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モノを作るアイデア、モノを売るアイデア

昨日、dream campusというところで話させていただきました。 その際に質問で出てきて答えた話がよかったので紹介します。 この話は改めてまとめたいけど。


Q「モノをつくるアイデアの出し方は、自分の経験や自分の欲望、欲しいものからきているとおっしゃってましたが、モノを売る際や経営においてのアイデアの出し方はどうされているんですか?」


A「基本的には全てにおいて、自分の体験したことをベースに考えています。自分が買い物したときにすごくグッときた顧客サービスは真似したり参考にするし、こういったときに見た広告は響いたなといったものも自分なりに分析しています。でも、広告や経営においてもうひとつの考え方ができるとすごく楽になってきます。それはRPG的な考え方です。私はドラクエが大好きなのですが、ドラクエで武器を買うときはすごくコスパというものを気にすると思うんですよね。限られたお金の中で攻撃力が少し上がる安めの武器か、攻撃力がまあまあ上がるけれどかなり高めの武器を買うか。はたまた、防御力をあげるための盾を買ったほうがいいかもしれません。もしかしたら弱めのメンバーだけ武器防具を強化して他は手を抜くのがいいかもしれないし、もしかしたら蘇生呪文を使える主人公だけバリ強くしたほうがいいかもしれません。そのように、持ち金を考慮してその場での最大限の効果と、次の町に進んだ時の需要とメンバー内での成長スピード等を考慮したうえで包括的に考える力、これは経営や広告にすごく生きてきます。会社として使えるお金が限られている中で、どの商材にどれだけの予算をつけて、いつ、どのくらいの効果を出せるかという費用対効果の最大公約数というか、その駆け引き的な部分がモノをつくる際のアイデアの出し方とは違う、数学的RPG的な考え方だなあと思っています。どちらもスイッチを入れ替えて使えるとすごくいいですよね。」

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