1
/
5

僕の新卒1社目選びの理由と5年ごしの答え合わせ

現在の仕事について

私は現在、バイク用品の通販サイト「Webike(ウィーバイク)」他、様々なバイク関連サービスを展開する株式会社リバークレイン(本社東京)の横浜にある拠点に勤めています。

現在の職種はマーチャンダイザーで、仕入れや取引先との交渉全般を軸に、販促企画やその実施根拠につながる市場調査やデータ分析等を行っています。

大学時代のこと

私は長崎県松浦市福島町という九州の田舎に生まれました。第一志望の国立大学の受験に失敗し、私立の九州産業大学 経済学部に入学。学外での活動で大きな刺激を受け、地域おこしドローンスタートアップといったキーワードのビジネスへの関心が強くなりました。ただ、新卒1社目で入る業界としては力不足だと感じていました。

新卒1社目として現在の会社を選んだ理由

まだ"何者でも無い私"が、現在の会社を選んだ理由を端的に表すと以下の3つです。
その1. コミュニケーションが取りやすそう
その2. 仕事の成果をスケールさせやすそう
その3. テッペンからしか見えない景色がありそう

その1. コミュニケーションが取りやすそうだった (職場環境のハナシ)
大学生の時の最たる趣味のひとつがバイクでした。バイクビジネスに特化した会社なら、そこで働く社員もきっとバイク好きで話のうまが合うだろうと踏みました。アルバイト等で人間関係に苦労したことが背景にあります。関係性が良ければ質問もしやすいし、絶対するであろうミスや失敗起因のギスギスも少なく、仕事がしやすくなる=成長しやすいと考えました。

その2. 仕事の成果をスケールさせやすそう(業態のハナシ)
メイン事業がネットショップで、物流さえ通っていれば商圏は実質無限。海外へも展開していたので、自身の仕事の成果がスケールしやすいと考えていました。会社規模も、私が就職活動していた当時の2018年数値で年商100億円目前(92億9500万円)で、創業からずっと成長し続けていました。

その3. テッペンからしか見えない景色がありそう(業界のハナシ)
経営や販売戦略理論のひとつ「ランチェスター戦略」では「テッペンかそれ以外か」で取るべき戦略が180度変わります。テッペンの企業にしかでいない戦略があるので、それを現場で体験したいと考えていました。日本国内における「ネットショップ」カテゴリのテッペンはアマゾン、これに対し「バイク用品専門ネットショップ」カテゴリと少々ニッチな業界ですが、テッペンは間違いなくウェビックでした。少なくとも日本のバイク業界は人口減少や時代背景からも完全な減少局面でしたが、そういう局面でこそ体力のあるテッペンの企業が強いと考えていました。

この他にもいくつか理由がありますが、究極いうと「働きやすいそう」「楽しそう」「いろいろ勉強できそう」が理由です。

5年働いてみての答え合わせ

5年働いてみて、これらの理由の答え合わせです。

その1. コミュニケーションが取りやすそう
大正解でした。社員のほぼ全員がバイク好きなので、必ず「何のバイク乗ってるの?」というコミュニケーションが発生します。「バイク」という共通言語があるだけでグッと話しやすくなります。レースに会社メンバーと一緒に参加することも多く、職位や部署も関係ない仕事以外のコミュニケーションがかなり充実し、つまるところ業務に関するコミュニケーションも円滑でした。九州から私自身、かなりこれに助けられた

その2. 仕事の成果をスケールさせやすそう
これも正解でした。やはりネットショップは商圏が実質無限です。戦略を考えるときは日本地図を広げることができるのでスケール感は広いと感じました。海外への進出もかなり進んでいて、まだまだスケールを広げることができると感じています。現在年商150億超の企業規模なので、仮に物流部門等でも提案1つでそれなりのスケールにできると考えています。業態に加えて、規模なりに成果がスケールできる職場で、やる気に繋がりました。

その3. テッペンからしか見えない景色がありそう
またまた正解でした。読みは正しく、小さい業界ながらもテッペンゆえに面白い話が飛び込んできたり、逆にこちらから面白いことを仕掛けやすかったりと、テッペンからしか見えない景色はやはり存在しました。一方で、テッペンを死守しなければいけないので全方位の競合を注視し続ける必要もあり、おのずとテッペン以外の企業が取る戦略についても多少の知見が溜まってきたと思っています。

結論、全部正解でした。

業務内容は面白かったですし、自部署の上司や同僚に恵まれ、他部署メンバーからも助けられました。期待からチャレンジの場をたくさん押し付け与えて頂きました。期待に応えられるよう頑張っていたところ、社史上おそらく最年少26歳で管理職登用に至りました。これは本当に支えてくれた人たちのおかげです。

この会社はまだまだ改善すべきところ、獲り切れていないところがたくさんあります。
これはつまりは成長の余地が十分にあるということです。

自身のキャリアについてもいろいろと悩む日々ですが、これだけ仕事に夢中にさせてくれる会社もそう無いと思っています。

いずれにせよ、次の5年後がどうなっているか、自分でもとても楽しみです。