1
/
5

これまで力を入れてきたことを踏まえて   私の社会への志・願いについて

実は私、現役での大学合格が叶わず、1年浪人生活の経験があります。

毎朝5時に起き、電車移動後、7時半から1時間自習。

その後9時から21時まで、授業と自習の毎日でした。

結果第2志望の大学には合格したのですが、ただひたすら勉強に打ち込み、志望大学に入学する事

のみが目標であった為、達成後燃え尽きた状態になり、大学入学後はやりたい事も見つからず

最終的には四年間の留年(※うち一年は、第一志望の会社から内定をらうも、卒業単位不足で

内定取り消しの就職留年を含む)を経験し、八年をかけて大学を卒業した経験があります。


一時、大学を辞め、本気で美容師になろうと思い、理美容専門学校の説明会や一日体験入学にばかり

参加していた時期もありました。

ある日、某美容専門学校の説明会に参加した際、担当の方からこう言われました。

横山さん、あなたはご自分の意思で大学に入学しましたか?

それともご両親に勧められてですか?  

私は迷わず、「自分の意思です」と答えました。


すると、あなたも二十歳を超えた成人ですよね?

ご自分の意思で大学に入り、学費・生活費もサポートしてもらっているのだから、

ご自身の義務・責任として大学は卒業された方が良いのではないでしょうか?


あなたは今、目の前の事しか見えていないので、遠回りと思うかもしれませんが、

これから先の長い人生を考えれば、2~3年なんてたいした事はありません!

是非、ご両親への義務・責任を果たしてからうちにいらしてください。

この言葉にハッと我に返り、大学に戻るという、気づきの貴重な体験をさせて頂きました。


その時に痛感したこと、それは。。。

授業とサークル活動とアルバイトという決まった環境・人間関係の中でのみ過ごしていたのでは

自分の中の価値観・考え方に新たな気づきが生まれにくいのではないか?

もっと外に出て、自分が普段接する機会のない大人や違う世代の人と数多く交流する事により

感受したものの中から何かひとつでも気づきが生まれ、考え方の選択肢が増え、新たな価値観が

芽生えることにより、将来人生の岐路に立った際、自分の意思で道を切り開いていける力(生きる力)を

身に付ける良いきっかけになるのではないか?という事です。


私は実体験から大学生活の事を書きましたが、この事はすべての教育段階に共通の課題なのでは

ないでしょうか?

各教育現場の講師・職員が関わるのは、ご自分の持ち場の教育段階のみですが。。。

生徒の人生はその後もずーっと続いていきます。

目の前の学力向上・志望校合格も大事なことですが、あまりにも偏っていないでしょうか?

私はその後の人生を生徒とともに考える「社会人×大学生」や「大学生×高校生を含めた下級生」の交流会

を学生自ら興味・関心・悩み・課題をもとにテーマ設定をし、ワークを作成し、ありのまま・本音で

話し合うという内容の課外授業としてのカリキュラムがあっても良いと思います。


私は、一方的に教わる”教育”ではなく、一緒に寄り添い・伴奏しながら、学生自らが悪戦苦闘しながらも

自らの頭で考え続け、かつ色々な人との交流を通じて、自分にはない新たな価値観・考え方を吸収する中

から自分軸を見つけ・信念を持ち、少なくとも18才のときには、周りの意見に左右されず、自分の意思で

人生の岐路を選択できるという生きる力を身に付けた状態で社会に羽ばたき、イキイキとした社会人を

世の中に多く輩出することを私の後半の人生、命を使って、使命として実行に移す所存です。

横山 博章さんにいいねを伝えよう
横山 博章さんや会社があなたに興味を持つかも