kurashiru [クラシル] | 料理動画(レシピ動画)で簡単おいしい
kurashiru [クラシル]は料理レシピ動画でおいしい料理を簡単に学べ、きょうの献立、冷蔵庫の残り物、スーパーの材料で、家族も喜ぶ美味しい料理のレシピや作り方を分かりやすいレシピ動画でみれます。
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初めての会社を選ぶ時、何を基準にして最終的な選択をするでしょうか。自分が本当にやりたいことをするために、起業という道を初めから選択する人、独立することを目的に経験のために大手に入った人、あるいはいただいた内定の中から自分が一番活躍できる場所を選択した人もいると思います。
様々な意思決定がある中で、僕が初めて社会に飛び出すための場をdelyに決めた理由を書きたいと思います。
まず、結論から書きます。
僕がdelyに決めた理由、それは
delyが一度、失敗をしたから
です。
その他にも、自分のスキルと照らし合わせた時に、最大限に力を発揮できるかもしれないと感じたからなど、様々な要因がありますが、その中でも大きな要因が上記です。
発明家として知られる米国のトーマス・エジソンは失敗をこう表現しました。
I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.
俗に、「失敗は成功の母」と言いますが、失敗から何を学び取り、次に活かすのかが成功への一歩となると信じています。失敗しても次にチャレンジできる人は、あらゆる面で強いです。
さて、話は戻りますが、僕がdelyに入る前のdelyはデリーというフードデリバリーサービスを展開していて、その事業の後にキュレーションメディアを立ち上げ、動画メディアへ広げつつ、現在はレシピ動画サービスであるkurashiruを運営しています。
僕がdelyに入る直前までは、このフードデリバリーサービスからピボットしたことしか知らず、動画メディアを運営していることは知りませんでした。
下記の記事を読むと詳しいです。
フードデリバリーサービスから、キュレーションメディアにピボットをするタイミングで、CTOの大竹さんを残して社員が全員辞めました。そのことについて書かれている記事が次の記事です。
この記事の中盤の文を引用します。
しかし、順風満帆だったわけではありません。メディア事業を始めた途端、「メディアをやるために入ってきたんじゃない」と共同創業者以外の全員が辞めてしまいました。優秀なメンバーたちに辞められるのは本当に辛かったです。ただ、その時の辛さが今自分自身の「いいチームを作ろう」「社員を大切にしよう」という気持ちを強くしてくれていると思います。
学生時代に、僕自身も登記はしていなかったにせよ、複数のチームでエンジニアとして加わっていたことがあります。最初のプロダクトでは、webサービスやスマホアプリをローンチするもピボットが重なり、共同創業者と衝突、かなり言い合った末に喧嘩別れとなりました。次のサービスでは、学業との両立が困難になり、最終的に離脱という選択肢を取らせてもらうことになりました。また、様々な方と面白いサービスを立ち上げようと話は盛り上がるものの、ポシャってしまうことが多かったです。
delyのように、壮絶な展開はなかったにせよ、人と人との関わりの中で心が疲弊してしまうことが多々ありました。その度に、僕もいいチームを作りたいという想いが強くなっていきました。
その上手くはいかなった経験の中で、多くのアプリケーションの0 => 1を行い 、その度に自分のできることの幅が広がっていくのを実感していました。
自分一人ではなく、誰かを巻き込んで何か事を起こす時、想像以上のエネルギーが必要になります。それはただ単に身体的なものであったり、コミュニケーションコストを起因とした精神的なエネルギーであったりします。何が言いたいのかというと、0 => 1を行うためには、心の中である程度の決意が伴うという事です。ただ、強制力は全くなく、仕事としてお金をもらう訳でもなく、それを生業として一生食べていかなければならないという訳ではないので、自分がやりたくなければやらなければいい、それだけです。
僕は自分の経験の中で、思い切って一歩を踏み出さなければ何も始まらないと考えていました。そして、挑戦には失敗がつきものだということも。生意気な事を言いますが、歩き続けなければ、石にも躓きません。転ばないし、痛くもありません。しかし、躓くかもしれないと歩みを止めてしまえば、その先に行き着くことも叶いません。先の景色を見たいのであれば、チャレンジを続けるしかないのです。
話を戻します。僕がdelyに再会したのはちょうどレシピ動画サービスが急速に伸び出したころで、delyが五反田に移転してきて間もない時でした。以前から知り合いだった柴田さんにkurashiruというサービスの事を聞きました。その時は正直なところ「あー、あのフードデリバリーの会社か」としか思ってなかったですし、メディアがぼんぼん立ち上がってるころだったので、端から見たメディアに技術的な魅力も感じてなかったです。
その後に、近いこともあり、オフィスにお邪魔することにしました。ベンチャーのオフィスは大体はマンションの一室だったりするので、delyの新しいオフィスを見た時は、その広さに正直驚きました。かなり印象に残っているのですが、小さい会議室で、CTOの大竹さんやCEOの堀江さんを交えて話をした時に、「これはくるわ」と直感的に思いました。まだ調達の話を聞いた訳でもなかったし、現在放映しているCMの話もなかったし、サービス名も有名でもなく、SNSでたまにみる料理を動画にしたやつねくらいでした。ですが、このサービスは絶対に伸びると確信できたのは、delyが一度失敗していることが念頭にあったからではないかと今は思っています。今度こそ死んでも這い上がってやるという信念や執着心にも似たものがひしひしと伝わってきました。
オフィスに行ったその日に、ジョインする事を決めて、大学院を中途退学し、現在に至ります。
僕らは、まだ何も成し遂げてないし、これからも多くの石に躓くと思います。組織が日に日に大きくなって、サービスも嘘かよと思うほど伸びてくると、見えている景色が急速に変化して、様々なことが起こります。サービス開発でもそうですが、より複雑化してくるとgemを入れただけで丸っと解決してくれるような黒魔術的なものは全然なくて、地道なことの繰り返しです。数え切れないほどの失敗をします。取り返しがつかないような大きな失敗もしてしまうかも知れません。その度に、周りがサポートしてくれたり、自分からサポートしたりしてなんとか乗り越えています。この小さな成功の積み重ねが、僕は楽しいと思うし、やりがいにも繋がっています。
delyでは、幾度の失敗でも折れず、次に活かす事を良しとする文化がしっかりと根付いています。やりようによっては、様々ことにチャレンジすることができる環境です。
僕のココロオドル瞬間は、プログラミングを通してより沢山の人に幸せを届けるためにコードを書いている時なので、本音でぶつかり合えるこのチームで四苦八苦しながらもコードを書いて、全力で挑戦していくしかないなと思っています。
※ サムネイルはこの記事に全く関係がありません
delyでは、失敗を恐れず、果敢にチャレンジしてくれる仲間を募集しています!