みなさんこんにちは。
リクルーティング・パートナーズ株式会社(通称:リクパー)でインターンシップ中の山口大学3年の三溝英司です。
リクパーでインターンシップをさせて頂いて3ヶ月が過ぎました。
このブログでは私が実感してきたことを通じて、今将来を迷っている人、不安な人に
就活迷子を楽しむ第一歩
について知ってもらいたいと思っています。
自分の変化の光と闇
1. 受動態になっていた就活
そう、約1年のアメリカ留学から帰ってきた6月。
学校も無かったため、「将来を考えながら、就活前の準備を」と3ヶ月間程、東京の就活イベントや1Dayインターンシップに参加していました。
しかし、次第に自分の中でモヤモヤが生まれ始めました。
このモヤモヤと共にそこで知り合った人達は、「選考に有利になるから」「自己分析をするため」「その会社がどんなことをしているか聞くため」といった、どちらかというと会社や就活をする準備体操のような意味合いで参加しているようでした。
たしかに会社を知るために1Dayインターンに参加することは大事ですし、選考に有利になるという話もあるのかもしれません。
しかし時間が経つにつれて、だんだんモヤモヤが明らかになってきました。私の中でのインターンシップの本来の目的とは「働くとはどういう事なのかを理解すること。そしてその経験を通して自分がしたいことを探すこと」。
しかし1Dayインターンは新事業立案やGD(グループディスカッション)ばかりで、働くことのリアルには出会っていないような気がしていたのです。
最初は毎回新鮮な気持ちで学んでいましたが、途中から選考の練習という感覚が強まり、働く自分が全く想像出来ませんでした。
2. 一言の重みと変化の瞬間
そんなモヤモヤを抱えながらも就活イベントに参加し続けていたあるとき。
WeWorkで開催されたキャリアイベントでリクパーに出会いました。
そこで、プレゼンターとして登壇されていた鮎川さんのある言葉に魅了されました。
それは
「変化がない日がない」
という言葉。
イベントに参加することがルーティン化していた自分にとっては衝撃でした。
私は自分の心が決断するよりも前に、無意識のうちにリクパーに惹かれ、イベント終了後に鮎川さんのところへ。
そこで聞いた衝撃の一言。
「うち、今web事業立ち上げようとしてるけど、エンジニア1人なんだよね。」
ちょっと待てと。エンジニア志望・実務未経験の大学3年生。
そんな人間が、同じ業種の先輩がいない会社でインターン?
「そんなの無理」「時間の無駄」「勉強にならない」という人も多いのかもしれない。
しかしそのときの私の脳は、あれこれ考える隙間もなく「魅了」という言葉で満たされていました。
ある企業さんの社員さんが言っていた言葉がふと頭によぎったからです。
~「どんな環境が一番成長すると思う?」~
~「大きな仕事で周りに頼る人がいないほど、成長速度は速くなる。」~
そこから「エンジニアが1人しかいない会社でのエンジニアインターン」というなんとも未知数なインターンが始まりました。
3. 自信とワクワクに満ちている自分
いま改めて振り返るに、この3ヶ月間はインターンを始める前とは比にならないくらいの行動量・勉強量でした。
私に与えられた最初のミッションは「社内用のツール(プログラム)を一人でイチから作ること」。
実務未経験でプログラミングに自信がなかった自分は不安に襲われましたが、同時に完成した時の事を考えるとやる気が爆発しました。
この3ヶ月間でやらせて頂いた事をざっと羅列します。
カスタマージャーニー マップ作成/ユースケース / 要件定義 / HTML / CSS / Javascript / Vue.js / Python / Django /スクレイピング / ブログ執筆 / マーケティング
など・・・文字にすると少なく見えますが、これまでの自分から振り返ると恐ろしいほど多岐に渡ります笑
他にも恐ろしいシーンが続々。笑
【企画翌日白紙事件】
インターン初日から、社内でどんなツールを必要としているのかヒアリングを開始。
ニーズの掘り出しから企画書作成を行いました。
もちろん僕にとっては初めての試み。
3日以上試行錯誤しながら自分なりに作り上げ、「やったぞ」と心の中で喜びと共に提出しました。
しかし次の日・・・状況が一変。
「ほんとごめん三溝君。このプロダクト、社内ではあんまり必要なくなった。」
正直、唖然としました。笑
意気消沈する僕を横目に、先輩である鮎川さんと太田さんは「まぁ、切り替えていこう。」と淡々と企画の方向性を練り直し始めました。
