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広がるキャリアの選択肢。過去と現在の挑戦が未来の自分を成長させる

今回登場するのはセールスライターとクリエイティブディレクター(CD)、二つの肩書で活躍するマーケティング本部CRM部ワタナベです。

スキルを身につけ市場価値を上げたい!セールスライターへのキャリアチェンジ

セールスライターとして2018年に入社したワタナベのファーストキャリアは、ファッション系の販売員だった。人当たりの良さを武器にしたセールストークで高い成果を出し続け、個人の売り上げは目標に対し200%を超えたこともあったという。

しかし、ワタナベは自らのキャリアに少しずつ疑問を抱くようになる。

ワタナベ 「大学の同期と自分を比べて、なんとなく引け目を感じていました。同期と話しているうちに『これが自分の本当にやりたいことなのだろうか』と考えるようになったんです。今はいいかもしれない。でも5年後の自分の未来に、モヤがかかったように見えたんです」

そんな時、ワタナベにある仕事の誘いがかかる。それはフルコミッション──つまりベースの給与がなく、自分の売り上げだけで給与が決まる形の営業職だった。

ワタナベ 「扱う商材は非常に難しいものでした。ですがその分、絶対的なスキルが身につく。そうすれば圧倒的な“市場価値”を持てる。その時の私にはとても魅力的に映りました。でも、今思うと考えが甘すぎました。技術も経験もまったく足りていなかったんです」

思うように成績を上げることができず、精神的にも追い詰められたと言う。

ワタナベ 「そんな時、自分がライティングを得意としていたことを思い出しました。元々文章を書くのは好きで、販売員時代、マーケティング本部の方に店舗のブログを名指しで褒めてもらったこともあります。

それに、セールスライターの仕事は文章を通じて『お客様の心を動かす』仕事です。販売や営業にも通じる部分ですから、これまでの経験も絶対に活かせると感じ、セールスライター職を希望するようになりました。

ただ、未経験で応募できるライターの求人は非常に少なく、そこで出会ったのがトゥエンティーフォーセブンのセールスライターの求人でした。一流のセールスライター&マーケターに未経験者でもなれるという記載に、『これだ!』と思いました」

トゥエンティーフォーセブンの一次選考として出されたライティング課題は、実務に近いもの。決して簡単ではなかったが、自分の販売や営業で培ってきた経験を信じ、試行錯誤して取り組んだ。

その結果、社長を初めとした社内メンバーから、未経験者としては信じられないほど高い評価を受けることとなる。

ワタナベ 「挫折してしまった営業職時代に、LPの分析や記事の執筆をしていましたから、そういった経験も活きたのかもしれません。これまでの私の経験をフルに使って掴み取った内定でした」

セールスライターとしての出発。“ぼろくそ”レビューを経た今

大きな期待をされて入社したものの、実際に仕事として始めてみると打ちのめされるばかりだったと言う。

ワタナベ 「自分では100%出し切ったと思った文章が、レビューで“ぼろくそ”に言われるなんてしょっちゅうでした。説明書のようでつまらない、ユーザーメリットが伝わらない、もっと刺さるライティングをしてほしい……。

など、もらった指摘を書き出せばきりがありません。書いてはダメ出しされ、書いてはダメ出しされ、の繰り返しでした。社長から直接レビューを受ける機会も多いのですが、これもまたきつい(笑)」

苦しみながらも、社長や社内のマーケティング、ライティングのプロたちからの指摘を受け止め続けたワタナベ。

ワタナベ 「ただ、その指摘はどれも筋の通ったものなんです。社長や上長、他のメンバーも、ちゃんと根拠があって指摘してくれている。大変ではありましたが、踏ん張れましたし、素直に学ぶことができました。

特に、当社のセールスライターは“マーケター”の一人ですから、単なる文章の上手さや読みやすさ以上に、マーケティング的観点で文章が書けるかどうかが重要なんです。どんな悩みを持つ人がいるのか?その悩みを持つ人がどれだけいるのか?ターゲットの悩みに文章を通じて寄り添い、共感して、解決してあげる。そういう視点は非常に鍛えられました。

