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【イベントレポート】エンジニア交流会「DeveDeve」vol.11を開催しました!

フォーデジットでは職種別に社内イベントを行っています。今回は、8月の終わりに開催されたエンジニアイベント「DeveDeve(デベデベ)」vol.11をレポートしたいと思います。

「DeveDeve」とは!?

「DeveDeve」は、部署を超えたエンジニア同士の交流、ナレッジの共有を目的に、去年から開催している勉強会です。それぞれの強みを共有しお互いに学び合うことで、さらに強力なチームになることを目指しています。
これまでは、交流を深めるためのオリジナルゲームや、参加メンバーによるライトニングトークなどを行ってきました。Vol.11となる今回は、対談形式のトークセッションを実施しました。

まずはアイスブレイク。議事録をグラフィックでとる「グラレコ」こと「グラフィック レコーディング」に挑戦してみました。
初めてのグラレコは、普段絵をあまり書かないエンジニアの皆さんにはなかなか難しかったようです。しかしテーマが「映画」というみんなで話せる内容だったこともあり、議論は活発にできていたので、アイスブレイクとしては成功...!?
参加したメンバーからも「たくさんコミュニケーションが取れて、良いアイスブレイクになった」という声が上がりました。

「緑の本」「席問題」開発者あるある?が飛び出す対談トーク

今回は、Communication Design Div.(以下CD)アシスタントマネージャーの松村さんに、Service Design Div.(以下SD)マネージャーの阿部さんがインタビューをしました。2人は今でこそ別部署ですが、以前は同じチームのメンバーでした。
松村さんは、8年前に入社した当初、数ページの不動産サイトや数10ページでCMS管理のアパレルサイトなどの小〜中規模サイトの制作を担当していました。だんだんと経験を積み、数100〜数1000ページある大規模サイトの制作に携わるようになりました。さまざまな規模の案件を担当してきた松村さんの「これまでのあゆみ」を掘り下げました。

CSS設計が社内で1番洗練されていると思う

阿部:個人的に松村さんのCSS設計は、社内で1番洗練されていると思います。どうやって磨きましたか?やっぱりこれまでのあゆみの中での経験ですか?

松村:やっぱり経験が1番です。案件をやっていく中でうまくいかないな、とか使いづらいな、と感じたところはどんどん改善していっています。それこそ5年前の当時には「CSS設計」は知っていても「アトミック・デザイン」は知らなかったですし、常に情報をアップデートしつつ、自分の書くコードも洗練させていっています。

この回答に阿部さんも深く共感していました。
松村さんが「CSS設計を始める際に最初に読んだ」と紹介したのは「緑の本」。エンジニアのみなさんは「あれね」とうなずき、エンジニア以外のメンバーはポカンとしていました。
(そんな「緑の本」がこちら:https://www.amazon.co.jp/dp/4844336355/

プロジェクトメンバー全員が腑に落ちる形を目指したい

阿部:最近難しいな、と感じることはありますか?

松村:パーツの粒度はずっと悩んでいます。デザイナー・デベロッパー間でも結構考え方が違うので、プロジェクトごとに、チームで話し合えるのがベストかなと思っています。デベロッパーが正解を知っているって話でもないので、誰かが一方的に教えるようなスタイルではなく、話し合い、皆が腑に落ちる形にできれば良いなと。SDチームではどうやって進めていますか?

阿部:エンジニアは最小の単位から考えるけど、デザイナーは全体を見てトーン&マナーを考えたりするから入り方が違うんだと思います。どう落としどころをつけるんだっけというのは僕も現在進行形で悩んでいます。パーツリストで表を作ったりもしています。

松村:ミーティングもよくしていますか?

阿部:席が近かったりするから、かしこまってミーティングという形ではないけど、結構話していますね。

席問題、あるあるですよね。フォーデジットでは、プロジェクトが始まるたびに最適なかたちを求め、よく席替えが行われます…!

これから先、ただ実装できるだけではダメ

新卒メンバーからは、松村さん、阿部さんの2人に今後メンバーがどうなっていって欲しいかという質問がありました。

阿部:ただ実装をできるだけではこれから先だめだと思います。もちろん圧倒的実装力は持っていてほしいのだけど、テクニカルディレクションの領域までどんどん入ってきてほしいです。エンジニアだけでなく、チームとしてみんなが自分の職能にとらわれずにプロジェクトを進めて行けたらなと思っています。

松村:CDチームもそこは同じですね。むしろ、SDチームかCDチームか、とか、エンジニアかどうかに関わらず、目指す姿は皆一緒なのだろうなと思っています。ただ、これはあくまで目指す「方向」の話であって、もっと具体的に目の前でやるべきことという意味では、CDチームの場合、更新など決まったフローの中でやる作業では主に「スピード感」、大規模案件であれば要件定義や技術選定をする「思考力」を求められるかな、と思います。規模感が本当に多種多様なので、それぞれがその時置かれている状況や抱えている問題の性質によって求められることは変わってきますね。
なので、回答としては、短期目標は個々人の置かれているフェーズによる、もっと大きな話で言えば、エンジニアとしては誰でも「実装力」は必要ですが、エンジニアの職域にとらわれず、広く「制作」全体について知って、広い視野でものを考えられるようになると良いな、と思います。

2人からの身の引き締まるメッセージで締めくくられました。

長くデジタルデザインの現場に携わってきた2人から経験の中で悩んだこと、考えてきたことを聞くのは、同じ問題に対峙したときに参考になると思います。あらたまって普段どんなことを考えているかを聞けたことも貴重な時間になりました。

他にも、対談を進める中で、部門ごとで使っているツールやプロジェクトの進め方の違いなどで盛り上がりました。特に阿部さんがアトミック・デザインにどうやって取り組んでいるかという話は、すごく参考なったという声が多かったです。
また、話を聞くだけではなく、それぞれのプロジェクトの悩みについてみんなで議論になるシーンもありました。トークセッションにすることで松村さんだけでなく、阿部さんや参加者の考えを発言しやすい場を作ることができました。

エンジニア交流イベント「DeveDeve」は毎月開催予定です。定期的にレポートしていきます!

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