〜就活を2回して気づいた志望業界の決め方〜
ここ最近、新聞やネットニュースなどで「新卒就活は空前の売り手市場」と騒がれています。
一方で、なかなか内定を貰えない19卒や、何をしたいのか分からない20卒も多いという記事も多くあります。
そこでこの記事では、私の2年間にわたる就活生時代に考えていたことを書いてみようと思います。
面接のテクニックやESの書き方などは年々進化していると思ったので、ここではどのように受ける業界を絞ったかをまとめました。
1度目の就活がうまくいかなかった理由
一番の原因は「志望動機」が相手に響かないことでした。
就活のセミナーや就活対策本には「夢を持て」「目標を持て」と多く書いてあったものの、当時の私に人生をかけて達成したい夢などなく(今も明確に決まってないのですが。。)、受けたい業界に照らし合わせてそれっぽい夢を作って会社を受けていたなぁと思います。
もちろん小手先の志望動機が通用するはずもなく、人事や現場で働く社員にことごとく見破られ、連戦連敗でした。
1回目の就活に失敗した後、手当たり次第に本やサイトを漁り、キャリア形成の方法には2つの型があることを知りました。
それが、「山登り型・川下り型」です。
自分なりのキャリア形成方法を見極めるべき
図にあるように、
「山登り型」はすでに人生の夢や目標が明確で、目指す姿が明確に描ける人
「川下り型」は目の前にある目標に一生懸命になることで、キャリアを形成する人
を言います。
山登り型の方が将来の自分を明確に描ける分志望動機が明確なため、希望の会社に内定する確率は高いと言えます。
そこから就活セミナーや本では「山登り型になること」を強く勧めてきます。
しかしながらこの「型」は、今までの人生の経験や困難の乗り越え方などに依存し、簡単に変えることができるものではなく、偽ることも難しいと思います。(私が就活で実証しました。笑)
私は明確な「川下り型」であるにも関わらず、「山登り型」だと偽っていたことが最大の失敗原因でした。
川下り型志望動機の決め方
では、「川下り型」の人は将来働く会社をどのように決めればいいのでしょうか。
川下り型は目の前のことに一生懸命になることで、段々と向き不向きが見つかると言われています。
そこで自分が一番モチベーションが上がる条件を探すことが大切になります。
1回目の就活に失敗した後、自分なりのやり方を考えました。
モチベーションが上がる条件
友人や説明会であった就活生、大学のキャリアセンター、先輩など多くの人の話を聞き、新卒が「働く上で大切にする条件」を7種類に分類しました。
もちろん、この中から1つしかないというわけではなく、この中のいくつかが組み合わさって決まる人が多いでしょう。
それぞれの項目の細かい分類の例は以下のようになります。
これを参考に自己分析・他己分析等をもとに譲れない条件を洗い出し、業界に当てはめながら諸条件と照らし合わせてスコアリングを行います。
以下が一例です。
こうして落とし込むことで、納得感を持って興味を持つ会社を選択することができます。
実際に私もあらゆる業界を調べ(公務員からスタートアップまで)40業界近くに分類し、2回目の就活では納得感を持って終えることができました。
この方法では、「多くの業界に関しての知識の収集が必要で大変」というデメリットもありますが、「定性的な価値観や考えを定量的に落とし込むため、納得感が増す」というメリットがあるため、優柔不断な人、業界選びのやり方が全く分からない人などにはオススメです。
就活を2回した感想
最後に就活を2回した感想を書いておこうと思います。
就活している当時は大きなプレッシャーがかかっていました。2回目というだけで態度を変える面接官もいたのも事実です。
ただ、1回目の失敗原因が明らかだったので、必要以上に不安になることなく臨めました。
また、入社してからも全く気になることはなく、私自身それまで大きな挫折もしたことがなかったので、今となってはいい経験だったなと思います。
就活は答えがないので、迷ったら近くの大人に相談し、自分なりに答えを探してみてください。