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こんにちは、スリーシェイクの神谷です。
「事業部長に中長期のビジョン・目標を聞いてみよう!」企画の第3弾。
▼第1弾(Sreake事業部 部長・手塚さん)、第2弾(ビジネス本部 本部長・北村さん)の記事はこちら
今回は、フリーランスのエンジニアと企業をマッチングする「Relance(リランス)」の事業部 部長、斎藤健太(さいとう・けんた)さんにお話を聞きました。
テックカンパニーであるスリーシェイクの中で、エージェント(人材紹介)事業としてどのような価値を発揮したいと考えているのか? やりたいこと、そして課題についても、語っていただきました。
キャッシュ&新規事業を生み出すエンジンに!
神谷:
いきなり本題ですが、Relance事業部の中長期的なミッションや目標をお聞かせいただければと。
斎藤さん(以下、斎藤):
ひとつは、キャッシュエンジンになることですね。人材紹介でちゃんと利益を出して、会社に貢献したいです。もうひとつは、新規事業を創出するエンジンになること。「こういうプロダクトをつくってみたい」「これ、やってみよう」となっても、カタチにできるエンジニアがいないとか、ほかの案件で手一杯みたいなケースがけっこうあるなと思っていて。
神谷:
スタートアップあるあるですね。とくにスリーシェイクの場合は、やってみよう!カルチャーなので、リソースが足りなくなりがちな気がします…。
斎藤:
そうなんですよ! ITの世界って少しスタートが遅れただけでファーストペンギンになれないことも多いし、すごくもったいないですよね。
そこで「Relance」を活かしたいんです。Relanceはいわゆる人材紹介事業ですが、見方を変えれば、優秀なエンジニアとの豊富な接点があるということ。この財産を活かして自社の事業に貢献できるような仕組みをつくれたらと思ってるんです。
神谷:
そういう活かし方もあるんですね…おもしろそうです!
斎藤:
そこに至るには、たくさんの優秀なエンジニアに登録していただく必要があるのですが...登録するメリットが提供できていないというのが今の課題ですね。紹介できるお仕事として、モダンな技術を使える、エンジニアがおすすめしている、といった特徴はあるのですが、まだまだ差別化するには弱いと感じています。エッジの効いたサービスを企画するというのが、ひとつめの課題ですね。
でも、それだけじゃダメなんです。エッジの効いたサービスは話題性はあるのですが、結局は中身が伴っていないと、一瞬で流行りが終わってしまう。中身、つまり、質の高いマッチングをするためには、やはり「人」が重要なんです。
神谷:
どこまでいっても「人」が大事なんですね。
斎藤:
人と人とを結ぶサービスですからね。さらに言うなら、人を採用するだけでは足りないんです。まずは、ひとり一人の能力を1から10に引き上げる。次に、チームとして最大のパフォーマンスを発揮するために、個人の力を足し算ではなく掛け算にできる仕組みをつくる。この「掛け算」の部分が、先ほど話した「エッジの効いたサービス」ですね。
人を育てるのと同時に仕組みづくりをする。これを両軸でやっていくことで組織が強くなり、事業も伸ばしていけるんじゃないかなと思ってます。
テックカンパニーだからこそできる人材紹介事業を模索中
神谷:
事業を伸ばすとなると、もっと人を増やしていくイメージですか?
斎藤:
ふつうはそう考えると思うのですが、僕はちょっと違うんです。高い技術を持ったテックカンパニーだからこそできることもたくさんあるし、それに、もっと会社のバリューにも貢献したいんですよね。
たとえば、人材紹介の営業の仕事で一番多い業務ってなんだかわかりますか?
神谷:
候補者との面談や企業との打ち合わせ、ですかね…?
斎藤:
神谷さんのおっしゃるとおり、本来は、候補者との面談やフォロー、顧客との商談に時間を使うべきですよね。候補者や顧客とのコミュニケーションの量と質を高めることが、マッチングにつながるので。
でも、実際はそうじゃない。候補者の情報を入力したり、求人票や請求書を作ったりといった事務作業が半分以上を占めているんです。こうした本質的ではない業務やトイル(労苦)をなくしたいなと。
神谷:
おぉ…! ビジョン(※)につながりましたね!
※ビジョン
社会に蔓延する労苦(Toil)をなくすプラットフォーマーになる
斎藤:
お、気づきましたね(笑)。実はちょうど今、人材紹介会社向けのCRMのようなシステムを開発しているのですが、ここからがスタートだと考えています。AIやメタバースなどをはじめ、テックカンパニーらしく使える技術はどんどん使って、システム化、自動化していきたいなと思ってるんです。
神谷:
人事をやっている僕からも、ぜひお願いしたいです(笑)! ただ、ひとつ気になっているのが、作業を減らすためにシステムを導入したのに、そのシステムを操作するためのマニュアルや管理が必要になって作業が増えた、という話も聞きますよね…。
斎藤:
それは僕自身も感じてます。HR領域のシステムは機能性と同時に、シンプルさが必要ですよね。だからこそ、人事や採用の経験者が作らないとダメなんです。この点は、スリーシェイクが持つ技術力と人材紹介の知見を活かせば、クリアできるんじゃないかなと。
システムでできることはシステムに任せる、そして、人は、人にしかできないことに注力する。そうすることで、企業と候補者をつなぐ人(人材紹介会社)が価値を発揮できるようになり、質の高いマッチングにつながります。企業と候補者のメリットになることはもちろん、HR業界全体の質の向上にもつながる。そんな世界を目指しています。
神谷:
めちゃくちゃ壮大…! でも、とてもワクワクします!
斎藤:そういってもらえると嬉しいです(笑)。こんなことを語れちゃうのも、スリーシェイクだからかもしれないですね。本当にフラットで、誰の、どんな提案も受け止めてくれるし、ディスカッションできるって、すごくいい環境だなと思っていて。しかも、考え続けるのではなく、スピード感を持って実行できるのも、僕にとっては最高です。
神谷:
そこは僕も同じです! 変化し続けているので、いい意味で飽きないし、おもしろいですよね。これから斎藤さんがどんな変化を巻き起こすのか、めちゃくちゃ楽しみにしてます!
斎藤:
期待しててください!(笑)