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君たちはどう生きるか(IT系フリーランスエンジニアとして)

こんにちは。
ファーストインパクト代表の百瀬です。

百瀬 一斗's Wantedly Profile
株式会社1st-impact, 代表 子供のころから工作や修理などが好きで、中学生のころからパソコンをさわり始めました。 ゲームももちろん好きですが、音楽や映像制作なんかも好きです。 ただ、情緒的なセンスに自信がないので、コンピューターを使ったプログラミングで表現してきました。 今ハマっていることは、写真撮影です! 新しいキャリアになるといいな。
https://www.wantedly.com/id/pepcomix


以前、今のIT業界は、エンジニアの需給バランスが悪くて単価が高くなっていると書きました。
ただ、高単価で仕事が取れるのは、30歳前後~40代前半くらいで、かつそれなりに経験のあるエンジニアです。
この人材を確保する為に、派遣を含めたエージェント業、採用企業、人材育成業、広告業界で採用が過熱して、大きなお金が動いているのが現状です。


一方で、フリーランスのエンジニアになるのは難しい事ではなく、事実、プログラミングだけなら中高生でもできるし、オンラインのプログラマー養成講座の中には3か月でエンジニアとして仕事ができるようになると謳っているサービスもあります。
かつて自分もフリーランスとして仕事をしていた時期もあります。
そこで、今の世の中、どうやってフリーランスとして生きていけばいいのか考えてみたいと思います。

フリーランスの単価について

2023年現在、IT系エンジニアの需要は大きく、エンジニアの単価は高いです。
そして、利益率(この場合はエンジニアの労働単価)が高ければ、今後は供給が増えます。
というのも、高く売れて大きな利益が出せる商品があるなら、多くの人が売りたいと思うからです。
一方で、労働力を買いたい消費者(この場合はソフトウェアを開発する企業)からすると、商品の値段が高くなると需要が減ります。
理由は、商品を購入する予算はある程度決まっているからです。
この需要と供給は、一時的にバランスが崩れても、いずれ適正価格に収束します。

IT業界のエンジニアってどのくらいいるの?

かなり雑なフェルミ推定を行います。
2022年の日本の労働人口は7000万人くらいでした。
このうち、270万人が情報通信業です。
そして、専門技術職の派遣就業者が20万人程度ですから、フリーランスも同程度と見ます。
そうすると、およそ40万人くらいが同業の競争相手になりそうです。
最近は外国人のフリーランスエンジニアも増えてきましたから、彼らも競争相手になります。

フリーランスの生涯賃金は?

前提としてわかりやすくするために、22歳で大学を卒業して、IT業界で仕事をしているエンジニアを想定します。
まず、20代前半は技術的にも未熟だし、人脈も無いのでサラリーマンになったとします。
フリーランスの稼ぎ盛りは、5~6年開発経験を積んだ28歳くらいから、40歳前後までです。
この時、それなりの実績とキャリアを積んでいれば、年俸1000万円は稼げるでしょう。
その後、年齢が上がるにしたがって仕事が獲得しづらくなり、1年を通してフリーランスとして働いている月数も減ります。
上記を仮定すると、以下のような生涯賃金が想定されます。
20代前半の6年間、年俸400万円とすると、合計2400万円。(サラリーマン)
30前後~40前後の10年、年俸1000万円、合計1億円。(フリーランス:月額報酬80万円x12ヶ月想定)
40前後~50前後の10年、年俸700万円、合計7000万円。(フリーランス:月額報酬80万円x9ヶ月想定)
50前後~60前後の10年、年俸500万円、合計5000万円。(フリーランス:月額報酬80万円x6ヶ月想定)
合計すると、2億4400万円。
あれ?意外と少なくないですか?
単価や稼働期間などに問題ありそうですが、大きくは違わないと思います。
ちなみに、ある機関の2019年の調査によると、大学・大学院を卒業し、フルタイムで正社員を続けた場合の60歳までの生涯賃金(退職金を含まない)は、男性で約2.7億円、女性で約2.2億円だそうです。


フリーランスとしてどう生きるか

ポイントはいくつかあります。
高齢になると年収が減る、未来には同様の単価が稼げなくなる可能性がある、案件獲得の競争相手が増える、健康問題など。
となると、取れる作戦がいくつかあります。

1.若いうちに会社員になって正社員として働き続ける
早々にフリーランスはやめてしまう選択です。
フリーランスに比べて、月額単価は低くなるかもしれませんが、退職金なども考慮すると正社員として仕事をした方が生涯年収が高くなるケースも十分に考えられます。
一方で、30歳前後で高単価のフリーランスを経験したエンジニアにとっては、その後、正社員として仕事をするメリットは見出しにくいですし、企業側も社員として採用するモチベーションは高くありません。
30半ばのエンジニアを企業が採用する場合、10年後の40半ばの働き方も考慮に入れます。

2.フリーランスを組織化して会社になる
これは、この記事を書いている百瀬が採用した方針でもあります。
組織化すると、ある程度の規模の仕事も取れるようになりますし、フリーランスと違って、評価されるのは会社であって、仕事をしている個人の年齢やスキルは重要ではなくなります。

3.ある組織に依存する
特定の会社や組織との関係を強くして、その組織専業の業務委託になる方法です。
純粋なフリーランスよりも単価は低くなるかもしれませんが、安定して仕事をすることができます。
一方、この方針には非正規雇用も含まれるので、突然仕事がなくなるリスクもあります。
契約形態は、嘱託なども含まれます。

4.違う業種で仕事をする
これはおすすめしています。
若くて稼げるうちにある程度稼いで、その後は、飲食でもアパレルでも、自分の好きなものにかこまれて、ITエンジニア以外の仕事をすることです。
ようするに、IT系エンジニアを引退するという事なのですが、この方針を選択する人は意外と多く、成功している人は幸せそうです。

いかがでしょうか。
フリーランスのIT系エンジニアとして働くのは華々しく見えますが、思ったより大変です。
もちろん、自分の技術力に絶大な自信と評価があるなら、もっとたくさん稼ぐこともできると思います。
ただそれは、芸能人や画家のようなものです。
一方でフリーランスのエンジニアは、営業力とコミュニケーション能力、各種セルフマネージメント能力も必要です。

何を目指すかは人によって違います。
ただ、僕らは様々なバックグラウンドのメンバーがいますので、色々な相談に乗れると思います。
お気軽にご相談ください。


ゲーム・アプリプログラマー
経験無くてもゲームは作れる。アキバのプロ集団と共に、自由にゲームを作ろう。
株式会社ファーストインパクトは、デジタルコンテンツのカテゴリに含まれるものは何でも作るクリエイター集団です。 2022年2月に株式会社でらゲーの子会社となりました。 (株式会社でらゲー公式サイト:https://www.dxg.jp) Webサービス、スマホ向けアプリ、家庭用ゲーム、PCゲーム、2Dイラスト、3Dモデルなど、幅広くデジタルコンテンツの制作を行ってきました。 スクエア、バンダイナムコ、セガなどの大手クライアントのゲームアプリなどの制作に参加することもあります。 この他に、ゲーム・アニメ系クラブイベントにVJ(映像演出)として参加していたりもします。 コンピューターやガジェット、クラブが好きなメンバーが多く、みんな楽しんで仕事しています。
株式会社ファーストインパクト


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自由な会社でゲームを作りたいエンジニア募集。ゲームの作り方教えます。
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