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こんにちは。スリーシェイクです!
当社が提供する、クラウド型ETL/データパイプラインサービス「Reckoner」。順次拡大中のデータ連携機能には、エンジニア達の技術と努力が結集しています。
2020年4月には、Reckoner事業部に田中貴也(たなか・たかや)がジョインしました!
プログラミング言語Scalaのプロフェッショナルである田中に、業務内容や仲間とのコミュニケーションなどについて話を聞きました。
高い技術力を持つ田中の、日々の試行錯誤やコロナ禍での想いが伝わるインタビューになっています。ぜひご覧ください!
いちエンジニアとして欲しかった、ETLツールを自ら開発したい
―― 田中さんは、前職では広告代理店のエンジニアだったんですよね。どのようなお仕事をしていたんですか?
大学卒業後に1年ほど特定派遣として働いた後、広告代理店に転職しました。そこで約4年間、Web広告の効果を測定するシステムを開発していました。簡単に言うと、pv数やクリック率などを測定・集計して、「こういうデータなのでこういう改善をしましょう」とクライアントに説明するためのツールです。私の担当はデータ集計の部分で、分析の担当は別にいました。
―― スリーシェイクに転職したきっかけを教えてください。
今お話ししたシステムを他社に譲渡することになったんです。一区切りついたし、大規模システムを他の会社でも経験してみたいと思いました。あと、実際にエンジニア目線で欲しいと思っていたETLツールの開発にも興味があって。そんな時に、求職サイトでスリーシェイクからスカウトメールをもらいました。前職でも使っていたScalaでETLツールを開発できることに惹かれて、面接を受けることにしました。
―― ご自身の経験や希望と、スリーシェイクがマッチしたんですね。
はい。ETLツール開発の土壌があるスリーシェイクなら、エンジニアとして自分が成長し、技術力を高められると思い、入社を決めました。現在、希望どおりETLツールの開発業務を担当し、日々やりがいを感じています。
Reckonerの機能拡大に向け、勉強と試行錯誤を繰り返す
―― 田中さんはReckoner事業を担当されていますが、具体的な業務内容をお聞かせください。
Reckonerの開発業務を大きく3つに分けると、フロント、APIサーバー、データ集計があります。そのうちデータ集計の部分を主に担当しています。データ集計の担当者は、私を含めて現在3人です。例えば、外部のExcelから別のところにデータを保存するといった機能を、一つずつ実装しています。
――新しい機能の実装のほかに、障害への対応も担当されているんですか?
障害と言うほどではないんですが、バグへの対応を随時行っています。緊急のバグだったら、その日のうちに原因を突き止めて、ステージング環境へのリリースや、再現できているかの確認まで終わらせます。できるだけ対応が早い方がクライアントが助かるので、スピード感を持ってやるようにしています。
――素晴らしい心掛けですね。業務の中で、特に力を入れていることは何ですか?
そうですね…静的検証と言うか、コード全体の質の向上に取り組んでいます。実行前のテストも行いますが、テスト前のプログラミング言語の段階で、「ここが間違っている」といったことを検証できるようにする感じですね。すぐに発覚しないトラブルが潜む事態は特に避けなければならないので、早い段階でのチェック機能を高めることが重要だと思っています。
――「実はこんなことに苦労している」というエピソードがあればお聞かせください。
いま、Reckonerの機能を随時広げているんですが…。Excelとか、Googleスプレッドシートとか、データの取り口を増やしていて。実は、これにはかなり労力がかかるので、エンジニアとしては大変です。とにかく勉強しながら試行錯誤して。「あっちのツールはああだったのに、こっちはなんでこうなっているんだよ」とか、しばしば頭を抱えながら課題に対峙しています(苦笑)。
――苦労した分、いろいろなツールに詳しくなれそうですね。
その詳しくなる過程が、結構大変なんですが(苦笑)。Reckonerがより充実したサービスになるよう、とにかく集中して、目の前のタスクをしっかりこなすよう励んでいます。
リモートでも対面でも、エンジニア同士の交流を深めていく
――田中さんは、2020年4月、ちょうど新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出された頃に入社されたんですよね。
はい。最初の1日だけ出社して、次の日からは在宅勤務が続いて…。入社してしばらくの間は、コミュニケーションを取るのが大変だなと感じていました。最近になって、ようやく出社日が増えてきたところです。
――入社してすぐに在宅勤務では、慣れるまで大変でしたね。入社から約8か月が経ちましたが、現在の状況はどうですか?
もうすっかり馴染んで、コミュニケーションも円滑に取れています。スリーシェイクでは、チャットツールの「Slack」に加えて、誰が何をしているかを可視化する「Tandem」も使用しているので、リモートでも気軽に会話できる環境になっています。Tandemの中に作った事業部ごとの部屋に入って、皆でおしゃべりすることもありますよ。
――リモートにありがちな「話しかけにくい」という問題は、コミュニケーションツールの活用により解消されているんですね。
そうですね。ただ、本音を言えば、仲間と実際に会って、直接話をしながら作業の効率や質を上げていきたい。これから先、コロナの状況が落ち着いて、皆と同じ環境で切磋琢磨できる日が増えることを楽しみにしています。
――直接のコミュニケーションは、かけがえのないものですよね。そういえば、Reckoner事業部では、最近プログラミングの勉強会を始めたそうですね。
エンジニア数人で集まって、本のテーマに沿って勉強を進めています。各回の担当者が、事前に問題を解いた上で、勉強会の日に他の人にその内容を解説する感じで。その後に、皆で色々意見を交わしています。まだ始めたばかりですが、1週間に1回程度のペースで実施していきたいなと。
――皆さん意欲的なんですね。勉強会は誰が発案したんですか?
私と、同じ業務を担当している桑山さんです。二人で雑談する中で、思い立って。今やっている本のテーマはScalaで、実は私はもう全部解いたことがあります。なので、私自身というより、皆の技術力向上を目指しています。チーム全体で底上げすれば、効率が上がり、やれることも増えていくと思うので。ゆくゆくは、Scala以外の言語にもテーマを広げて、皆で成長していきたいですね。
提案・挑戦をしやすい風土の中で、多彩なエンジニアとともに働く
――田中さんの今後の展望・目標を教えてください。
今は、日々しっかり目の前のタスクをこなすことが、私の一番の使命だと思っています。それと、目に見えない内部の部分について、コードに多少バラつきがあるので、整えていきたいです。現状のままでも見た目上は問題ないのですが、後々のことを考えると綺麗にしておいた方がいいので。そういう、「忙しいから後でやろう」となりがちな課題を、時間を見つけて順次クリアして行こうと思っています。
――これからスリーシェイクに入社する方に向けて、エンジニアが働く上でのおすすめポイントを教えてください。
非常にフラットな風土があることですね。「こういうことをやりたい」といった意見がすごく通りやすいんですよ。「上からやられたことをやる」のも悪くはないですが、積極的にビジネスに関わっていきたい人におすすめな職場だと思います。
――いろいろな言語に詳しいエンジニアがいることも、スリーシェイクの魅力ですよね。
そう思います。私自身は今のところScalaしか扱っていないですが、もし今後他の言語が必要になったとしても、「これはこの人が詳しい」「アドバイスをもらえる」という安心感があります。困った時に頼れるエンジニアが周りにたくさんいるのは、非常にありがたい環境ですね。
――田中さん、ありがとうございました!
written by 三谷 恵里佳 https://tokyo-merrydsn.com/