のソフトウェアを展開するタイミングで日本のソフトウェアを調べて英語でレポートする仕事を任せてもらって。当時のリモート会議システムでアメリカの人たちにプレゼンしたこともありました。


大手SIerに就職、2-3年してからは、北京ブランチと一緒にやる仕事を担当したり、そういう経験から海外での仕事に対する意識がすごく強くなりました。当時の北京ブランチは、北京大学とか精華大学とか超優秀な人たちもいたのでそれも刺激になりました。そこから少し思い切って会社を少し休ませてもらって、JICAのプログラムで中南米のニカラグアに2年行くことにしました。学校にインターネットを引いて、パソコンを教えたりしていましたが、当時まだ無線があまり発達してなかったので、有線でコードをつなぐという時代で。これも大切な思い出になってます。

「なんでもやれると思うことが大事」

ニカラグアから帰ってきてコンサル事業部に配属になりました。その時に外資の大手コンサル企業にいる先輩にアドバイスをもらいに行ったら、「何かができるコンサルとかそういうことじゃなくて、”なんでもできると思うことが大事”なんだよ」と言われました。その言葉はすごく残っていて、今でも大切にしています。

仕事において、この「なんでもやれる」というのと同じくらい、「早くやる」というのも大事にしています。自分が早くやることで、相手に時間のゆとりを与えることができるし、前向きなサイクルが生まれる原動力になると思うんですね。そうやってテンポよく対応することで仕事全体のダイナミズムが生まれていくんです。悪いケースだと、対応が遅くなればなるほど、お客様が上司から「あの件まだ?」とか言われたりしちゃうんで、そういう空気だとやっぱりあんまり楽しく前向きな感じにならないですよね。

大事なポリシー「周りを少しでもハッピーに」「楽しく」

「ヤスさんって知り合い多いですよね」ってよく言われるんですが、昔から周りの人たちを少しでもハッピーな気持ちにしたいって思いは結構あって。あとは、楽しく。これは仕事だからこそできることだと思っています。やっぱりみんな仕事するわけだし、それが誰かの幸せにつながっていてほしいし、やってる時は楽しいじゃないですか。楽しめるようにエンターテインしていたいんですよね。だから常にポジティブでありたい、というか、ネガティブにならないようにすごく意識しています。仕事の「なんでもやれる」「早くやる」というのも、このエンターテインに紐づいています。

自分にとってはこれが大事なポリシーだと思っていたのですが、、フォーデジットに誘われた時、理念に「関わる人の幸せを追求する」とか、「楽しくやる」とかって書いてあって、すごく良かったと思いました。これがなかったら入社してなかったかもしれません。

フォーデジットに入社してからこのエンターテインは、仕事でもっとできるなと確信するようになりました。デザインの仕事って、緻密な設計をして積み上げるのもあれば、感性を使うことも多いじゃないですか。だからこの喜ばせたい・楽しませたい、という気持ちを発揮しやすい仕事だと感じてます。コンサルの仕事とはちょっと違うというか、全然違うというか、違って楽しいですね。とはいえ前職のSIer時代もなぜかアイドルって言われてましたけど(笑)

アジアはもっと良くなる、そして日本も

ベトナムを中心に、自動車、金融、小売などなど東南アジアの仕事を色々とやってきました。東南アジアは特にスピードが早いですよね。すでに発展してる国にありがちな「前のやつ」がないので、どんどん新しいものが出てきます。だからリープフロッグができるということなんですが、スピードがとにかく早い。日本と全く違うスピード感がある。

逆にその分、なんかガチャガチャしてるんですよね。当たり前の操作をしたいはずなのに何故か目につくところにはなくて、隠しコマンドを探してるような時もあるぐらいで。東南アジアのアプリやサービスは、とにかく早く作って出すことに重点が置かれているので、体験が良くないことも多い。体験デザイン、サービスデザイン、という領域がまだ市場から評価されづらい時期かもしれませんが、機能勝負が終わり体験勝負になるときには必ず必要とされるし、今のスピード感にクオリティが伴ったらもっともっと良くなると思っています。日本より快適で便利になっちゃうかもですね。

今でも日本より進んでるところはたくさんあります。東南アジア全域の配車アプリGrabとか支払いに現金をほとんど使わないところとか。一気に数年で浸透しちゃうあたりは、日本も学ぶべきところがある。どうしてもレガシーな選択をしたり、腰が重たくなるのは理解してますが、フォーデジットとして東南アジアでの経験してきたからこそ、逆に日本でできることもあると思います。

好奇心を持ってチャレンジする仲間と一緒に

海外に長くいると、その国の文化にすごく触れます。食事もお酒もそうだしファッションやスポーツ、街並みも含めて全然違うところがある。もちろんまだ未整備のところもあるけど、逆にそういうのが面白いことだってたくさんある。あと、海外の方々から日本ってどうなの?どんなところなの?ってすごく聞かれます。そうすると自分達のこと、日本のこともよく考えるようになるし自分自身のこともよく分かってきます。

総じてそういう刺激がある環境って超楽しいんですね。それはもうめちゃくちゃ楽しいです。僕らのやってるデザインは、人々の生活にすごく接することが多いので、環境や文化の違いに対する好奇心を持って楽しいって思えるチームでありたいなと思ってます。

当然ですが仕事は1人ではできないので、みんなと一緒に同じ気持ちで良い仕事をして、良いものを提供できて、周りを幸せにできたらいいなと思っています。

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