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こんにちは。スリーシェイクです!
2015年にGoogleが開発したインフラレイヤーのプラットフォーム「Kubernetes」。当社ではSRE事業のコア技術として導入し、Kubernetesに精通したプロフェッショナルがサービスを提供しています。
今回は、Kubernetesの構築・運用支援を担う池田達哉(いけだ・たつや)を紹介します!
KubernetesやAnthosなど最先端の技術を追究する池田に、業務内容や社内での交流などについて話を聞きました。ぜひご覧ください!
転職のきっかけは、Kubernetesへの熱烈な興味
――池田さんは、2020年7月にスリーシェイクに入社したんですよね。
前職ではどのような仕事をしていたんですか?
前職は社員30人くらいの小規模な会社で、主にアプリケーションの受託開発を行っていました。そこに約6年間勤める中で、クライアントへの提案~要件定義~リリースまで一通り携わりました。チームは小規模で、リーダーをやることも多かったですね。最後に担当したクライアントは大手求人広告会社で、そのプロジェクトでは営業支援ツールやデータ分析基盤の開発をしていました。設計からリリースまでを全て完了した後、別途SES契約を結んで私だけその会社に出向し、社内システム開発やAWS移行作業などもやりました。
――幅広く、フルスタックエンジニアとして活躍されていたんですね。
その後、スリーシェイクに転職したのはなぜですか?
スリーシェイクが力を入れているKubernetesに興味を持ったことがきっかけです。私がKubernetesを初めて使ったのは3年くらい前なんですが、当時はまだ、少なくともビジネス系の分野では普及していない技術でした。ただ、インフラ部門の技術者の間で「なんか面白そうなツールがある」と噂されていて。実際にKubernetesで運用してみると、かなりシステム的に楽になって、色々やってみたいと思うようになったんです。
――Kubernetesをきっかけに、どのような経緯でスリーシェイクに行き着いたんですか?
クライアントからの受託案件を通してKubernetesをかなり気に入ったので、自社に持ち帰っても使おうと思って。一部は入れられましたが、もっと使いこなすために、他社の事例について情報収集をしたんです。この時点では転職するかどうかは半々でしたが、スリーシェイクの存在を知って、私が知る限り最もKubernetesを使いこなしているように見えました。面談を受けてみて、この会社ならKubernetesの技術を伸ばしていけると思ったんです。面談時に話をした社長の吉田さんとマネージャーの手塚さんの人柄も良くて、転職を決意しました。前の会社にも愛着があったので迷いましたが、自分の興味を抑えきれずに転職した感じです。
最先端の技術×高度なセキュリティ対策
――池田さんはSreake事業を担当されていますが、具体的な業務内容を教えてください。
受注業務として担当しているのは、金融会社のクライアント1社です。現在はオンプレミスで稼働しているクレジットカード認証機能の基盤を、GKE(Google Kubernetes Engine)にリプレースする作業をしているところです。オンプレミスとクラウドのどちらでも実行できるよう、Anthosというプラットフォームを使って基盤を構築しています。Anthosはまだ導入事例が少ない最先端な技術ですし、そもそもKubernetes自体に詳しくないチームメンバーも多くて……。たまたま、私は周りのメンバーより少し詳しいので、「Kubernetesはこういうことができる」「これをするとこうなる」といった説明を適宜しながら進めています。
――チームのメンバーは何人いるんですか?
私がいるアプリケーション移行チームは8人程度で、スリーシェイクからは私と岩本さんの2人が参加しています。別のアプリケーション移行チームやインフラチームもあって、それらを合わせると40~50人くらいかな。結構、大規模なリプレースなんですよ。
――金融業界で扱うシステムは、セキュリティ対策がより重要そうですね。
はい。金融会社なので、かなり厳重なセキュリティが求められます。PCI DSSというクレジットカード業界のセキュリティ基準の認定を取る必要があるので、その知識も要りますし……。通常ではあまりしない特殊な設定や、よりコストをかけたセキュリティ対策をする必要があります。その辺りの知識や技術は、チームのメンバー間でバラバラで(苦笑)。今は、私がチームを引っ張りつつ、皆で協力して対応しています。
――現在の仕事で、やりがいや面白さを感じていることはありますか?
技術とは関係ないことでもいいですか?自分が作った資料を基に説明をして、いわゆる大手企業の偉い方々に納得していただけたときは、気分爽快です(笑)。クライアント内でのレビューに向けて、PCI DSSのドキュメントなどを用意する必要があるんですが、そこではしっかりした根拠とクオリティの高さが求められます。元々、私はドキュメントを書くのが得意ではないんですが……(苦笑)。今、かなりレベルの高い資料を作る中で、ロジックを組み立てて説明する力がついてきていると感じています。
オンライン飲み会で職種・部門を越えた交流を楽しむ
――入社して約8か月経ちましたが、社内の雰囲気はいかがですか?
とにかく、技術にかなり貪欲な人が多いなと。会話の雰囲気はすごく柔らかいですし、ゆっくり時間が流れているようにも見えるんですが、実際にはすごくキビキビと動いている印象ですね。新しい言葉や知らない技術の話がバンバン飛び交っていて、とても刺激を受けています。
――スリーシェイクの他のメンバーとは、業務外での交流はありますか?
勉強会に参加したり、コーポレート部門が毎月開催してくれるオンライン飲み会に参加したりしていますよ。用事がない限り、なるべく毎回出るように心がけています。参加人数は回によって違いますが、私が参加した直近の回は7~8人とちょっと少なめだったかな。特に最近は在宅勤務が続いているので、普段なかなか話す機会がない人達と話せて良かったです。
――オンライン飲み会では、どういった話をするんですか?
コーポレート部門の人達もいるので、どちらかというとプライベートの話が多いですね。エンジニアだけで集まると、本当に技術の話しかしない感じになってしまうので、コーポレート部門の人がいてくれて助かります(笑)。
――エンジニア同士のマニアックな話も、それはそれで楽しそう(笑)。
今後もぜひ、社員同士の交流を深めていってください!
貪欲に技術レベルを上げて、社内に還元していきたい
――池田さんの今後の展望・目標を教えてください。
そうですね……。今はクライアントの業務に集中している状況ですが、もう少し手広く社内で動いていきたいかな。マネジメントというよりは、技術一辺倒で伸びていきたいと思っていて。自分の技術や知識をチームに共有して、皆で話をしながら効率良く仕事をしていきたいなと。今も自分がいるチームのことはやっていますが、他チームを支援したり、興味があるところを深めたりということには、あまり踏み込めていません。もちろんクライアントが最優先なので、そこを疎かにせずに、社内のために使える時間を生み出していきたいなと思っています。
――「技術一辺倒で伸びていきたい」と思っているのは、なぜでしょうか?
特に理由はないです(笑)。私はゲームが好きなので、「ただただ強くなりたい!」みたいなイメージです。年数を重ねるごとに技術屋レベルを上げていきたいというか。「マネジメントをやったら技術ができない」なんてことはないし、マネジメントに全然興味がない訳でもないんですけど。今は技術の力を貯めている段階で、そこに集中していきたいですね。
――最後に、これから入ってくる方へのメッセージをお願いします。
テクニカルな中で働きたいのであれば、スリーシェイクはすごくマッチしていると思います。技術オタクな人が特に向いているかな、やっぱり。技術の勉強を、仕事じゃなくて本当に趣味でやっているような人。スリーシェイクの社員は、皆そんな感じです。スリーシェイクに入ったら、ぜひ一緒に技術トークで盛り上がりましょう!
――池田さん、ありがとうございました!
written by 三谷 恵里佳 https://tokyo-merrydsn.com/