この時「変化の無い日がない。」という言葉を思い出し、悔しいという思いと共に、ニーズ調査はプロダクトの土台であり、ニーズがないところにプロダクトはありえないのだなということを体験的に学びました。
【デザイン原始時代事件】
コードをある程度書き終え、機能も動くようになって、いよいよデザインのフェーズに入ったとき。
デザインやCSSは未習得だったことは不安ではありましたが、自分のプロダクトに愛着が湧いた私は「デザインも自分でしたいと」お願いしました。
その前後から「虫展」や「アート博物館」を観に行くなど、個人的にもデザインに関するインプットはしていたつもり。自分なりにデザインを完成させ、先輩エンジニアに見せたところ・・・
「なんか…1世紀昔のWebサイトみたいなデザインですね。」
笑いながらそう言われました。笑
結局デザインはデザイナーさんに任せ、自分はコーディングに専念。
私はこの経験から日々の感性の大切さ、またデザインやフロントエンドの道は自分にとって違う道かもしれない、といったことを学びました。
この3ヶ月間を振り返って、一番今の成長につながっている要因は、このドタバタを全て「自分で手を上げて」やってみたというところです。
通常1Dayインターンシップではお題を与えられて、それをこなします。しかし今の環境は、ヒントはくれるものの自分で考えて何が必要かを細分化しながら行わなければなりません。
ここまで踏み込んで考え、実践することで初めて、自分の得意・不得意/楽しい・楽しくないが少しずつ分かってくるのではないかと思っています。例えば私の場合、「新規事業立案は大得意だったのに、カスタマージャーニーを考慮することは苦手。だから勉強しなきゃ」と分かるわけです。そういうことの繰り返しが、「働く」ということなのかな、と感じています。
リクパーの闇(1)正直な所、「安定」からは程遠い
私は10:00~18:30 までインターンをさせて頂いており、その後の時間は最後の人が帰るまで自習をさせて貰っています。
社内は毎日慌ただしく、夜になっても仕事をしていたり、会社のことやチームのことについて議論されたりしています。朝決まっていた企画が夕方には無くなっていたり、変更されていることなんてザラにあります。自分の努力が水の泡に消えることもしょっちゅう。
リクパーでは、そんな毎日でも社員の人は「働く」、言い換えると「変化の日々」を最大限楽しんでいるように感じました。こんなにも「働く」を楽しんでいる人は私の中では衝撃でした。
特に僕の隣で働いているOさんは、いつも夜遅くまで手が動いており、土日にも積極的に勉強会に参加しているみたいです。しかし僕はOさんの「死んだ顔」を見た事がありません。いい意味でいつもニコニコしています。笑
そんな環境だからこそ、私はインターンシップの後でも自習をしてもっとスキルを身に付けたいと思ったんだと思います。
リクパーの闇(2)事業がニッチ
僕が今作っているプロダクトのターゲットは「フランチャイズで新規出店を考えている人」です。僕が作った物も周りから見ると「小さな問題を簡略化するツール」としか見られないのかもしれません。もし大手企業だったら、自分が関わる事業やプロダクトが世間に浸透する可能性も断然高いです。(いろいろなインターンや説明会を聞いて、改めて感じました。)
このあたりはやっぱり、大手にはかなわないと感じました。しかし同時に、大手であれば開発部門も細かく分かれてしまい、自分が事業に関わるのはそのほんの一部、ということは大いにあると思っています。私は今のツールを1から1人で作り上げました。学ぶ事、苦しい思いもする事も多かったです。その分学んだ知識量とスキルは人1倍得たように感じています。
もっというと、今取り組んでいる事業がニッチになるかビッグになるかなんて、自分の努力次第で変わってしまうものかもな、とも感じています。
最後に
ここまで、リクパーでのインターン経験の感想とベンチャーについて述べてきました。
もちろん、「ベンチャーで働け!」や「ベンチャーで働いたほうがいいよ。」という事を伝えたいわけではありません。大手にも沢山魅力があるからです。
でも、ベンチャーにはベンチャーならではの沢山の魅力があります。
せっかくなら、自分が興味あることを見定め、変化に苦しみながら人生を豊かにしてほしいと感じています。
僕の見えた迷路の攻略法は、主体的に迷路自体を楽しむことでした。皆さんの攻略法は何でしょうか?
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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