フルコミッションで働いていた頃を思えば、安定したお給料をもらいながら勉強もさせてもらえるなんて最高です(笑)」

苦難の時期を経て、2022年10月現在ワタナベはマーケターとしてクリエイティブディレクター(CD)に挑戦し、自らの“市場価値”をさらに高めている。

ワタナベ 「今はライティングもしながら、CDとして企画の提案・進行管理や制作物全体のディレクションなどを行っています。当社にはさまざまなキャリアパスがありますが、上司に打診を受けた上で、私は企画の上流工程に関わりたいと思い希望しました。

もっとオモシロイコトをやってみたい。ライティングだけでなく、CDとなってディレクション経験も積めれば、マーケターとしての価値が高くなるのではと思ったからです」

ワタナベがプロジェクトをまとめるようになって、2年に満たない。しかし既に大きなプロジェクトを複数手がけ、「CDもできるセールスライター」として活躍中だ。

「社内で一番話しやすい人になりたい」過去の自分との対比

CD業務をメインとする現在、ライターとしてひたすら言葉と向き合っていた頃と比べると、視野が広がったとワタナベは言う。

ワタナベ 「仕事は一人でするもんじゃない、ということを心から実感できるようになりました。CDとして取りまとめるプロジェクトは、さまざまなメンバーと進めていきます。

必要と判断すれば他部署への依頼も発生しますし、関わってくれるメンバーすべての業務進捗をCDの自分が責任をもって追っていくことになります。ライティングはデータや商材と向き合う、いわば個の力が強いですが、企画はチームの力が爆発力や成功につながるんです」

CDとしての経験を通じて、社内の関係性作りについても強く意識するようになったと言うワタナベ。

ワタナベ 「社内ではとにかく話しやすい人を目指しています。上司や同僚、後輩に積極的に声を掛けますし、時には業務以外の雑談も重要な要素だと思っています。

お互いに声を掛けやすい関係を作っておくことは、CDとして必要なことの一つではないでしょうか。また1年目で辛い想いをした分、後輩や他の人には自分と同じ想いをさせたくないです」

仕事における人との関わり方を改めて実感したワタナベは、過去を振り返る。

ワタナベ 「以前の私は、他の人に負けたくないとばかり思っていました。だからとにかく“一人でなんでもできるスキル”をつけようともがいていたんですね。でも今は、仕事を楽しむこと、人と協力してプロジェクトを成功させることや、誰かの成功を助けることにも、とても喜びを感じるんです」

今ある環境と、そこで今後、自分がやりたいこと

ワタナベ 「当社は手を挙げれば任せてもらえる環境ですから、まだまだ多くのことに挑戦していくつもりです。自分が今まで培ったコピーライティングやクリエイティブのスキルは他の領域でも応用できるなと思っています」

「手を挙げれば任せてもらえる」、そんなマーケティング本部の組織について、さらにワタナベはこう続ける。

ワタナベ 「自分を変えたい。スキルを上げたい。チャレンジしてみたい。そんな人には、さまざまな可能性がある環境だと思います。当社のマーケティング本部は扱う分野も広く、一歩踏み込んだマーケティングを行っていますから、マーケターとして成長できることは間違いありません。
たとえば、『公式LINEを利用してくれているお客様にどのタイミングで、どういうコミュニケーションをしたらいいか設計を考える』『24/7Workoutのコース未契約者、現契約者、契約終了者とターゲットを3つに分けて、それぞれに刺さるようなクリエイティブを作る』『成約できないのは企画自体が顧客ニーズに合っていないのでは?という仮説を立て、ニーズに見合った企画を考案・実行して検証を行う』というようなこともできます。希望すれば担当する領域を変えることもできるので、食品チームからSNSチームに行ったり、CRMチームからメディアの広告運用チームにいったり……。マーケティングの知見を広げることもできます。

また、私のレポートラインにあたる上司は、部下の想いに応えようとしてくれる人たちです。成長するため、挑戦するための条件は揃っていると思います」

そんな環境だからこそ、ワタナベは現在の業務の先にある、明るい未来を描き始めている。

ワタナベ 「自分にはまださまざまな選択肢があると思っています。今あるスキルのほかに、さらに別のキャリアを極めるのもいいですし、マーケターとして独立するというのもいい挑戦かもしれないなと。だから大変だけど、楽しみながら経験を積んで、将来の自分が笑っていられるようにしたいと思います」

これまでの自分に自信を持ち、未来のために楽しみながらトライしていく。それはかつて他人と自分を比べてしまったワタナベとは対照的な姿だ。

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