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人事のお客さまって? ~ BEENOS人事のつぶやきVol.4

どんな仕事にもお客さまはいると思っています。

自分は誰のために働いているか、何のために働いているのかということを意識するいいきっかけになると思います。お客様は広く捉えれば例えば消費者だけでなく、社内の人だったり、自分の家族や子供だったり、株主だったりもするわけです。そこでBEENOSで人事をやっている自分の役割において、お客様はだれか?と問えばこういう答えになりました。

BEENOS人事のお客さまは「未来の従業員」と「現在の従業員」です。

未来の従業員ってなに?ってなると思いますが、これは将来仲間として会社にJoin(採用)する可能性のある人たちです。つまりポテンシャルとしては働ける年齢を迎えた全ての人類ということになります。ここからスキルや人物像を絞っていくと数は少なくなるのですが、まだお話をしていない初対面の人とあって見極められまますか?まず無理だと思います。つまりBEENOSという会社の名前と自分が紐づいている状態で会う人は基本的にすべてお客様なのです。

人事という仕事はみなさんが思っている以上にカバー範囲が広いんですね。

なので、面談としてあう学生さんにも120%で向きあいますし、ゆるいイベントですよ〜とか言って開催する場で会う人に対しても全力で質のいい時間を過ごしてもらいたいと思って向き合います。この積み重ねがいつか成果として返ってくるくると思っています。単純な積み上げではなく、複利のように増えていくイメージです。

そして、現在の従業員は私にとって大切なお客さまです。

会社という箱がある大きなゴールに向かって進む船だとします。その大きな船にのっている仲間には因数分解した目標が課せられており、一丸となって役割をまっとうすることによって、個人では成し得ない大きな達成を実現するのです。人事はよりはやく目標を達成できるように外部から仲間を連れてくるし、今船を動かしている仲間がいかに継続的にパフォーマンスを出し続けられるかを考え行動にうつす仕事です。ずっと従業員のこと、組織の未来のこと考えているといっても過言ではありません。

1分でも空いた時間があったなら私は社内を歩き回ります。だってそこにお客さまがいるから。

仲間(従業員)の顔色や活気、空気感や環境は実際に社内を歩いてみないとわからないものがあります。むかしドラマで「事件は会議室で起きているんじゃない 、現場で起きているんだ!」というセリフがありましたが、言い得て妙だと思います。世の流れとしてリモートでものごとが進められるようになってきました。近所の八百屋からネットショッピング、放課後の教室からグループチャット、鉄砲からドローン、会議室からリモート会議など。でも本質を握るのは人間やその心理だったりします。それを忘れて施策を考えたりすると居心地の悪い社会、働きがいのない組織になってしまうと考えています。こんな時代だからこそ従業員というお客さまが徒歩圏内にいるのだから、彼らの様子をみにいくことは当然のことだと考えています。

従業員はお客さまっていう表現は冷たい?

そういう意見もあっていいと思います。ただし弁解をしておきます。職場や会社で一緒に働く従業員は同じ目標に向かって進む大切な仲間だと思っています。でもその意識だけだと危険かなーって思っているのも事実です。継続するビジネスって共通点があって、それはお客さまとサービス提供者がWin - Winの関係であるということです。この関係が崩れると続かないですよね。仲間って意識は大切なんだけど、気をつけないとWin- Winの関係が崩れることがあります。「仲間なんだからいいよね!大丈夫だよね!」を履き違えると、サービス残業とか、業務負荷とか、悪い職場環境とか、低賃金につながってくるケースもあると思います。従業員は大切なお客さまであるという意識をもつだけで、長期的な関係を作ることに意識が向いてきます。

お客さまとともに成長できるビジネスって素敵ですよね。私も組織と従業員の関係においてそこを目指しています。

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